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資産にする株 売り抜ける株
事業を買う と 成長だけ乗るの 違い
これらはどちらも投資です
事業価値の高まりを見据えてポジションを取ります
それ自体は同じですが株式そのものを資産で考えるか
事業価値が高まって株価も高くなったら売り抜けて現金にするかの
決定的な違いがあります 最初から売り抜けありきのポジですから
時間は長いですが投機の考えに近くなります
事業を買う 基本
先に書きますが対象は非常に少ないです
何十年先まで
金持ち企業を買うのはおやめなさい
解散価値や保有資産に着目する投資のやり方がある
しかし多くの人にとってこの投資法は意味がない
資産が多いので安全であり 株価が下がりにくいという理屈だ
しかしこれらの株は大きく買われることがない なぜだろう
理由1
その資産株の資産をあなたが自由にできない
割れない貯金箱に大金が入っていて
それを持っていることで金持ちであると言っているのと同じ
理由2
その価値が「現時点」である というこ
優位性を意識した投資
競争優位
相対的価値 高い付加価値を低コストで実現できるのが理想
客が満足できるものであれば低い原価でも構わない
そういうものには割高な価格でも支払う これが差別化の本質
技量のある料理人のレストランやブランド品 人気のテーマパークなどが該当する
本来ニッチになりやすい事業だがこれらを拡大できるなら大きな収益になる
コストが嵩めば値上げで対応できる強みもある コスト増大を価格転嫁で対応できる
収益に対する競争要因
1.既存同業者
似たようなことをやる同業者多ければ価格競争になりやすい
需要以上に供給されれば価格が崩れる
望まないことでも影響力のある同業が仕掛ければ影響を受け
下手をすると業界の収益構造まで変えてしまう
そうなった場合ゼロサムゲームになり どこかが倒れるまでの勝負になりやすく
潰しあい後に業界再編などが発生する
小売などでよくみられる堂々巡りの怖さ
同じ看板でも以前と同一資本とは限らないし
バリュートラップ補足
とびきりよい会社をほどよい価格で買う方法
の7章にあった バリュートラップについて 自分の意見を少し
成長が止まった企業を買う悪いことではないがその質を選びたい
間違っても企業の資産価値に注目してはいけません
収入源の質についてまず考える 事業としての価値の部分
1.シェアができてしまっていて参入もない 安定して需要がある
例を出すと水道メーターみたいに定期交換が義務付けられているような事業
日本システム技術(4323)
以前からツイートしている 地味銘柄
医療ビッグデータが黒字目前で今季は面白くなりそうと思っていましたが
金融関連のクラウドサービス支援の面白いネタ
IT関連だが無茶な事業とは程遠い 非常に地味で目立たない事業
それを積み重ねており 市場も1部の小型と完全な盲点
他のシステム関連も強い動きのものが多く
社会の変化に対するソフト面での企業の物色が続いているのかもしれない
自分からすると先行きが不
相場ではない事業の魅力
株の本 相場の本には間違っても書かれていないような内容を少し紹介してみました
マーケティングの本は論文が多いので敷居が高そうですが常識的に読める部分も多く 本の厚さを除けばそれほどスタートが難しいものではないと思います
ただ馴染みのない言葉なども出てきますので ゆっくりと何度も繰り返して読んでいけばいいようなものであるのも間違いのないところ
少し高額に思うかもしれませんが価値の高いものが多く 時
9 顧客の期待を上回ることで成功せよ
これを続けられる限り企業は生き残れるだろう しかし事業予測同様
人間というのは欲張りで勝手に期待をして勝手に失望する
それが株価変動によく出ている
最初はありがたいサービスであったのが存在が当然になって できなければなんだこれはとなる
それを避けるには過剰な期待とサービスを避けるのだが競合がある場合
兼ね合いがさらに難しくなる
費用面も厄介だが どの部分を重視して客の期待に応えるかも大切これは
8 高成長市場に参入して成功せよ
多くの投資家がやられるのがこの部分ではないでしょうか
耳障りがよく格好いい先端分野
しかしライバルも多く生存率は低い 他の企業に主導権を握られてしまうと
シェア資金技術など多くの部分で 逆転は容易ではない
稼げる企業は多く稼ぐが稼げない企業は全く稼げないどころか下手をすれば万年赤字な場合すらある
どれが勝つかの不確実性が面白いのだろうが敗れた場合は悲惨である
7 製品の革新で成功せよ
新製品 新分野の商品開発というのは 当然だが社会に馴染みがなく
成功する可能性も非常に低い 素晴らしい性能を有した新製品が多くこれまで消えていった
新分野の製品が社会に受け入れられるかという部分は博打にも近い
あたれば大きいのは間違いないがそういう製品開発が不要な企業を買うほうが現実的
6 絶え間ない製品改良で成功せよ
この落とし穴はわかりやすいと思う 改良には費用が掛かる
製品や仕組みの完成度が費用以上の効果があるかは疑問
斜陽産業はその改良そのものが疑問な場合もある
5 マス・カスタマイゼーションで成功せよ
個々の顧客に対応した柔軟なサービス 製品の改造や仕様変更などへの対応
当然だがこれも費用と手間の問題が発生する
数と規模で勝負しているような事業がこれをやると大きな失敗になる
客の回転と売上で勝負しているような事業が客の細かい注文を聞いて対応するというのは
稼ぐ前提が崩れることを意味する 外食など特にこの部分の失敗はいくらでもあるだろう
効率で回っている商売が小さな顧客の需要を拾うのは難しい