マガジンのカバー画像

気づき帖

100
日々の「世の中の見かた」の備忘録。
運営しているクリエイター

#好奇心

反復からものさし

反復からものさし

Tokyo Coffee Festival とやらに行ってきまして。駆け出しコーヒー好きとしては、迷ってなんだかよくわからなくなるくらい、いろんな店が出展していて、まあそれはそれは盛況で、珈琲人気恐るべしっていうのも感じられてよかったんですが。1,000円で5銘柄までテイスティングできるプランがあって。それがよかったですわ。写真がその5回分のテイスティングカップとチケットシールね。

結構いろんな

もっとみる
テクノロジーの行間

テクノロジーの行間

以前企画書で、「メールの普及は便利な社会をもたらした。一方で、手紙を送るときのドキドキや手触りは失われた」的な論旨展開で、便利の裏に隠れた価値がある、っていうストーリーを使ったことがあって。すごいわかる一方で、新しいテクノロジーには、新しい行間があって、そこには新しい情緒が生まれるんだとも思う。

メールが広まった時は、メールにまつわる切ない恋の歌がたくさん出たし、
「あしあと」なんて、よくできた

もっとみる
「一次体験」って大事よね

「一次体験」って大事よね

家でコーヒーを淹れる生活をはじめてみまして。ちょっとしたことだけど、手間のかかる習慣を毎日繰り返すことが、自分のペースをつくることもあるよなあと思ったりしてます。ルーティンってやつですね、最近はやりの。

そして、まだ全然うまく淹れられないわけです… いやほんと不思議なことに、毎回味が違う。なんでだろう。ホント、料理って科学実験だなあって思いますよ、こういう体験をすると。でもこういう、なかなかうま

もっとみる
大切なことは、目に見えてることだってある。

大切なことは、目に見えてることだってある。

物事の「本質」と聞くと、目に見えるものや分かりやすいものではなく、その裏にある抽象概念をついつい通ぶって考えてしまいガチなのですが、大事な要素がどこにあるかは、それが本質か否かとは実は関係ないのだよなって思ったお話。

小学生のときに「ジョーズ」を見て、あまりの衝撃に怖さを通り越して、サメの虜になってしまって。翌日から図書室に通ってサメの図鑑を読み漁りました。その時の私が感じたことは、「インパクト

もっとみる
八方美人力

八方美人力

なぜか最近、いろんな人に「あなたと私は似ていると思う」と言われる。時分が八方美人だからか?共感上手なのか?それとも逆で、マイペースで変わらないからか?あ、もちろん自分だって「この人無理だわー」っていう苦手な人は少なくなくいるんですけどね。

悪いことじゃないと思う。そんでもって、そう言ってくださるAさんとBさんは、全く似てなかったりするってのも面白い。あるいは人なんて、見る側面さえ選べば似ている風

もっとみる
食の違背実験

食の違背実験

2月1日で今の会社も5年目に突入して、だからってわけじゃないのですが、ジュースクレンズ5Daysを実施している今週。おそらく人生でこんなに固形物の食事をとっていないのは赤子のとき以来であろう、新鮮な気持ちです。

なんでそんなことを…とか、信じられない…とか言われるのですが、ダイエットとかそういうことではなく、違背実験なんですねこれ多分笑 失って初めて分かることがある、というか。そういう意味では「

もっとみる
「惜しい感」は体験で、クリアになる。

「惜しい感」は体験で、クリアになる。

シンガポールのプールサイドで発見した人間乾燥機。使用感は、まったく乾きません。おそらく、少し体を温めながら、タオルだけでふくときよりも、なんとなく水はけが早い気持ちになれる、くらいの。

タオルを持っていなかった我々がそれの代わりを期待したのが間違いだったのか、現地の人が誰も使っていなかったという事実が正しいのか。

いずれにしてもいろいろ、学びのある5ドルで、そういう意味では大いにもとは取れたと

もっとみる
「子どもの目」

「子どもの目」

私、マンガってあんまり読まなくて、少年時代もテレビっ子だったんで週刊誌とか単行本に1円も落とさなかったんですが、大人になってから折に触れて読むようにしているわけですね。で、そんな中で連載を追っかけて読んできた数少ないマンガ「Sunny」が10月に終わったんで、遅ればせながら年末に読み終えたわけです。

様々な事情で親と暮らせなくなった少年少女がともに暮らす施設「星の子学園」の毎日を描いた作品で。

もっとみる
Hello 2016 !!

Hello 2016 !!

遅ればせながらあけましておめでとうございます。本年もなにとぞよろしくお願いいたします。昨年は自分にとって豊かな種まきの年だったなあと、振り返るほどに思うので、今年はその芽をどんどん芽吹かせていきたいと思う所存なり。指針は5つほどありまして、

1.「知識」から適度に距離をおく。
「ものすごく考えている」か「何も考えずにリラックスしている」の
2つのギアの切り替えをもっと鍛錬したいですね。
頭が働い

もっとみる
強さとやさしさのハイブリッド

強さとやさしさのハイブリッド

なぜ人は年をとると丸くなるのか。

人間関係の総量が増えるにつれて、「人間みんな、いいとこも至らないところも持ち合わせてる」と肌で知るからだと思う。自分も含めて。それが分かれば、「ここはまずいけど、この一面だけじゃないしねこの人だって」と思えるようになる。

でもその過程をすっ飛ばして言葉としてだけ「みんな違ってみんないい」みたいにわかった風になると、かえって狭い頭になる恐れもあって。なんにせよ、

もっとみる
好奇心の賞味期限

好奇心の賞味期限

こないだ本の断捨離をした。世界のこんまり曰く、「いいから一度全部引っ張り出して一か所に集積しろ」とのことなので、出し切ってみたらまああるある。そのほとんどが積読であり、積んだことすら忘れてるんだから嘆かわしいわけですが。

どの本も確かに偽りなく「その時、その瞬間には読みたいと思った本」なわけで、でも、今じゃあ読めるかっていうと、読めないのよね。好奇心には賞味期限があって、読みたいと思った瞬間に読

もっとみる