Mac Ichiro / 旅行記書いてるぞ

Mac Ichiro /  誰でもないぞ。ヒッチハイク黒帯。セスナ見習い。左右逆転自転…

Mac Ichiro / 旅行記書いてるぞ

Mac Ichiro /  誰でもないぞ。ヒッチハイク黒帯。セスナ見習い。左右逆転自転車東京部自己配属。 イギリスーセネガル車旅行記「勝手にダカール・ラリー」発売中! https://www.amazon.co.jp/dp/B08F3H33DL

最近の記事

【武漢旅】武漢の現在と華南海鮮市場

先週末、武漢に行ってきた。 期限が切れてしまうANAのマイルがあって、週末に北海道か沖縄でも行こうかと考えていたのだが、少しマイルを足せば韓国や中国も行けるということに気が付いた。 だが、国際線の特典航空券は概して人気が高く空いていない。そんな中、空席が見つかったのが武漢だ。 コロナで有名になってしまった武漢だが、果たして現在の様子はどうなのだろうか。2泊3日という強硬スケジュールで訪れた。 【渡航まで】 過去、日本人が中国を旅行で訪れる場合、ビザは免除されていた。

    • Chat GPT-4作 「村上春樹のトイレ」

      巷ではChat GPT を題材としたコンテンツが席巻している。 Chat GPT の凄さについて自分がわざわざ新たなに説明できることは何もないし、天邪鬼の自分としては安易に流行りにのっているようで、Chat GPTについて特に何かを書く予定はなかった。 しかしながら、昨夜、トイレで腹を下すという事象について、村上春樹風に書いてくれとai に頼んだなら一体どんな話を書いてくれるだろうかと思いつき、その結果、世の中に公表せずにはいられなくなってしまったため、こうして筆を執った

      • ロシア人は2冊のパスポートを持っている

        前述の記事で、カザフスタンの安宿に泊まったら、徴兵から逃れてきたロシア人だらけだったという話を書いた。 彼らと話しているうちに知った、興味深い話の一つに、ロシアのパスポートがある。ロシア人は2冊のパスポートを持っているのだ。 厳密にいうと、1冊しか持っていない人間もいれば、2冊持っている人間もいる。どういうことかというと、片方は日本人が持っているような国際パスポートであり、もう一つはローカルパスポートと言われるものだ。 このローカルパスポートはIDカードとして使われてい

        • バーで出会った男が、とある国の王子だった

          自分にしては、珍しくメルヘンチックな投稿になるがお許し頂きたい。 タイトルの通りだが、残念ながらこれはおれの話ではない。 先日オーストラリア南部の島、タスマニアの友人を訪れたときの話だ。 オーストラリアの友人トム(仮名)は、外交官をしている。彼は3~4年のスパンで世界各地に派遣されており、おれは彼が南米に赴任している際に出会った。 タスマニアはオーストラリアでは最南部に位置する。夏なのに冷涼とした気候や、1週間ほどのドライブで島全体を一周できるサイズ感、一面に広がる草原

        【武漢旅】武漢の現在と華南海鮮市場

          カザフスタンの安宿に泊まったら、自分以外全員ロシア人だった

          (今年10月の話だ) 現在宿泊しているアルマトイ(カザフスタン)の宿は、なんと自分以外ほぼ全員が、戦争への招集を逃れるためにロシアを脱出してきたロシア人男性である。 旅人の宿と言えば、世界中から多国籍の人間が集まるものだが、話しかけるとみなロシア人だ。ロシア周辺の国には先月から多くのロシア人が国外脱出をしているとニュースで見かけてはいたが、まさかここまでとは。 めちゃくちゃアウェイな状況ではあるが、覚えたてのロシア語で話しかけているうちに、2人の友達ができた。 一人は

          カザフスタンの安宿に泊まったら、自分以外全員ロシア人だった

          1年間冷水シャワーを続けた結果

          冷水シャワーを1年間続けたら、風邪をひかなくなった! 年始というと、勉強やら筋トレやら規則正しい生活やら、人々の自己を改革しようとする信念がSNS上に溢れており、ちょっと煙たくなってくる。 1年前。2021年の1月も、新たな年へ意欲を燃やしスタートダッシュする人々を横目に、僕はミニスーパーファミコンで「パネルでポン」に熱中していたのだった。 だが、ふとしたきっかけで冷水シャワーを始めることになり、1年間続けてしまったので、その始終について書いていこう。 2021年1月

          1年間冷水シャワーを続けた結果

          世界オンライン旅(6か国目:南アフリカ共和国)

          さて、すっかり更新していなかったが、久しぶりにオンラインで外国人と話した。今回は南アフリカ。 彼女は南アフリカ出身の黒人で、生物化学を専攻している大学2年生だ。 現在南アフリカは以前としてロックダウンが続いている状況で、週に2回ほどキャンパスに通うものの、その他はすべてオンラインだという。 南アフリカの多様な言語環境話していて面白いと感じたのは、彼女の育った言語環境だ。 ヨハネスブルク出身の彼女は、父親がペディ族で、母親はソト族だ。そのため、父親とはセペディ語、母親と

          世界オンライン旅(6か国目:南アフリカ共和国)

          遊読日記②スマホ脳 (世界的ベストセラー!の帯は本当か?)

          このnoteは、日本国内ではかなり売れている(と思われる)、「スマホ脳(新潮新書)」について、海外と日本での売れ行きの温度差についての考察だ。 「スマホ脳」は、スウェーデン人の医師であるアンデシュ・ハンセンによって書かれた本で、日本語訳は久山葉子さんという方が担当されている。 Kindleで購入して読んでみると、タイトルから予想がつく通り、いかにスマホが心身に悪影響を及ぼしているかが書かれている。 気になったのは、本の帯。「世界的ベストセラー上陸!」とでかでかと掲げられ

          遊読日記②スマホ脳 (世界的ベストセラー!の帯は本当か?)

          虫のコース料理

          (閲覧注意!)虫たちの美味しそうな料理写真を掲載しています。 かつてより、「昆虫食」という言葉を耳にしたことはあった。 実際にアフリカや東南アジアを訪れた際、現地の人から味見させてもらったこともあったが、自分から進んで食べてみようと思ったことはなかった。 しかし。2021年のゴールデンウイークをいかに過ごすかという課題を目の当たりにした快晴の日、僕は魔界である上野センタービルの1階にて虫の自動販売機を発見し、そこで虫のコース料理を思い付くに至ったのであった。 尚、足や

          中南米で最も有名な日本人? ヨコイ・ケンジ氏について

          スカイプなどで南米の人と話していると、「ヨコイ・ケンジって知ってる?」とよく聞かれる。 一体何者なのかと聞くと、コロンビアのスラムでボランティアをしたり、講演を行っている人物なのだそうだ。 日本語の情報は少ないので、ここではスペイン語の記事や動画を見た情報を加えつつ、まとめたい。 彼は1979年に、日本人の父とコロンビア人の母の間に生まれる。NECのエンジニアであった父の仕事の関係で、パナマやコスタリカで幼少期を過ごす。彼が10才のとき、コロンビアで日本人が誘拐され殺害

          中南米で最も有名な日本人? ヨコイ・ケンジ氏について

          旅行記にサウンドトラックがあったなら

          ふと、脳内でそんな戯言がこぼれた。 元来、本というのは文字による表現だ。絵本や写真集などはまた別であるが、旅行記というジャンルは基本的には文章による表現であり、そこに人物写真や風景写真を挿入するのが定石である。 しかし、今回Kindleで自分の旅行記を出版してみて、Kindle本の様々な可能性について気づきがあった。 まず、Kindle端末について。(Kindle Paper white販売サイトより抜粋) 自分自身がKindle端末を5年前から使っているため、Kin

          旅行記にサウンドトラックがあったなら

          世界オンライン旅(5カ国目:オーストラリア)

          「デザイン」という単語から連想するのは、美、センス、解決、すっきり、おしゃれ、などだろうか。 しかし、知人のオーストラリア人で、Displeasing Design (不快なデザイン)というコンセプトの活動を行っているブレンダンという奴がいる。 名前の通り、常識的な感覚からすると不快になるような下ネタ、グロ、醜悪のオンパレードなのだが、世の中のインフルエンサーが、「強さ」や「賢さ」や「豊かさ」や「豪華さ」や「美しさ」や「可愛さ」をこれでもかと競い合っている中で、真逆の方向

          世界オンライン旅(5カ国目:オーストラリア)

          世界オンライン旅(4カ国目:ボリビア)

          Off Lineボリビアを訪れたのは2005年。もはや16年も前のことになる。 パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン、チリと旅した後、バスでボリビアに入国した。 今でこそウユニ塩湖は日本でもかなり知られる存在となったが、当時南米で知られた観光地と言えばせいぜい世界遺産のマチュピチュくらいだった。 南米を旅するに連れ、現地の人々や、宿で知り合ったバックパッカーからどこどこが素晴らしかった、どこどこへ行ったほうが良い、など情報を得て、そんな中で知ったのがウユニ塩湖だった。

          世界オンライン旅(4カ国目:ボリビア)

          世界オンライン旅(3カ国目:メキシコ)

          続いて試したのがこのサイト。 https://chatroulette.com/ チャットルーレット(英: Chatroulette)は、無作為に抽出された利用者同士がビデオチャットを行うWebサービスである。ロシア連邦・モスクワ在住の17歳の高校生、アンドレイ・テルノフスキー(Andrey Ternovskiy)によって、2009年11月に作成された。サービスを開発した理由はスカイプに飽きたから。開設当初は友人の間で利用されており利用者数も300人程度だったが、2010

          世界オンライン旅(3カ国目:メキシコ)

          世界オンライン旅(1~2カ国目:アメリカ・インド)

          どのようにして出会うか?さて。最初に思いついたのは、HellotalkやTandemなどの言語交換アプリだった。世界には日本語を学びたい人々がそれなりにいて、何百万人というユーザーがこれらのサービスを使っている。当然日本語を教えつつ、こちらは英語やその他の言語を教わる名目で出会うことができるだろう。 しかし。なんだかぬるいなー。 海外を旅していると時折日本に興味を持ってくれている好意的な人たちに出会うが、どちらかというと少数だ。「トヨタ!サムライ!スシ!」などと言ってくれ

          世界オンライン旅(1~2カ国目:アメリカ・インド)

          世界オンライン旅(序章)

          毎年ふらふら海外に行っているものの、今年はコロナのせいでロクに行けていない。 仕事を納めた昨日の夜、プルコギピザを食ってベッドに入り、朝起きたらふと思いついた。 「オンラインで世界中のやつらと話してみよう」 この手の些細な閃きは定期的にあるのだが、だいたい3日坊主、もしくは実行するまでもなく終わってしまうことが多い。この思いつきも果たしてどれだけ続くか怪しいが、自分が長年続けている「旅」というジャンルなので、もしかすると続けられるかもしれない。 「旅」というと人によっ

          世界オンライン旅(序章)