にさわまほ

京都の俳優。

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    俳優としての覚え書き、観劇の感想など。

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    一日一本映画を観て感想を書いてみる試み。 一週間続いたら、また一週間。途中で挫折しても、それもまた良し。

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LGBTQ+が登場する作品を発表しようと思った理由

今年(2024年)から、新しい企画を立ち上げました。 「まど劇」という名前で、主に演劇作品などを発表する場として想定している企画です。 2024年6月に、まど劇としての最初の活動となる演劇作品『こんな夢を見た。』の上演を行います。 そして、この作品では、LGBTQ+の登場人物を描いています。 私がLGBTQ+の作品をつくろうと思った理由 作品や企画について説明する前に、ちょっと個人的な話をします。(しんどい話ではないです!) 私は学生の頃から10数年、京都を拠点と

    • 【俳優覚え書き】南河内万歳一座『漂流記』

      先月出演し、アーカイブ配信も終了した南河内万歳一座『漂流記』についての、俳優としての覚え書きです。 稽古場や本番で思ったこと、感じたこと、目標とその振り返りなど。 南河内万歳一座『漂流記』 作・演出 内藤裕敬 日時 2022年11月1日(火)~6日(日) 会場 一心寺シアター倶楽 【出演】 鴨鈴女 福重友 鈴村貴彦 松浦絵里 市橋若奈 寒川晃 有田達哉 内藤裕敬(以上 南河内万歳一座) にさわまほ(安住の地) 松本薫 丸山文弥(劇団阿呆船) 吉岡莉来(1345:弱くて何が

      • 【俳優覚え書き】下鴨車窓『漂着(kitchen)』

        先日終演した下鴨車窓『漂着(kitchen)』について、俳優としての覚え書きをまとめます。 稽古場や本番で思ったこと、感じたこと、今回の目標とその振り返りなど。 下鴨車窓『漂着(kitchen)』 脚本・演出 田辺剛 日時 2022年7月2日(土)~4日(月) 会場 THEATRE E9 KYOTO 【出演】 大熊ねこ/坂井初音/西村貴治/上条拳斗/西澤翼/藤島えり子/にさわまほ/越賀はなこ/加藤彩/福西健一朗/田宮ヨシノリ/池山説郎/森川稔/辻智之/二宮千明/尾國裕子/

        • 【公演前の作品紹介】下鴨車窓『漂着(kitchen)』

          来月本番を迎える、下鴨車窓『漂着(kitchen)』。 ★公演ご予約はこちら 下鴨車窓さんの作品は、小説みたいな見心地だなと思うことが多いので 『漂着(kitchen)』から連想する、おすすめ小説を考えました。 ⁡⁡夏の話が多いです。夏なので。 ⁡⁡ 『岸辺の旅』湯本 香樹実 幽霊になって帰ってきた夫と、妻の二人旅。 淡々と、どこまでも歩いていく。愛する人と二人でいるのに寂しい。 『夜の蝉』北村 薫 日常ミステリと落語と文学。「円紫」シリーズ二作目。 レトロム

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          【俳優覚え書き】努力クラブ『誰かが想うよりも私は』

          先日出演していた、 努力クラブ『誰かが想うよりも私は』 (2022年6月5日(日)に終演、現在〜7月2日(土)まで上演映像のアーカイブ購入が可能) この公演で感じたことを、俳優としての覚え書きという形でまとめておきます。 (※作品のネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください) AI・HALL 令和4年度次世代応援企画break a leg 努力クラブ第15回公演 『誰かが想うよりも私は』 作・演出 合田団地 日時 2022年6月4日(土)〜5日(日) 会場 AI・H

          【俳優覚え書き】努力クラブ『誰かが想うよりも私は』

          左手の人差し指が痒かった日

          左手の人差し指を虫に刺された。 蚊かと思ったらブヨだったらしく、一日経って腫れと痒みが出てきた。 家にあったムヒを塗って寝るも、寝ている間に猛烈な痒みと焦りに襲われて変な夢を見ながら掻き毟った。 翌朝、アルバイトのために出社。 仕事をしていても我慢ができないくらい、かゆい。 冷やすものも手元になくて、微妙な温度のペットボトルや机の脚に指をあてる。 腫れている部分が固く熱く、パンッと膨らんでいて痛痒い。 午前中にどうにも辛抱たまらなくなり、昼休みにはるばる歩いてドラッグ

          左手の人差し指が痒かった日

          『最高の人生の見つけ方』米&邦|毎日映画 Day7

          一週間続いた!ハレルヤ。 最後はテンション上がって一日に二つ観た。観ながらお肉を五時間煮込んでいたので相当テンション上がってる。 一ヶ月お試しで申し込んだU-NEXTの期限がまだ残ってるので、この後もぼちぼち観ていこうと思ってます。気が向いたら感想も。 『最高の人生の見つけ方』(The Bucket List)【アメリカ版】 監督:ロブ・ライナー、脚本:ジャスティン・ザッカム。2007年公開。 【日本版】 監督:犬童一心、脚本:浅野妙子、小岩井宏悦、犬童一心。2019年公

          『最高の人生の見つけ方』米&邦|毎日映画 Day7

          『ビッグ・アイズ』|毎日映画 Day6

          映画を連日観るようになると、一作品を観始めるまでの抵抗があきらかに減っていることに気付いた。観ようと思ってから実際に観るまで一年以上かかることもざらだったから、かなりの成長。 ティム・バートン作品はそんなに数を観ていないけど、『フランケンウィニー』が好きで何度も観てた。不気味だけど怖すぎない、むしろちょっと可愛い、の塩梅が個人的にツボらしい。 『ビッグ・アイズ』(Big Eyes) 監督:ティム・バートン、脚本:スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー。アメリカ映

          『ビッグ・アイズ』|毎日映画 Day6

          『あなたに触らせて』|毎日映画 Day5

          また毛色変わって、ちょっとディープめな作品。 配信サービスのマイリストに気になった作品をどんどん登録しているのだけど、なんというか、雰囲気暗めな作品ばかり集まってくる…… ふつうに明るいものが観たい時もあるんだけど。性格(潜在意識?)がよく出てる。(感想書いてないけど合間にインクレディブルファミリーとかトイストーリー4とか観てます) 『スキン~あなたに触らせて~』 監督・脚本:エドゥアルド・カサノバ。スペイン映画。2017年公開。 身体の欠損など、健常者と異なる容姿を持

          『あなたに触らせて』|毎日映画 Day5

          『カランコエの花』|毎日映画 Day4

          やっと邦画。 洋画ばっかり観てたから、日本語の台詞が聞こえてきたことにやや困惑した。そんなことある?日本人ぞ。 『カランコエの花』 脚本・監督:中川駿。邦画。2016年公開。 「うちのクラスにもいるんじゃないか?」 とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた 。しかし他のクラスではその授業は行われておらず、 生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき… 思春期ならではの心の葛藤

          『カランコエの花』|毎日映画 Day4

          『THE GUILTY/ギルティ』|毎日映画 Day3

          また洋画。こういう時じゃないと洋画観ないから… 昨日とは打って変わってサスペンス(スリラー)もの。 『THE GUILTY/ギルティ』(Den skyldige) 監督・脚本:グスタフ・モーラー。デンマーク映画。2018年公開。 緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それ

          『THE GUILTY/ギルティ』|毎日映画 Day3

          『スタンド・バイ・ミー』|毎日映画 Day2

          二日目は昨日に引き続き洋画。 用事があって疲れていたので、ほぼ尺の短さ(1時間半くらい)で決めた。 『スタンド・バイ・ミー』(原題: Stand by Me) 監督:ロブ・ライナー、脚本:ブルース・A・エヴァンス、レイノルド・ギデオン。アメリカ映画。1986年公開。 (Amazonページより引用) 「そういえば全然観てない」と気付いたのが、小説とかによく引用されるような名作映画。元ネタを知らないのに概要だけ知っちゃって改めて観たことはないもの、めちゃくちゃある。『タイ

          『スタンド・バイ・ミー』|毎日映画 Day2

          『アナイアレイション ー全滅領域ー』|毎日映画 Day1

          一週間、一日一本映画を観てみようという試み。 感想を書くのが面倒になると続かないので、 「観たきっかけ、印象に残ったこと三つ、個人的評価」 に絞って記録していきます。 『アナイアレイション -全滅領域-』(Annihilation) 監督・脚本:アレックス・ガーランド。アメリカ映画。2018年公開。 秘密任務から生還した夫が危篤状態に。最愛の人を救うべく、 生物学者のレナは政府が封鎖した地域へと足を踏み入れる。 その異様な世界で、彼女は一体何を見たのか。 (DVD・B

          『アナイアレイション ー全滅領域ー』|毎日映画 Day1

          バングルを集めている話

          最近、バングルを集めてる。 集めるようになったきっかけは、読んでいた着物の本に「袖の長さが足りない着物は、手首にバングルをつけると可愛いし気にならない」と書いてあったからだと思う。 へえ〜おしゃれだなあ、いいなあ、と思いながらも、生憎それっぽいものを持っていなかった。 そうしているうちにだんだん暖かい季節になってきて、「半袖が着られる!そうだ、バングルをしよう!」と急に思い立ち、勢いに乗って集めはじめた。 個人的に思う「理想のバングルの条件」はいろいろある。 というか、

          バングルを集めている話

          午後の紅茶おいしい無糖が好きすぎる

          好きな飲み物は? と聞かれたら、 「お茶」と即答できる。 ジュースをあまり飲まずに育ったからか、甘い飲み物を普段ほとんど飲まない。 コーヒーやカフェオレも好きだけど、常飲しているのは断然お茶。 なんならお酒もあまり好きではない。「飲みたい」という気分になった時には飲むけど、それは「たまにはピザをアホみたいに食べたい!」とか、「ちょっとケーキでも食べて贅沢な気分に浸りたい!」という気持ちとほぼ同じで、毎日飲みたいとは全く思わない。ちなみにこのたとえはピザやケーキが好き

          午後の紅茶おいしい無糖が好きすぎる