シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本…

シタッケ

刺繍作家を目指してます🧵🌀 後はスケートボードやったり、アニメ観たり、ゲームしたり、本読んだり、お酒飲んだりしてます‼️

最近の記事

『レッドクローバー』

『レッドクローバー』まさきとしか 本帯より“家族が毒殺された居間で寛ぎ ラーメンをすすっていた一人の少女。彼女が家族を殺したのではないか。” このなんとも言えない不気味な描写を頭で描いていたら、本を読みたくてたまらなくなった。 #帯作った人すごい 東京で起きたヒ素による大量殺傷事件。この事件が起きた事により、過去に起こった灰戸町一家殺害事件が関係しているのではと思い出された。灰戸町の事件では、犯人は不明。 もうこの時点面白いわけである。 灰戸町の事件で殺害された家族のたった

    • 『N』

      『N』道尾秀介 これまた珍しい本に出会ってしまった。 本書は6つの短編の様な構成になっていて、なんと読む順番は自由。 #なんじゃそりゃ そして読む順番によって、物語のかたちが変わるという。つまり720通りの読み方が出来てしまうという、とんでもない設計になってる。はたして720通りの読み方をした強者はいるのだろうか? 私はというと、1通りしか読んでません💦 #積読たまっておりまして さらに、この本は各章が上下逆さまに書かれて、本をひっくり返しながら読んでいくのだ。こういう設

      • 『国道沿いで、だいじょうぶ100回』

        『国道沿いで、だいじょうぶ100回』岸田奈美 毎度毎度、岸田さんの書く文章は面白くて嫉妬してしまうレベル。岸田さんによれば、日常の何気ないこと、面白いこと、辛いこと、悲しいことや嬉しいこと全てが文章のネタとなり、読者を楽しませてくれたり、感動させてくれたり、考えさせてくれる。 おそらくご本人も、文章にすることによって、人生を楽しんでいるのだろう。すごいな〜! って感じで、岸田さんの本を読むと、毎度同じような感想になってしまうのであった。。。 #国道沿いでだいじょうぶ100回

        • 『成瀬は信じた道をいく』

          『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈 本屋さんの成瀬成瀬成瀬広告によって、すっかり成瀬中毒になってしまった。 「成瀬は天下を取りにいく」を読み終えてすぐに、続編である「成瀬は信じた道をいく」を購入してしまった。 何事にもハマりやすい人は2冊同時に買っておいた方がいいというのが、成瀬中毒者である私からのアドバイスである。 この続編では成瀬は大学生まで成長している。このペースであれば次回作は成瀬の社会人生活が拝める可能性があり非常に期待が持てる。 いつになるか分からないけど、次回作が

        『レッドクローバー』

          『成瀬は天下を取りにいく』

          『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 今やどこの本屋に行っても成瀬成瀬成瀬成瀬成瀬で成瀬を避けては通れない。てなわけで、ついに成瀬を手に取ってみた。 その結果、、、成瀬にハマった、、、 成瀬という主人公にハマってしまった。 特別なミステリではないし、殺人や難解なトリックがあるわけではない。ましてや大どんでん返しなんてものもない。 では何が読者を魅了し、本屋大賞まで受賞しているのか? おそらく、主人公である成瀬あかりから目が離せなくなってしまうのだろう。 成瀬が何をするのか、成瀬

          『成瀬は天下を取りにいく』

          『イデアの再臨』

          『イデアの再臨』五条紀夫 これまた映像化不可能系小説! 主人公は自分が小説のなかの登場人物である事を自覚していて、この物語の世界では言葉、つまり文字が消えていく。 小説上ではその言葉の部分が空白になっていくのだ。 文章で説明するのが難しく、意味不明かもしれない。 まとめると、登場人物達によってこの実物の本が操られているのだ。 #もっと意味不明 言葉(文字)が消されていくので、最後は、、、 ネタバレしそうなのでこの辺で。 #イデアの再臨 #五条紀夫 #読書 #読書記録 #読

          『イデアの再臨』

          『正体』

          『正体』染井為人 一家惨殺の罪で死刑囚となった少年が脱獄し、様々な場所や職場に潜伏しながら話が進んでいき、最後にはタイトル通り「正体」にたどり着くストーリー。 ※以下ネタバレあります。 最後まで読むと分かるのだが、この小説のテーマは「冤罪」。 少年は潜伏しながらも、自身の無罪を訴える準備をしつつ、周りの人々を助けてきたのだ。最終章では助けられた人々が、殺人犯としてではなく、1人の人間として関わっていたことがよく分かる。しかし、殺人犯という肩書きは勝手なイメージを植え付ける

          『うんこの博物学』

          『うんこの博物学』ミダス・デッケルス 色々な本を読んできたが、世界のタブーをまじめに、そして面白おかしく書いてある本は珍しい。 本の購入動機なのだが、知的好奇心が100%といったところ。 うんこは人だけでなく、ほぼ全ての生物の共通の話題になる。 さて、この本はうんこだけでなく、おしっこやおならについても細かく書かれている。まるでトイレ内の出来事を、事細かく分析されているので、保健の教科書とも捉えることも出来るだろう。 但し、第10章の6「食糞の歴史」は注意して読んでもらいたい

          『うんこの博物学』

          『投資家みたいに生きろ』

          『投資家みたいに生きろ』藤野英人 投資家と聞くと株やベンチャーキャピタルやらなんやらを想像すると思います。私もそう思います。じゃあ、株買って儲けたいから、この本読んでみようと思う人もいるかも知れません。 しかし、内容はちょっと違っていて、タイトルにある“みたいに”という点がポイントなんです。 投資家として生きろではなく、投資家“みたいに”生きろ。 つまり、投資家の“考え方”をもって生きろっ感じなんです。投資家の考え方って、別に株とか投資してない人にもとっても大事だよねっ感じ。

          『投資家みたいに生きろ』

          『採用基準』

          『採用基準』伊賀泰代 この本の主なテーマは“リーダーシップ”。 元マッキンゼーの伊賀泰代さんの書かれた本です。 様々なグループや組織には、多かれ少なかれリーダーというポジションがあったりしますね。 じゃあ、リーダーになったのでリーダーシップを発揮しましょうではなさそうです。 この本には、そもそもリーダーシップは全員が持ちましょう的な事が書かれています。 そしてよく使われている言葉「マッキンゼー」。 目にする事があるけど、なんだか知らなかったマッキンゼー。 世界的なコンサルティ

          『採用基準』

          『死にたがりの君に贈る物語』

          『死にたがりの君に贈る物語』 綾崎隼 素晴らしい小説に出会うことが出来た。これだから読書はやめられないものだ。 少しネタバレしちゃうかもなのでこの本読みたい人は、ここから先は読まないで。 物語は熱狂的なファンを持つ小説家“ミマサカリオリ”が人気シリーズの完結前に訃報が発表された。そして、とある少女が物語の完結が読めないなら生きる意味ないという理由で、自殺未遂をしてしまうところから物語がスタート。 そこから、熱狂的なファン達は物語がどんな完結なのかを確かめるべく、小説の内容と同

          『死にたがりの君に贈る物語』

          『滅びの園』

          『滅びの園』恒川光太郎 壮大な物語を読んでしまった。 ある日、上空に未知なるものが現れ、それに連動し、地球上にも白い有害な不定形生物のプーニーが出現。 #プーニー #名前可愛い プーニーのせいで滅びの道をゆく地球と対比して、未知なるものの中には平和な世界が広がる。 地球を平和にするには、もうひとつの世界の平和を壊さなくてはならないのだが、、、 というのがおおまかなあらすじ。 もうひとつの世界で幸せに暮らす鈴上という男に地球の運命がかかっているわけなのだが、鈴上の立場になり考え

          『滅びの園』

          『ゆうずどの結末』

          『ゆうずどの結末』滝川さり 読むと呪われる小説「ゆうずど」を手にした4人+作者+読者のホラー小説。 作中の「ゆうずど」は一度読むと呪われ、黒い栞が最後まで移動すると、読者は死んでしまう。そして、「ゆうずど」の最後には、その読者の死に方が書かれていて、その通りに死んでしまう。 ※ネタバレ注意 まぁ、そんなに怖くないやろと思って読み始めたのだが、第1章を読み終えた瞬間に凍りついたよ。 黒い栞が挟まってるんだもん。 それで、次の章を読んだら、また挟まってるんだよ。 黒い栞が、、、

          『ゆうずどの結末』

          『投資の教科書』

          『投資の教科書』後藤達也 投資に興味がある人ってどれくらいいるのでしょう? 新NISAが話題になっていますが、その仕組みをどれだけ人が理解しているのでしょう? 投資に関しては学校では教えてもらえません。自分で勉強するしかないのです。 勉強って何すればいいの? まずは教科書を読んでみることからです。これは学校で教えてくれました。 じゃあ投資の教科書ってどの本? この本です! とりあえずこの本です! 株式投資に興味を持てると世の中の動きがぼんやりと見えてくるのです。自分の資産を増

          『投資の教科書』

          『脱税の世界史』

          『脱税の世界史』大村大次郎 色々な事柄に世界史は付きものである。脱税にだって世界史はあるのだ! 税金のない国家は無いという。そして国家とは税金で作られている。 学校で学んだ社会の出来事、市民革命やらアメリカ独立戦争、ローマ帝国の崩壊などには脱税が大きく関わっているのだ。 多額の利益を生み出しても国家に所属していれば税金として持っていかれてしまう。なんとかして納税する金額を減らそうと試行錯誤する者と、なんとかして税金を取り立てる者の、壮大な鬼ごっこが繰り広げられている。じゃあ世

          『脱税の世界史』

          『きみのお金は誰のため』

          『きみのお金は誰のため』田内学 お金の勉強しなきゃと思いつつも、難しそうな本は読めないな〜なんて思っている、そこのあなたっ! そう、そこのあなたのことです! やっと、めちゃくちゃ読みやすいお金の本が出ましたよ! なにがそんなに読みやすいかと言うと、この本は小説になってるんです!物語を読みながら、お金の勉強ができるんです! お金の勉強ってなると難しそうな本多いですよね!貨幣経済、金本位制、中央銀行やらうんぬんかんぬん!確かに、専門用語や聞き慣れないカタカナ用語が出てくると、頭が

          『きみのお金は誰のため』