シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本…

シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本読んだり、お酒飲んだりしてます‼️

記事一覧

『QRコードの奇跡』

『QRコードの奇跡』小川進 世界中の至る所で使われ、当たり前すぎて気にも留めないQRコードだが、作ったのは日本人であることを知らない人は多いのではないか? この本はデ…

シタッケ
2日前
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『Q eND A』

『Q eND A』獅子吼れお 「デスゲーム小説コンテスト」大賞受賞作。 デスゲーム小説コンテストなんてあるんだなーと驚きつつ、本作では、早押しクイズ×異能力×デスゲーム…

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3日前

『原因において自由な物語』

『原因において自由な物語』五十嵐律人 とある秘密を抱えた小説家が、とある理由で書くことになる小説。実はフィクションではなく、実際に起きている(小説内で)事件であ…

シタッケ
3週間前
2

『プラスティック』

『プラスティック』井上夢人 たまには壮大なネタバレをさせた投稿をしてみよう。 どうせこの投稿を見て、この本読んでみようと思う人はほとんどいないだろう。 物語は54個…

シタッケ
1か月前
1

『レッドクローバー』

『レッドクローバー』まさきとしか 本帯より“家族が毒殺された居間で寛ぎ ラーメンをすすっていた一人の少女。彼女が家族を殺したのではないか。” このなんとも言えない…

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1か月前
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『N』

『N』道尾秀介 これまた珍しい本に出会ってしまった。 本書は6つの短編の様な構成になっていて、なんと読む順番は自由。 #なんじゃそりゃ そして読む順番によって、物語の…

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1か月前
2

『国道沿いで、だいじょうぶ100回』

『国道沿いで、だいじょうぶ100回』岸田奈美 毎度毎度、岸田さんの書く文章は面白くて嫉妬してしまうレベル。岸田さんによれば、日常の何気ないこと、面白いこと、辛いこと…

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1か月前

『成瀬は信じた道をいく』

『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈 本屋さんの成瀬成瀬成瀬広告によって、すっかり成瀬中毒になってしまった。 「成瀬は天下を取りにいく」を読み終えてすぐに、続編である…

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2か月前
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『成瀬は天下を取りにいく』

『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 今やどこの本屋に行っても成瀬成瀬成瀬成瀬成瀬で成瀬を避けては通れない。てなわけで、ついに成瀬を手に取ってみた。 その結果、、、…

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2か月前
5

『イデアの再臨』

『イデアの再臨』五条紀夫 これまた映像化不可能系小説! 主人公は自分が小説のなかの登場人物である事を自覚していて、この物語の世界では言葉、つまり文字が消えていく。…

シタッケ
2か月前
6

『正体』

『正体』染井為人 一家惨殺の罪で死刑囚となった少年が脱獄し、様々な場所や職場に潜伏しながら話が進んでいき、最後にはタイトル通り「正体」にたどり着くストーリー。 …

シタッケ
3か月前
5

『うんこの博物学』

『うんこの博物学』ミダス・デッケルス 色々な本を読んできたが、世界のタブーをまじめに、そして面白おかしく書いてある本は珍しい。 本の購入動機なのだが、知的好奇心が…

シタッケ
3か月前
1

『投資家みたいに生きろ』

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 投資家と聞くと株やベンチャーキャピタルやらなんやらを想像すると思います。私もそう思います。じゃあ、株買って儲けたいから、この本…

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4か月前
2

『採用基準』

『採用基準』伊賀泰代 この本の主なテーマは“リーダーシップ”。 元マッキンゼーの伊賀泰代さんの書かれた本です。 様々なグループや組織には、多かれ少なかれリーダーと…

シタッケ
4か月前
2

『死にたがりの君に贈る物語』

『死にたがりの君に贈る物語』 綾崎隼 素晴らしい小説に出会うことが出来た。これだから読書はやめられないものだ。 少しネタバレしちゃうかもなのでこの本読みたい人は、…

シタッケ
4か月前
2

『滅びの園』

『滅びの園』恒川光太郎 壮大な物語を読んでしまった。 ある日、上空に未知なるものが現れ、それに連動し、地球上にも白い有害な不定形生物のプーニーが出現。 #プーニー #…

シタッケ
5か月前
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『QRコードの奇跡』

『QRコードの奇跡』

『QRコードの奇跡』小川進
世界中の至る所で使われ、当たり前すぎて気にも留めないQRコードだが、作ったのは日本人であることを知らない人は多いのではないか?
この本はデンソー社員がQRコードを作り上げる奇跡が書かれた、QRコード好きからすると教科書みたいな一冊なのである。 #QRコード好きと繋がりたい

そして何より装丁がいいっ✨

感動的なのはQRコードは特許をとっていないこと。パブリックドメイン

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『Q eND A』

『Q eND A』

『Q eND A』獅子吼れお
「デスゲーム小説コンテスト」大賞受賞作。
デスゲーム小説コンテストなんてあるんだなーと驚きつつ、本作では、早押しクイズ×異能力×デスゲームという、ジャンルのてんこ盛り作品。
展開は、早押しクイズに負けたら即死亡というシンプルなルールなのだが、そこに異能力が掛け合わさって、複雑になりつつも、ミステリ的な面白さが加わっていく為、面白さが格別になっている。
さらに、異能力の

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『原因において自由な物語』

『原因において自由な物語』

『原因において自由な物語』五十嵐律人
とある秘密を抱えた小説家が、とある理由で書くことになる小説。実はフィクションではなく、実際に起きている(小説内で)事件であることに気づくことになる。事件の真相が分からなければ、小説を書くことが出来ないのだが、、、、といったのが、大まかなあらすじ。
個人的には、小説家が出てくる小説が大好きである。
小説と小説内の小説が繋がっていたりしてると最高なのだ。
ちなみに

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『プラスティック』

『プラスティック』

『プラスティック』井上夢人
たまには壮大なネタバレをさせた投稿をしてみよう。
どうせこの投稿を見て、この本読んでみようと思う人はほとんどいないだろう。
物語は54個の文書ファイルが収められたフロッピイがあり、1つ目のファイルには向井洵子の日記が書かれている。
日記を読んでいくうちに読者はどんどん混乱していくだろう。図書館の登録カードを作ろうとしたら、すでに自分名義でカードが作られていたり、気づいた

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『レッドクローバー』

『レッドクローバー』

『レッドクローバー』まさきとしか
本帯より“家族が毒殺された居間で寛ぎ ラーメンをすすっていた一人の少女。彼女が家族を殺したのではないか。”
このなんとも言えない不気味な描写を頭で描いていたら、本を読みたくてたまらなくなった。 #帯作った人すごい

東京で起きたヒ素による大量殺傷事件。この事件が起きた事により、過去に起こった灰戸町一家殺害事件が関係しているのではと思い出された。灰戸町の事件では、犯

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『N』

『N』

『N』道尾秀介
これまた珍しい本に出会ってしまった。
本書は6つの短編の様な構成になっていて、なんと読む順番は自由。 #なんじゃそりゃ

そして読む順番によって、物語のかたちが変わるという。つまり720通りの読み方が出来てしまうという、とんでもない設計になってる。はたして720通りの読み方をした強者はいるのだろうか?
私はというと、1通りしか読んでません💦 #積読たまっておりまして

さらに、こ

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『国道沿いで、だいじょうぶ100回』

『国道沿いで、だいじょうぶ100回』

『国道沿いで、だいじょうぶ100回』岸田奈美
毎度毎度、岸田さんの書く文章は面白くて嫉妬してしまうレベル。岸田さんによれば、日常の何気ないこと、面白いこと、辛いこと、悲しいことや嬉しいこと全てが文章のネタとなり、読者を楽しませてくれたり、感動させてくれたり、考えさせてくれる。
おそらくご本人も、文章にすることによって、人生を楽しんでいるのだろう。すごいな〜!
って感じで、岸田さんの本を読むと、毎度

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『成瀬は信じた道をいく』

『成瀬は信じた道をいく』

『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈
本屋さんの成瀬成瀬成瀬広告によって、すっかり成瀬中毒になってしまった。
「成瀬は天下を取りにいく」を読み終えてすぐに、続編である「成瀬は信じた道をいく」を購入してしまった。
何事にもハマりやすい人は2冊同時に買っておいた方がいいというのが、成瀬中毒者である私からのアドバイスである。
この続編では成瀬は大学生まで成長している。このペースであれば次回作は成瀬の社会人生

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『成瀬は天下を取りにいく』

『成瀬は天下を取りにいく』

『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈
今やどこの本屋に行っても成瀬成瀬成瀬成瀬成瀬で成瀬を避けては通れない。てなわけで、ついに成瀬を手に取ってみた。
その結果、、、成瀬にハマった、、、
成瀬という主人公にハマってしまった。
特別なミステリではないし、殺人や難解なトリックがあるわけではない。ましてや大どんでん返しなんてものもない。
では何が読者を魅了し、本屋大賞まで受賞しているのか?
おそらく、主人公

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『イデアの再臨』

『イデアの再臨』

『イデアの再臨』五条紀夫
これまた映像化不可能系小説!
主人公は自分が小説のなかの登場人物である事を自覚していて、この物語の世界では言葉、つまり文字が消えていく。
小説上ではその言葉の部分が空白になっていくのだ。
文章で説明するのが難しく、意味不明かもしれない。
まとめると、登場人物達によってこの実物の本が操られているのだ。 #もっと意味不明
言葉(文字)が消されていくので、最後は、、、
ネタバレ

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『正体』

『正体』

『正体』染井為人
一家惨殺の罪で死刑囚となった少年が脱獄し、様々な場所や職場に潜伏しながら話が進んでいき、最後にはタイトル通り「正体」にたどり着くストーリー。

※以下ネタバレあります。

最後まで読むと分かるのだが、この小説のテーマは「冤罪」。
少年は潜伏しながらも、自身の無罪を訴える準備をしつつ、周りの人々を助けてきたのだ。最終章では助けられた人々が、殺人犯としてではなく、1人の人間として関わ

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『うんこの博物学』

『うんこの博物学』

『うんこの博物学』ミダス・デッケルス
色々な本を読んできたが、世界のタブーをまじめに、そして面白おかしく書いてある本は珍しい。
本の購入動機なのだが、知的好奇心が100%といったところ。
うんこは人だけでなく、ほぼ全ての生物の共通の話題になる。
さて、この本はうんこだけでなく、おしっこやおならについても細かく書かれている。まるでトイレ内の出来事を、事細かく分析されているので、保健の教科書とも捉える

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『投資家みたいに生きろ』

『投資家みたいに生きろ』

『投資家みたいに生きろ』藤野英人
投資家と聞くと株やベンチャーキャピタルやらなんやらを想像すると思います。私もそう思います。じゃあ、株買って儲けたいから、この本読んでみようと思う人もいるかも知れません。
しかし、内容はちょっと違っていて、タイトルにある“みたいに”という点がポイントなんです。
投資家として生きろではなく、投資家“みたいに”生きろ。
つまり、投資家の“考え方”をもって生きろっ感じなん

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『採用基準』

『採用基準』

『採用基準』伊賀泰代
この本の主なテーマは“リーダーシップ”。
元マッキンゼーの伊賀泰代さんの書かれた本です。
様々なグループや組織には、多かれ少なかれリーダーというポジションがあったりしますね。
じゃあ、リーダーになったのでリーダーシップを発揮しましょうではなさそうです。
この本には、そもそもリーダーシップは全員が持ちましょう的な事が書かれています。
そしてよく使われている言葉「マッキンゼー」。

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『死にたがりの君に贈る物語』

『死にたがりの君に贈る物語』

『死にたがりの君に贈る物語』 綾崎隼
素晴らしい小説に出会うことが出来た。これだから読書はやめられないものだ。
少しネタバレしちゃうかもなのでこの本読みたい人は、ここから先は読まないで。
物語は熱狂的なファンを持つ小説家“ミマサカリオリ”が人気シリーズの完結前に訃報が発表された。そして、とある少女が物語の完結が読めないなら生きる意味ないという理由で、自殺未遂をしてしまうところから物語がスタート。

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『滅びの園』

『滅びの園』

『滅びの園』恒川光太郎
壮大な物語を読んでしまった。
ある日、上空に未知なるものが現れ、それに連動し、地球上にも白い有害な不定形生物のプーニーが出現。 #プーニー #名前可愛い
プーニーのせいで滅びの道をゆく地球と対比して、未知なるものの中には平和な世界が広がる。
地球を平和にするには、もうひとつの世界の平和を壊さなくてはならないのだが、、、
というのがおおまかなあらすじ。
もうひとつの世界で幸せ

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