『最高の人生の見つけ方』米&邦|毎日映画 Day7


一週間続いた!ハレルヤ。
最後はテンション上がって一日に二つ観た。観ながらお肉を五時間煮込んでいたので相当テンション上がってる。

一ヶ月お試しで申し込んだU-NEXTの期限がまだ残ってるので、この後もぼちぼち観ていこうと思ってます。気が向いたら感想も。


『最高の人生の見つけ方』(The Bucket List)

【アメリカ版】
監督:ロブ・ライナー、脚本:ジャスティン・ザッカム。2007年公開。
【日本版】
監督:犬童一心、脚本:浅野妙子、小岩井宏悦、犬童一心。2019年公開。

実直な自動車整備工のカーター・チェンバーズと豪放な実業家のエドワード・コールは、入院した病室で共に余命半年を宣告される。棺おけに入るまでにやっておきたいことを書き出した“棺おけリスト”を作った2人は、リストの実現のため人生最後の旅に出る。
主婦の幸枝と女社長のマ子は、共に余命宣告をされる。同じ病院に入院する12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を手にした2人は、その全てを実行する冒険に出ることに。笑ったり喧嘩をしたりしながらも、2人は自分の人生に向きあっていく。

アメリカ版日本版共に作品紹介ページより引用)


いつか観ようと決めていた作品。特に日本版。

コンセプトも好きだったし、吉永小百合と天海祐希がももクロと共演、という「なにそれみたい」の極致のような出演者に当たり前に惹かれた。そりゃ観るでしょ。
どうせ観るなら本家を先に、とアメリカ→日本の順に鑑賞。


●アメリカ版と日本版それぞれの味わい

「死期の迫った癌患者の二人(一人は物静かな老人、一人はいくらか若い金持ち)が“棺桶リスト”を叶えるべく世界中を旅する」というおおまかなプロットだけ残して、あとは双方かなり違う話だった。

病気と不調と迫る死について、よりきちんと描いているのはアメリカ版。“末期患者ジョーク”のようなものも飛び交いながら、ほとんど接点のなさそうなふたりの男が仲良くなっていく過程が苦くも楽しい。

日本版は病状に関してはほとんど描かず、どことなくファンタジックなストーリーになってる。アメリカ版はやや堅実というか、そこそこ現実的な展開で進むけど、日本版はとにかくドリーミー。美しい女優ふたりが共演しているという非現実的みもあいまって、幸福指数がかなり上がる。

実際に何度も観たくなるのは日本版なのかな。ストーリーでいえば好きなのはアメリカ版です。個人的に。


●「棺桶リスト」を作りたくなる

いわゆる「ウィッシュリスト」というやつは、実はひっそり作っていて、今600か700くらい溜まってたかな…今年中に100個叶えようと頑張ってみてる。

でも、いざ「死ぬ前にやりたいこと」となると、通常のウィッシュリストとはやっぱりちょっと違ってくる。今はあまり思ってないけど、もし一年以内に死ぬとしたら髪をピンクに染めてみたいし、引き取り手を確保した上でネコとかチンチラを飼ってみたい。

願い事のスケールが大きかったり、特に意味がなかったり、ちょっと尻込みしてしまうようなものが含まれてくるのが「棺桶リスト」の魅力(?)なのかな。


●「残された者」の思い

アメリカ版だったらトマス(マシュー)、日本版は高田と、それぞれ「成金」に付いている秘書の男性がいる。

死期を間近に見据えた老男女が好き勝手に願いを叶えていく中で振り回されながら、最後には一人残って彼らのリストを最後まで埋めようと奮闘する。

いちばん不憫でもあり、でも本人としてはいちばん幸せだったのかもしれないとも思う、影ながら作品の最重要人物なんじゃないかなと。


わかっていても泣いてしまう度 ★★★★★


観た感想と効能が、観る前からこれだけはっきりわかっていて、それでもちゃんと満足できるのは凄い。。

完全に予想通りの感動ができて、まんまとお気に入りの映画になってしまうのも最早悔しい。ずるいなぁ。

『最強のふたり』も結構そのタイプの映画だと思う。トップ10入りで好きな映画。



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