石村まい
つらつら連ねたエッセイたちです。
読んだものの感想をぽつぽつと。
過去作をまとめていきます。
生い立ち 🌊瀬戸内海沿い生まれ。京都大学卒。関西在住。 ✏高校生のときの俳句甲子園出場をきっかけに俳句を始める。京大短歌にすこしだけ所属して短歌をほそぼそと再開。賞やコンクール、インターネット投稿などは2023年夏頃から本格的に開始。2024年からエッセイを始める。 嗜好 🥖パン 京都で目覚めてしまい、以後エンゲル係数の上昇にのっぴきならない割合で加担している。後悔はしていない。ホームベーカリーで食パンを焼いて、本来は冷まさなければいけない時間を勝手に省略してアツアツを
詩歌や小説のほかにひとつ趣味をあげるとすれば、「音楽」である。 幼いころにほんの少しピアノをやらせてもらって、特に難しい曲を弾けるようになるでもなく辞めるというよくあるコースを辿ったのだが、中学生のときに出会いがあった。 伯父さんがやっていたというフルートが家にねむっていて、その華奢な見た目とまろやかな音色に惹かれたわたしは、吹奏楽部に入った。 ほかの楽器には目もくれず、フルートを熱く希望。楽器体験のときにウンともスンとも鳴らなかったのだが、練習あるのみじゃ!と覚悟を決めて
組版の記憶がひらひらとどこかへ飛んでいっている。 1月の文学フリマ京都、どちらかというと不安要素のほうが大きい。 ・単独で出店すること ・みんな夏の大阪に行っちゃったから、京都には来ないかもしれないこと ・みんなって言うほど知り合いがいないこと ・売れるのか? こういうとき、同人かなにかに所属していれば、ついでに私家版を置かせていただけたりするのかも…と厚かましいことを考えてしまう。 出版社に早く見積をお願いせねばなのだが、頁数と部数のために悶々。 去年、合作でつくった
第4回ぶりに選者を務めさせていただきました。 連作部門の選をするのは初めてです。至らぬ点も多いかと思いますが、やさしく読んでいただけたら嬉しいです。 例によってパンの名前を冠した賞となっています。苦手なものに当たってしまった方はごめんなさい。一緒に捏ね直しましょう。 ※作者名は伏せた状態で、作品のみを拝見して選をおこないました。 ※敬称略で発表させていただきます。 特選 ずっしりあんぱん賞 「ぬいぐるみ引退」/onwanainu タイトルのとおり「ぬいぐるみを引退する
2024/10/12の文芸選評にて、小島なおさんより短歌を採っていただきました。 パフェグラスに光の帯はめぐりつつあなたを福耳にしてみたい 小島なおさん、いつかお会いしてみたい歌人のひとり。 ありがとうございました。 パフェ、食べたいなあ。これからだんだんと気温が下がってくるけれど、アイスやパフェは年じゅう食べていたい派。溶けにくいから急いで食べなくていい。 にゃんこパフェ、懐かしい。見た目だけでなくお味も抜群で、パーツひとつひとつに愛が感じられるんです。しずかなブック
今月は初めて、三首掲載いただきました。 ありがとうございました! 俵万智選「文字」佳作 「もしものときリスト」の父の筆圧はなにかをゆるしつづけた強さ 川野里子選「白」佳作 ともだちはひとりで足りるはずだつた紋白蝶は夢にただよふ 枡野浩一選「だいすき/だいきらい」佳作 オムライスに描こうとしてる「だいすき」が「だいす」で終わるあなたでいいよ 大森静佳さんの選は、初投稿の6月号を最後になかなか突破できず……! TV放送の入選も狭き門ですが、いつかいつか……と思いながら投稿
超結社の句会に初めて参加した。最近まで「超」の意味をはき違えていて、「めちゃくちゃ結社である」ということだと思っていたのは内緒です。友人も同じく勘違いしていたのを知って、密かに安堵したりもした。 梅田ダンジョンで見事に迷い、就活のころを思い出した。あのときも大阪駅前なんちゃらビルに、インターンの面接に行ったのだった。帰りの京阪電車で、かぼちゃの鈴カステラを食べたのを鮮明に覚えている。 改札を出て、Googleマップのとおりに進もうとすると、地上の交差点に信号がない。そうだっ
日記代わりの書き散らし。まとまりなし。 10/8の夕方に電話が鳴った。 角川短歌賞の発表時期に迷惑電話がきたときのがっくり感をいまでも覚えているが、笹井宏之賞のことはまったく意識していなかった。 念のため検索をかけたが、今回の番号はヒットせず……。でもどうせ迷惑電話だろうな、と踏んで、なかなかぶっきらぼうに「はい」と出てしまって申し訳なかった。そうか。締切が早まったから、こういう時期になるのか。 内容を聞きながら、自分の「はい」がどんどんハイトーンになっていくのがわかった(
よいこと ・真っ赤な服と真っ青な服、それぞれ着た ・岡山の人気のチェーン居酒屋さんで、いろいろな銘柄の日本酒を楽しめた ・会ってみたかった方々に会えた(歌会) ・幸水梨や冷凍ホタテをいただいた ・人のお祝いのためのシュークリームを自分のぶんも買った ・「葬送のフリーレン」挫折しかけていたが、やっと面白くなってきた ・『囁き記』ぽつぽつと通販でのご注文をいただいている(ありがとうございます) よくないこと ・おこわを全部もち米にして炊いたらガチモチになった ・実家から送っても
お店で出会って、あ~~~~たまらん……たまらんねコレは……となるキッチングッズ。 第一位、箸置き。第二位、お皿。※ただし日によって変動する 我が家の箸置きの数が着実に増えてきているので、いったんストップをかけているのだが、雑貨屋さんにはどうしても入ってしまう。し、食器などのコーナーも見て回ってしまう。足があるのだからしかたがない。 季節柄、梨のようなものが載っていますが、梨です。 写真だとわかりにくいけれど、ちゃんと苺の種の模様も入っている。手塗り感。しかもめちゃめちゃ
友人にエッセイのネタをたくさん送ってもらって、そのなかに「MBTI」があった。あれだ~! 流行っていたのにすっかり忘れていた……! なんだかもう波は失せているような気がしますが、興味があったのは事実なので、遅ればせながら診断をしてみました。きっかけをくれてありがとう! INFJ-A(提唱者) 提唱者……?はて? 結果詳細にはまず、「理想主義」「洞察力」というワードがあった。 理想主義……わたしって理想主義なのだろうか……。 けっこう適当でいいところは適当にやっているはずな
八月、九月は予期せぬごはんイベント(ごはんイベント……?)が続き、日頃の運動不足もたたり、ちょっとぽちゃっとしてしまった。 二キロくらいのお話で、周りから見ると全然わからないらしいのだが、自分だとやっぱりわかってしまう……二の腕とかさ……。 何回もしつこく「やっぱり太ったよね!?」と聞いていると、「せやね」とさらっと流されるようになり、それはそれで悔しくなった。いそがしいな、わたしのこころは。 『囁き記』を読んでくださった方からは「プール行ってませんでした?」と即座にツッコ
第2回カクヨム短歌・俳句コンテストにて、短歌二十首連作「whisper」が大賞を、 俳句二十句連作「角度」が佳作をいただきました。 選者の佐佐木定綱さん、堀田季何さん、ありがとうございます。 またカクヨム100選の一首部門において、渡邊新月さんより評をいただいておりました。ありがとうございます。 そして各部門の大賞、佳作、最終候補、予選通過のみなさま、おめでとうございます。 ふわふわした気持ちではありますが、新鮮なうちに雑記を書きます。 昨年、第1回の開催予告を受けて、短
NHK短歌に投稿するなら、俳句にも投稿すればいいじゃない~ということで、前号分から投稿を始めました。 今月、初の掲載をいただきました~!嬉しい! 堀田季何選「プール」佳作 梁となる四肢よプールの箱のなか これからも投稿していければと思います。 俳句の詠みかたを取り戻しているような、全くそうではないような。そもそも詠みかたなんてなかったのかもしれない……が、頑張りたいです。 前回の採用作品
9月号は全ボツでさめざめとしておりましたが、今月は一首掲載いただきました。 ありがとうございました! 俵万智選「色」佳作 母性という乳白色の塔のこと信じきれずに吸い込むプリン あまり力を入れずに詠んだ歌が良いんだろうな……と、わかってはいるのだが、「選」を意識するとどうしても……むずかしい。 前回の採用作品
2024/8/27放送のひるまえ短歌、お題「火」で特選をいただきました。 前回の入選に続き、選んでいただけてとても嬉しいです。 しかも特選……!?と、びっくりでした。 山階基さん、ありがとうございます! 火をつつむ手つきでそっと咲かされる練り切り 風のすくない町の 放送では、後半の脚韻などに触れていただいていました。背景に実際の和菓子の写真が使われていて、それも嬉しかったな。 特選の場合、短歌の載ったアクリルキーホルダーが贈られるそうで、いまからワクワクしています。 実