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スマホ断ち

夏至のタイミングにスタートしたことがある。友達のSNSの投稿で知った『スマホ断ち』の本を参考に、そのサブタイトルである「30日でスマホ依存から抜け出す」に挑戦することだ。

ここのところの疲れには明らかにネット使用時間の多さがあると実感していた。最近は仕事のやりとりにもSNSが使われることも多く、業務の間も気に留めてしまう。SNSの投稿から面白そうなリンクをクリックし、またその先までクリックし・・としているうちに、あれ、もうこんな時間?!ということもしばしば。のみならず「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」という気持ちが大きくなり、そのどれもに着手できていないではないかという焦りが高まり、もとより整理整頓の苦手な私は、多くの情報的刺激の渦のなかで「やらなきゃならないことがたくさんだけれどどうしていいかわからない」地獄にのみこまれていたのだ。気持ちとしては「忙しい」しかし、実態はSNS・ネットを眺めることに気づくと何時間も吸い取られていることが「時間のなさ」を増幅しているという、なんとも滑稽なループであろう。

ということも、言葉にしなければ気づけなかったことで、スマホとの関係を見直すきっかけをくれたこの本にはすでに大きな感謝がある。

2日目の今日(夜の合気道の稽古の後でうっかり寝落ちしてしまい、夜中に目覚めて今頃、6/22(昨日)の分を書いています)のテーマはスマホとの「いまの付きあい方を把握する」。

  • スマホの好きなところは?

    • すぐにタイムリーな情報を手にすることができる。現在いる場所やこれから訪れる土地の天気とか、交通情報(電車遅延の有無を含む)とか、オススメのレストランとか訪れる場所の地図や口コミなど。

    • とても素晴らしい風景に出会った時など、ライブ配信も気軽にできること。

    • 持ち運びに便利なので、いつでも気軽に写真が撮れる。散歩やジョギング時にも役立つ。

    • ランニング時にaudibleを聴けるのは素晴らしい。Nikeアプリで走る記録をとることができるとか。

    • 撮った写真の日時がわかるので思い出保管庫としてもとても便利。

    • メモ帳がわり

    • とにかく移動に便利(電車、飛行機のチケット、、のみならず、ナビにもなる)

    • 時計がわり

    • 音楽、ラジオも楽しめる

  • スマホで困るのはどういうところ?

    • 目が疲れる

    • 気になって何度も見てしまう(それも無意識に行なっている)

    • 疲れるのにやめられない中毒性

    • 姿勢が悪くなった(スマホ首、手の指の疲れなど)

    • 実際に人とあっていなくても交流したような気分になってしまう(ふと我にかえると、あれ?なんだっけ?という感覚)

    • 時間の感覚が麻痺する

  • スマホを見る時間が多くなったことで、何か自分に変化はあったか(最初にスマホを手にして以降の変化で思い当たるものは)?

    • スマホがなかった時には、ご飯を食べながらスマホを見てしまう、ということはなかった(携帯のメッセージの受信を気にする程度)。

    • ひょっとしたら、携帯の時代の方が、今よりも「通話」していたかもしれない

    • 待ち合わせに遅れたりすることの罪悪感が減っているかも?(待っている間もスマホを使って何かしらすることがあるだろう、というのがお互いの暗黙の了解になっているようなこともあるかもしれない)

    • 仕事がいつでもできてしまえるようになった(オンオフの区別がつけにくくなっているのかも)

    • 何かを購入することが前よりも気軽にできてしまう

    • 写真を撮る→投稿する、という流れがシームレスになった

つぎに・・・
"一ヶ月後のプログラム終了時の自分を想像してみよう。どんなふうに新しい関係を築いていたいだろうか。時間ができたらやりたいことは?どんな収穫があれば嬉しいだろう。自分の変化を誰かに指摘されつとしてどんなふうに言われたい?どうなっていればスマホ断ちが成功だとおもうか。それを実現した自分に向けてお祝いのメッセージを書いてみよう"

  • 頭がスッキリしている!

  • 目や首・肩の凝りが減っている。

  • 一日の時間ってこんなにあるんだ・・と実感。

  • 外をみる時間が増える / 外で過ごす時間が増える

  • 実際に触れたものを選ぶ頻度が高くなる

  • 食事の時にテーブルの上にスマホがない!

  • スマホ首さよならー。

  • 表情がより豊かになっている

  • 食事をよりゆっくりあじわって食べている

  • 毎日が健康生活(リトリートにわざわざ出かけなくても日々が健康)

ここまで書いて思い出した。そうだ、もう十数年前に私はテレビを手放したのだった。ついついつけてしまう、という理由から。あれはたしか2008年、名古屋に引っ越したタイミングの出来事。それで、なんとなくテレビを見てしまう、ということが生活から消えたが、代わりにスマホが台頭してきた。暇つぶし、というか、気づいたら見てしまう、という存在としては、テレビと比べてスマホの中毒性はずっとずっと高い。なんて侵食性の高いやつなのだ・・・。感謝もたくさんあるけれどね。

そして、感謝でもっといっぱいにしたいから、感謝してお付き合いできる程度の健全な距離感を是非見つけていきたいと思っています。

ありがと、スマホさん。あなたとの新しい関係、楽しみにしています。