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強さとやさしさのハイブリッド
なぜ人は年をとると丸くなるのか。
人間関係の総量が増えるにつれて、「人間みんな、いいとこも至らないところも持ち合わせてる」と肌で知るからだと思う。自分も含めて。それが分かれば、「ここはまずいけど、この一面だけじゃないしねこの人だって」と思えるようになる。
でもその過程をすっ飛ばして言葉としてだけ「みんな違ってみんないい」みたいにわかった風になると、かえって狭い頭になる恐れもあって。なんにせよ、いろんな人と接して思う存分イラつけば、なんかしらそれはそれで発見はあるよって、年寄りみたいに最近思う。
筋肉痛みたいなもんでさ、摩擦が強さとやさしさを生むのだなと、思うよね。なんでもかんでもデジタルパワーで、ツルツルとした摩擦のないコミュニケーションもかなう世の中になったからこそ、健全な摩擦の元育った人が希少価値を持つような時代が来るかもね。そんなメモ。
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