継続の本質

先に書いてしまうと価値提案の継続性 どんな価値を提供するかという
組織としての存在意義のようなもの 価値提案を効率良く行うことが継続の本質である

実際この本を読むときも 章で4567123のような感じで読んだほうがいいかもしれない
後半は具体例も多く やっていることのイメージがつかみやすい

大雑把にわけて 4ステップ
1 独自の価値提案
2 その価値を効率よく行うための取捨であるトレードオフ
3 そのために組まれた活動方針 個々と全体のバリューチェーンとその適合性
4 それらがうまく回ることで発生する 継続性

仕組みという点でバリューチェーンと適合性に関してはセットでいいと思う
本物の株式投資を行うなら この最後の継続性が重要なのは言うまでない
客が求める価値を長い間提供して収益を上げる仕組みに資金を投じたいからである

最後の継続性のためになにが必要がという部分を学んでいこうという部分が
自分の価値提案であり それを投資目線に変えてなるべくわかりやすく書いていきたい


企業も継続を目的とするから投資をする
価値の提案に協力することで自分にも継続的な恩恵があれば
その事業は客を含め組織の外部からも支持される 当たり前のことだ

そういう環境を作るために投資をするのだメリットがない使い捨てなら誰も継続して協力などしない
さらに企業がなにをしたいかの方針が外部に伝わり理解されるにも時間が掛かる
その点で継続性は重要 デルやネスレの事例がわかりやすいので読んでいただきたい

客もそのブランドなどが継続するから馴染みが出て 信頼して利用される
その価値提案が代価を支払うに見合うものとして継続させなければならない
これは変化が大きい小さい関係はない 根幹であるどんな価値を提供するかの部分が変わらなければよい
環境や社会の変化で提供方法や仕組みが変わっても 提案するものが変わらない限り継続には意味がある
意味がなくなるとするなら その価値提案を求める客が一切いなくなった場合であろう

長い時間の価値提案をするのにどうすれば優位性を築けるのか それは生産網であったり販売網であったりする
事業の方針や意図を理解してくれる外部のパートナーの存在は大きい
例にあるような没落するシアーズや以前にあったどこかのハンバーガーショップのように
内部の人間すらなにがやりたいのかわからないような行き当たりばったりな方針とは逆で
こういう仕組みを作りたいから こういう協力者が必要であるという明確な方針である

しかしこれも投資目線で見ると 怖い部分がある 親ではなく協力する事業者のほう
堅調な事業であるかもしれないが親の方針転換や事業の見誤りなど依存が大きすぎる場合
沈む場合一緒に沈み 体力がない小さな事業はそのまま潰れてしまう可能性がある
この辺は独自性のない事業の弱点であったりする それなら親に投資をしたほうが良いのだ
収益性がそれなりでもだからなにかの組織や仕組みに大きく依存しすぎるような
事業はその稼いでいる前提がどうなのかしっかり考えて投資すべきかどうか判断する必要がある