アートディレクターの渡英日記:初めてのパリ:4月(美術館編)
パリの美術館編
はじめまして。
日本でグラフィックデザインに携わって約13年、アートディレクターの村口です。
普段はファッションのフォトディレクションやブランディングをメインにお仕事をさせて頂いています。
詳しくはHPをご覧ください。
ルーブル美術館
ルーブル美術館に限らずですが、こちらの美術館はどこもとんでもなく広い。
そして物量の多さに圧倒されます。
あまりにも広すぎてルーブル美術館ではもちろん迷子になりました。笑
サモトラケのニケは、私が中学時代にハマりまくっていた彫刻です。
教科書に載っているニケの彫刻を見て、デッサンをしていました。
これが本物か!という感動と、思っていたよりも小柄なんだな…!という感想。
モナリザは特に行列ができていたエリアです。
モナリザに特別な思い入れはないものの、最前列までいって数秒じっと見ていると、不思議なもので写真や映像で何度もみていたはずなのに、本物からはなんとも言えない深みを感じるものですね。
多くの人が魅了されてきた歴史も、すごく納得できました。
ミロのヴィーナス
廊下を曲がってミロのヴィーナスの姿を初めて見た時に、一瞬体が震えました。
自分でも驚きです。美術作品を見て体が反応することは正直なところ殆どありません。
それなのに、目にした瞬間身震いした、という自分にとても驚きました。
多くの彫刻が周りにたくさんある中で、ミロのヴィーナスを見た感想は
「美しい」
という言葉に尽きます。
それ以上の余計な言葉はいらないし、それ以下でもない。
ただただ美しい、と感じました。
ヴェルサイユ宮殿
もう、とにかく広い!
特に庭が本当に広すぎる!
ヴェルサイユ宮殿での展示は、ほかの美術館にはない世界観を感じました。
色使いやモチーフなどが、私が想像していたマリーアントワネットの世界がそのままそこにはありました。
こんなに広い宮殿で、毎日こんなに広い庭にいて、私だったらこんな場所に住んでいたら外の世界のことは気ににならないだろうし毎日暇でパーティもしたくなるだろうし、まさか外の世界がこことは全く違う世界だと想像することは難しいだろうな、と、想像を巡らせていました。
一つの街かと思うくらい広かった。
動画にもまとめてみました
パレ・ド・トーキョー
フランス政府の建てた万博のモニュメントだそう。
現代美術、コンテンポラリー・アートが中心で、絵画、彫刻、インスタレーション、デザイン、ファッション、ビデオアート、映画、文学、コンテンポラリーダンスなどの展示、上演が行われているそう。
ここの美術館、とにかく良かった。
当初は行く予定ではなかったけれど、時間があったのと、夜中0時までやっているということで足を運んでみたのだけれど、何時間か居座ってしまった。
歴史のある素晴らしい美術作品も好きだけれど、ここ数年でようやく現代美術の魅力も感じるようになってきた私にとってはとても魅力的な場所だった。
ビデオアートは、英語の字幕がついていたけれど、早くきちんと理解できるようになりたいな。
ぜひ動画を見てみてください
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