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日本酒バウムなるものを

バウムクーヘン博覧会の戦利品、日本酒バウムをずっと食べそこなっていたのでついに。
ボンボンショコラといい今回のバウムといい、アルコールのあるお菓子が好きなわりに食べるタイミングを逃しすぎてしまう。「今じゃないな……」「今日はそんな贅沢は……」を繰り返していたら賞味期限間近です。まったくもう!

ちなみにバウムクーヘン博覧会ははじめてで、有名ブランドはもうそれはそれは大行列だった。人がもわもわいるな~と思って看板を見ると、クラブ○リエだったり。博覧会限定の、フォンダン(周りのしゃりしゃり砂糖のところ)3倍!っていうミニサイズバウムがあったみたいで、めちゃくちゃ気になったのだけど買えず……。フォンダンもだけど生地のふわふわしっとりさは、やはりこのブランドならではのクオリティだなと思っている。ファンです。

あとはこれも博覧会限定?だったかもしれないのだけど、バウムクーヘンのなかにクレームブリュレが入っている冷蔵系のものが大人気だった。あそこに並べばいいのね~と見てみたら、通路を挟んでその倍以上の並びようを発見するあれを体験しました。人気店あるある……。
冷蔵ケースに収まったそのブリュレバウムは、たしかにカラメルがいい感じに焦がされていてめちゃめちゃおいしそうでした。もはやクレームブリュレやないかと。なぜバウム?と考えてしまうのは愚問。

びっくりしたのは、都道府県ご当地バウムの多さ! ブランド販売ブースの敷地と同じくらいの広さのスペースにずらっと陳列されている。47都道府県それぞれ平均して4,5種くらいのバウムさんがいたかも。いったい全部で何種類あったのかわからない。一周するのにもひと苦労だった。ぶっちゃけバウムクーヘンって、ある程度形や種類に限りがあるので、あれ、これと似たようなのをさっき……気のせいか……といろいろ考えながら、全国ご当地のを見て回る。
特にピスタチオは人気だったみたいで、売り切れ続出だった……ピスタチオ愛好家としてはとてもかなしい。

それで日本酒バウム、たぶん休日の午後のおやつとかにすればいいのだと思うが、ノリで遅起きモーニングの一員に抜擢してしまった。1%以上のアルコールを含む、食べたら運転するなと書いてある。こんなに小さいのに……!
なんと原材料も、小麦粉よりも日本酒のほうが多いというおどろきののんべえスイーツ。砂糖が一番多くて、その次に日本酒。すごい。焼いたあとに日本酒に浸すらしいので、そのくらいにもなるか。

いざお口へお迎えすると、おどろくほどのしっとり感で、じゅわじゅわと舌にほどけていく日本酒の風味! 新感覚……! サバランの和風仕立てみたいな感じ。ブランデーケーキとかもこういう系統の味わいなのかしら。思い切って日本酒と合わせて嗜むのもギルティながら良さそうだな、などと考えつついただいた。一切れのお値段を考えるとなかなか高級スイーツだった。ごちそうさまでした。


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