アラブのお母さん直伝!マクルーバを、現地のレシピで作ってみた
「マクルーバ」
それは、ヨルダンやパレスチナを代表する家庭料理。
鶏肉と、ナス、カリフラワー、ジャガイモなどの野菜と一緒に、スパイスで味をつけて炊く、アラブ版炊き込みご飯。
私が大好きなアラブ料理のうちの一つだ。
マクルーバという名前には、「ひっくり返す」という意味があり、鍋で完成した炊き込みご飯を、大きなお皿にひっくり返して盛り付けるところから、この名前が付いている。
完成したマクルーバをひっくり返すときは、家族全員がその様子を見に集まるほど、楽しくてワクワクする瞬間。
家庭によって少しずつ味付けが違っているし、ヨルダンでの「ザ・お母さんの味」を感じることができる。
私はこれまで6回ほどマクルーバを作ったことがあるが、最初の3回は、日本人の方が書いたレシピを見ながら作っていた。
完成したものはすごく美味しかったけど、ヨルダン人のお母さんたちが作るマクルーバとはどこか違っていた。
本場の味はどうやったら出せるのか、、、と思っていた矢先、機会があって、遂にヨルダン人のお母さんから直々に作り方を伝授してもらった!
今回は、その教えてもらったマクルーバのレシピを書き留めていきたい。
本場のマクルーバはやっぱりすごく美味しい!
私が日本に帰ってからも、このレシピを見たら、いつでもこの味を再現することができるように、、、
全部で2時間くらいかかるから、効率よく作業するのが大切!
まずは、お肉を炒めていく作業。
オリーブオイルを入れた大きな鍋に、細かく切ったにんにくと玉ねぎ、鶏肉、スパイス類を中火にかける。
鶏肉にだいたい火が通ったら、鶏肉が全部浸かるくらいの水を入れて蓋をし、そのまま弱火にかけておく。
ここまでの作業ができたら、今度はナス、カリフラワー、ジャガイモをひたすら切っていく。
マクルーバは、具材のボリューム感が一つの魅力なので、具材は大きめに切っていくのが良い。
切った具材は、油で素揚げしていく。
時間がない時には、鍋を2つ使って一気に揚げていく。
野菜を揚げ終わった後に残った油で、短いパスタをカラッと揚げる。
短いパスタが無かったら、この工程は飛ばして大丈夫。
揚げたパスタは、軽く洗ったお米に混ぜておく。
次は、鶏肉が入った鍋の火を消し、蓋を開けて、鶏肉とスープ(水分)を分ける。
このスープは後で使うので、絶対に捨てないこと!
空になった鍋に鶏肉を敷き詰め、その上に素揚げした野菜を詰めていく。
最後にお米を隙間なく詰める。
詰めた後は、表面をならして平にしておく。
最後に、先ほど取り出したスープを投入する。
スープの量が少ない場合は水を足し、お米の表面から1〜2cm上のところまで、スープで浸かるようにしておく。
蓋をしてから、20〜30分、中火にかける。
時々蓋を開けて様子を見て、お米が炊き上がっているようだったら完成!
火を止めてからも、しばらく蓋をしたまま放置しておくと、良い感じに炊き上がる。
アラブの大きい銀皿を持っていたら、その上に鍋をひっくり返す!
付け合わせとして、タッブーレ(アラブ風サラダ)とヨーグルトを用意し、マクルーバと混ぜながら食べたら、とても美味しい!
ヨーグルトとお米の相性の良さが分かるあなたは、もう立派なアラブ人!(笑)
日本人にも親しみやすい味で、同時にアラブも感じられるマクルーバ。
ぜひ作ってみてください!
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