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『死にたがりの君に贈る物語』

『死にたがりの君に贈る物語』 綾崎隼
素晴らしい小説に出会うことが出来た。これだから読書はやめられないものだ。
少しネタバレしちゃうかもなのでこの本読みたい人は、ここから先は読まないで。
物語は熱狂的なファンを持つ小説家“ミマサカリオリ”が人気シリーズの完結前に訃報が発表された。そして、とある少女が物語の完結が読めないなら生きる意味ないという理由で、自殺未遂をしてしまうところから物語がスタート。
そこから、熱狂的なファン達は物語がどんな完結なのかを確かめるべく、小説の内容と同じように、廃校にて男女7人の共同生活を始めることになる。
ここまではありがちな展開だろーなーと油断して読んでいたら、ビックリ仰天が突然起こった。
共同生活をしている廃校に、小説の続きの原稿が落ちていたのだ。
まさかのミステリ展開に急変したのである。
誰が原稿を置いたのか?
誰が原稿を書いたのか?
ミマサカリオリは死んだのか?
ミマサカリオリは生きてるんじゃね?
生きてるとしたらどこいんの?
共同生活してる7人の中に紛れ込んでるのでは?

ここからは一気に最後まで読んでしまった。
ページを捲る手が止まらないとはこのことだ。
最後には、ミマサカリオリ、自殺未遂の少女、7人の共同生活、小説の完結が見事に繋がり、ページを捲る手がやっと止まった。
最後にもう一度。
素晴らしい小説に出会うことが出来た。これだから読書はやめられないものだ。

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