シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本…

シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本読んだり、お酒飲んだりしてます‼️

最近の記事

『投資家みたいに生きろ』

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 投資家と聞くと株やベンチャーキャピタルやらなんやらを想像すると思います。私もそう思います。じゃあ、株買って儲けたいから、この本読んでみようと思う人もいるかも知れません。 しかし、内容はちょっと違っていて、タイトルにある“みたいに”という点がポイントなんです。 投資家として生きろではなく、投資家“みたいに”生きろ。 つまり、投資家の“考え方”をもって生きろっ感じなんです。投資家の考え方って、別に株とか投資してない人にもとっても大事だよねっ感じ。

    • 『採用基準』

      『採用基準』伊賀泰代 この本の主なテーマは“リーダーシップ”。 元マッキンゼーの伊賀泰代さんの書かれた本です。 様々なグループや組織には、多かれ少なかれリーダーというポジションがあったりしますね。 じゃあ、リーダーになったのでリーダーシップを発揮しましょうではなさそうです。 この本には、そもそもリーダーシップは全員が持ちましょう的な事が書かれています。 そしてよく使われている言葉「マッキンゼー」。 目にする事があるけど、なんだか知らなかったマッキンゼー。 世界的なコンサルティ

      • 『死にたがりの君に贈る物語』

        『死にたがりの君に贈る物語』 綾崎隼 素晴らしい小説に出会うことが出来た。これだから読書はやめられないものだ。 少しネタバレしちゃうかもなのでこの本読みたい人は、ここから先は読まないで。 物語は熱狂的なファンを持つ小説家“ミマサカリオリ”が人気シリーズの完結前に訃報が発表された。そして、とある少女が物語の完結が読めないなら生きる意味ないという理由で、自殺未遂をしてしまうところから物語がスタート。 そこから、熱狂的なファン達は物語がどんな完結なのかを確かめるべく、小説の内容と同

        • 『滅びの園』

          『滅びの園』恒川光太郎 壮大な物語を読んでしまった。 ある日、上空に未知なるものが現れ、それに連動し、地球上にも白い有害な不定形生物のプーニーが出現。 #プーニー #名前可愛い プーニーのせいで滅びの道をゆく地球と対比して、未知なるものの中には平和な世界が広がる。 地球を平和にするには、もうひとつの世界の平和を壊さなくてはならないのだが、、、 というのがおおまかなあらすじ。 もうひとつの世界で幸せに暮らす鈴上という男に地球の運命がかかっているわけなのだが、鈴上の立場になり考え

        『投資家みたいに生きろ』

          『ゆうずどの結末』

          『ゆうずどの結末』滝川さり 読むと呪われる小説「ゆうずど」を手にした4人+作者+読者のホラー小説。 作中の「ゆうずど」は一度読むと呪われ、黒い栞が最後まで移動すると、読者は死んでしまう。そして、「ゆうずど」の最後には、その読者の死に方が書かれていて、その通りに死んでしまう。 ※ネタバレ注意 まぁ、そんなに怖くないやろと思って読み始めたのだが、第1章を読み終えた瞬間に凍りついたよ。 黒い栞が挟まってるんだもん。 それで、次の章を読んだら、また挟まってるんだよ。 黒い栞が、、、

          『ゆうずどの結末』

          『投資の教科書』

          『投資の教科書』後藤達也 投資に興味がある人ってどれくらいいるのでしょう? 新NISAが話題になっていますが、その仕組みをどれだけ人が理解しているのでしょう? 投資に関しては学校では教えてもらえません。自分で勉強するしかないのです。 勉強って何すればいいの? まずは教科書を読んでみることからです。これは学校で教えてくれました。 じゃあ投資の教科書ってどの本? この本です! とりあえずこの本です! 株式投資に興味を持てると世の中の動きがぼんやりと見えてくるのです。自分の資産を増

          『投資の教科書』

          『脱税の世界史』

          『脱税の世界史』大村大次郎 色々な事柄に世界史は付きものである。脱税にだって世界史はあるのだ! 税金のない国家は無いという。そして国家とは税金で作られている。 学校で学んだ社会の出来事、市民革命やらアメリカ独立戦争、ローマ帝国の崩壊などには脱税が大きく関わっているのだ。 多額の利益を生み出しても国家に所属していれば税金として持っていかれてしまう。なんとかして納税する金額を減らそうと試行錯誤する者と、なんとかして税金を取り立てる者の、壮大な鬼ごっこが繰り広げられている。じゃあ世

          『脱税の世界史』

          『きみのお金は誰のため』

          『きみのお金は誰のため』田内学 お金の勉強しなきゃと思いつつも、難しそうな本は読めないな〜なんて思っている、そこのあなたっ! そう、そこのあなたのことです! やっと、めちゃくちゃ読みやすいお金の本が出ましたよ! なにがそんなに読みやすいかと言うと、この本は小説になってるんです!物語を読みながら、お金の勉強ができるんです! お金の勉強ってなると難しそうな本多いですよね!貨幣経済、金本位制、中央銀行やらうんぬんかんぬん!確かに、専門用語や聞き慣れないカタカナ用語が出てくると、頭が

          『きみのお金は誰のため』

          『東京都同情塔』

          『東京都同情塔』九段理江 第170回芥川賞受賞作の一冊。 170回も芥川賞やってるんだ、すごいな〜って思いつつも、この作品の話題はもう一つある。生成AIを使った小説とのこと。作者曰く、全体の5%程が生成AIとのことで、ネットなどで話題になった。色んな意見があるが、この作品を読んだ人と読んでない人で、きっと解釈が変わると思う。読んだ後に思うことは、「そりゃAI使うに決まってるだろ」である。 作中で生成AIが使われてるシーンがいくつかあり、そのAIのセリフを作成するのに、生成AI

          『東京都同情塔』

          『ファラオの密室』

          『ファラオの密室』白川尚史 表紙を捲ると、そこは黄金の別世界。それがこの本の始まり。舞台は古代エジプト、神官のセティは死んでミイラにされ、冥界に行くことになる。しかし、心臓が欠けている為、審判を受けられない。3日の期限を与えられ地上に戻り、心臓のかけら探しと、自らの死の謎を解いていくという、壮大なストーリー。 古代エジプトの世界観とストーリー。さらに、しっかりとしたミステリ要素が加わることで、物語にのめり込んでしまった。ある種の古代エジプトを感じる読書体験とも言える。何より終

          『ファラオの密室』

          『仕事の辞め方』

          『仕事の辞め方』鈴木おさむ 鈴木おさむさんが放送作家を辞めることにした経緯や心境などが書かれた一冊。 タイトルからすると仕事を辞めたいと思う人が手に取りがちだが、いやいやそうではない。むしろ仕事をしている人が読むべき本である。この本を読んだ上で、仕事をしている自分を俯瞰的に見てみよう。職場での立ち振る舞いもきっと改善点が沢山見つかるはずだ。30代を過ぎると教えてもらうという機会も減ってくる。こうした本を読み、自分で気づくことが大人の勉強なのではないだろうか? 、、、知らんけど

          『仕事の辞め方』

          『誰が勇者を殺したか』

          『誰が勇者を殺したか』駄犬 物語というのは面白いもので、日々進化していくのを感じる。今までは、勇者が魔王を倒すまでの物語を描くものが多かったが、昨今は、魔王を倒してからの話が物語として描かれる。 この小説も、魔王を倒してからの物語。 魔王を倒した勇者はそのまま帰らぬ人となった。勇者の仲間達が、平和になった世界で勇者について語っていきながら、勇者の死の真相に近づいていく。 タイトルだけだと少し物騒な物語に思えた。しかし、勇者の死の真相が分かり、最後まで読むと、気持ちの良い終わり

          『誰が勇者を殺したか』

          『その可能性はすでに考えた』

          『その可能性はすでに考えた』井上真偽 年齢、性別共に非公表の作家である井上真偽さんの小説。他にも「アリアドネの声」や「ムシカ鎮虫譜」も読んだのだが、どれも細かな伏線や作り込まれた物語で面白い! #マギっている 「その可能性はすでに考えた」は、とある事件にて首なしの死体に運ばれたというトリックの謎を徹底的に考察している。つまり、すべての可能性を否定出来れば、トリックなどではなく“奇蹟”であると証明出来る。 さてさて、本当に奇蹟は起こったのだろうか? そして、個性豊かな登場人物

          『その可能性はすでに考えた』

          『チーム・オルタナティブの冒険』

          『チーム・オルタナティブの冒険』宇野常寛 宇野常寛さんの初の長編小説と聞いて読んでみることにしました。地方都市のとある高校生に巻き起こる謎の事件をめぐる物語。中盤位までは淡々とした青春ストーリーが続くのだが、後半から終わりにかけて物語が大きく動いていく。まるで読者との我慢比べをさせられているかのような読書体験であった。想像ではあるのだが、作者の考えや思い、体験や経験などが詰め込まれた一冊のように感じた。 宇野常寛=チーム・オルタナティブの冒険という感想では、少し“想像力”が足

          『チーム・オルタナティブの冒険』

          『生成AIで世界はこう変わる』

          『生成AIで世界はこう変わる』今井翔太 時代の変化がめちゃくちゃ速いAIの世界。もしかしたらこの本の内容も一年後、あるいは半年後には古く感じられるかもしれない。人工知能の研究をしている人の本なので、少し難しく感じる内容の部分もあるが、とりあえず注目すべきはChatGPTについてだろう。皆さんChatGPT使ってますか?使ったことありますか? ChatGPTを使ったことがない人は人生を悔い改めた方がいい。 #by孫正義 ってな感じでChatGPTはめちゃくちゃ便利なツールなので

          『生成AIで世界はこう変わる』

          『イーサリアム』

          『イーサリアム』ヴィタリック・ブテリン ブロックチェーン技術を使った“イーサリアム”を開発したヴィタリックブテリン氏の暗号資産についてのあれやこれが書かれた一冊。 いや〜、凡人の私には全く理解できない難書であった。ちんぷんかんぷんにも程がある。暗号資産の一般的な知識は持ち合わせていたつもりだがさっぱり分からんかった。 ヴィタリック氏は天才だ。 この本を読んだ凡人でも、天才の考えを感じとれたことが3つある。 一つ目は、不正をシステムによって起こらないようにすることに尽力している

          『イーサリアム』