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誠実なロックバンド【UP-BEAT】に支えられてきた人生。

中学時代から今の今まで大好きなバンド。それがこのUP-BEATです。

中学時代からバンドをやりたくて、「高校に入ったらバンドをやるぞ!」と誓ったものでした。

実際、高校に入学して、まだそんなに仲良くもない新しくできた友達を誘ってバンドらしきものを組み、市営のホールにあるバンド練習用のスタジオに入ったりするようになりました。

そのときに「課題曲」として練習し、皆で演奏した曲が、このUP-BEATのセカンドアルバムの冒頭曲である「Time Bomb」でした。

このとき僕はベースを演奏していました。そしてボーカルはY君。しかしY君は後にギターに転向しました。そして代わりに僕がボーカルになったのです。このY君とは、その後も長く一緒にバンドを組むことになるのでした。今ではY君はプライベート・スタジオを所有するに至っており、僕らは今もそこで一緒にセッションをしています。

そんなこんなで、僕のバンド生活のスタートは、このUP-BEATと共にありました。

時は流れて、20代も半ばになろうとする時期に、色々あってパニック障害がめちゃくちゃ酷くなりました。家から出ようとすると玄関のところで吐き気がマックスになり、その場にうずくまってしまって外に出られなくなったりしたのです。

そんな時期が長く続いたので、何とかして家から出られるようにならないといけない、そう思った僕は、「とりあえず大学院に入ろう。それで無理矢理にでも外に出よう」そう思ったのでした。

もともと大学に入学したときから大学院志望であったので、当時はそれしか考えられませんでした。パニック障害のために、ストレートで大学院に入学する機会を逸していたので、まさにリベンジ。良いチャンスではありました。

入試当日もやはりパニック発作の症状であるダイナミックな吐き気との闘いになりました。しかしこのチャンスを逃したら、もう一生外に出られないんじゃないかとすら思ったので、なんとしても行くしかありません。

「こんなときこそ音楽や!音楽の力を借りるんや!」

そこで選んだのが、他でもないこのUP-BEATなのでした。

大学までの道中、繰り返し繰り返しUP-BEATを聴き続けました。歌詞は全て頭に入っています。勿論メロディも。UP-BEATのボーカルである広石武彦さんと一緒になって、心の中で全曲歌いまくりました。そのときに特に励みになったのはこのアルバムです。

そしてこのアルバムも、鳴らしまくりました。

それが功を奏したのか、激しい吐き気は消え、何とか無事に大学に到着することができたのです。

その後は、ちゃんと試験に対する緊張を経験することもできました。状況に対応した正常な反応を示すことができたのです。
試験開始直前に目薬を入れようとしたら、めちゃくちゃ手が震えてしまい、目標である眼には入らず、頬にポタポタさせてしまったことをよく覚えています。

結果、無事に合格することができました。

そしてそれから20数年経った今でも、しっかりとUP-BEATを聴いています。

UP-BEATがどんなことを歌っているのか、どんなメロディを奏でているのか、それはまた機会があれば書きたいなと思っています。

しかし、できれば是非ご一聴頂き、先ずご自身で感じて頂きたいなとも思っています。本当に素晴らしいバンドですから。バンドの誠実さが伝わってくる思いがします。

ということで、今回は僕の大好きなバンドであるUP-BEATと、UP-BEATにまつわる想い出をご紹介しました。

またUP-BEATやその曲について詳しく書くかもしれませんので、その際もどうぞ宜しくお願い致します!

それでは今回はこの辺で!


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