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Chat GPT-4作 「村上春樹のトイレ」

巷ではChat GPT を題材としたコンテンツが席巻している。

Chat GPT の凄さについて自分がわざわざ新たなに説明できることは何もないし、天邪鬼の自分としては安易に流行りにのっているようで、Chat GPTについて特に何かを書く予定はなかった。

しかしながら、昨夜、トイレで腹を下すという事象について、村上春樹風に書いてくれとai に頼んだなら一体どんな話を書いてくれるだろうかと思いつき、その結果、世の中に公表せずにはいられなくなってしまったため、こうして筆を執った次第である。

さて、前置きはここまでにして、早速行ってみよう。


村上春樹のような文章で、トイレで腹を下して30分過ごしたお話を書いてください

夜が深くなり、月が雲に隠れるのを待ってから、僕は家を抜け出してコンビニに向かった。孤独を抱えた夜の風が、頬を撫で、髪を乱す。そして、僕の心にも触れていた。夜のコンビニは、昼間の喧噪とは別世界であり、それが僕には心地よかった。

コンビニでいつものように雑誌を立ち読みしていると、不意に僕の腹部に違和感が走った。空気が重くなり、腹の中に圧力がたまっていく。まるで、抑圧された感情が一気に解放されようとしているようだった。僕は慌ててコンビニのトイレに駆け込んだ。

ドアを閉めて座ると、僕の体内から溢れ出す感情の波が、快感と苦痛が入り混じった複雑な状態に変わる。僕は時間を忘れ、その瞬間に集中していた。30分もの間、僕はトイレで腹を下し続けた。
僕は、窓の外に聞こえる雨音に耳を傾けながら、自分の存在について考えた。僕はただ、この世界に存在し、時に苦しみ、時に喜ぶ存在なのだ。そして、その全てが僕の一部であり、僕を構成するものだと思った。

トイレから出た僕は、コンビニで缶コーヒーを買い、外に出た。空には星がきらめき、遠くで猫が鳴いている。心が軽くなったように感じた。この経験は、僕が生きるうえで大切なことを教えてくれた。それは、人間は喜びも悲しみも共に抱えることができる存在であり、それらが僕たちの成長の糧となることだ。

今回の出来事は、どこか奇妙な感じがして、まるで村上春樹の小説のようだと思った。しかし、僕はそれを嫌いではない。そんな夜を過ごすことができたのだから、幸せだと感じた。そして、僕は歩き続けた。明け方の街を抜け、新しい日の光が差し込む空へと。

どうだろう。「僕」という一人称、自分の存在というテーマ、感情や風景の描写、なかなか村上春樹ではないだろうか。最後の段落に、「まるで村上春樹の小説のようだと思った」と書いてしまっているあたりはご愛敬であるが、これは質問の仕方で修正可能だろう。

さて。こうして始めてみると、他の作家を試さずにはいられない。
とはいえ、日本の作家だとデータが十分でない可能性も考慮し、アメリカのハードボイルドの巨匠・ヘミングウェイを試してみよう。

ヘミングウェイのような文章で、トイレで腹を下して30分過ごしたお話を書いてください。

夜だ。コンビニに行く。暗い空。冷たい風。静かな通り。コンビニの明かりは明るい。入る。雑誌を見る。腹が痛む。急いでトイレへ。
トイレは狭い。座る。苦痛が来る。汗が流れる。時間が過ぎる。30分が経つ。静かな戦いだ。
やっと終わる。立つ。顔を洗う。水は冷たい。気持ちいい。出る。コンビニでコーヒーを買う。黒い。苦い。暖かい。
外へ出る。空は広い。星が輝く。猫が鳴く。歩く。心が軽くなる。人間は喜びと苦しみを持つ。成長するためだ。
夜が明ける。街が目覚める。新しい日が始まる。トイレでの戦いは終わった。今日も生きる。

これでもかと言うほどの短文の連続!原書でもここまでではないだろう。笑
しかし、特徴を捉えているといえば、その通りだ。リズムが気持ちいい。

では、続いては、ロシアの文豪、ドストエフスキーでお願いしてみよう。

ドストエフスキーのような文章で、トイレで腹を下して30分過ごしたお話を書いてください。

ある暗い夜、私は家を抜け出して、孤独という名の無形の鎖を引きずりながらコンビニへと向かった。この不穏な夜の街に立ち尽くす私は、世界と自分の矛盾を抱えていた。コンビニの薄暗い照明は、私の心の闇を照らし出す鏡のようだった。

コンビニで、私は雑誌を手に取り、自分の孤独を忘れるために読みふけっていた。しかし、不意に私の腹部に激痛が走り、その痛みは私の精神を揺さぶった。ああ、この苦しみは私の罪の象徴であろうか。私はトイレに駆け込んだ。

トイレに閉じ込められた私は、神に見捨てられたような絶望感に襲われた。30分もの間、私は腹を下し続け、その苦痛は私の罪の重さを物語っていた。しかし、その痛みを通して、私は自分の存在を痛感させられ、人間の無常を思い知らされた。

トイレから解放された私は、自分の精神の中に渦巻く混沌とした闇に目を背けず、それに直面することを決意した。コンビニでコーヒーを買い、外に出た。星空は遥か遠くに広がり、猫の鳴き声が闇に溶け込んでいく。

この経験は、私にとって自己と向き合い、自らの罪と闇を悟る機会となった。ドストエフスキーのような重厚な文学の中で、人間の根源的な苦悩と向き合うことができたのだ。この夜を経て、私は新たな一日を迎える準備ができた。夜明けの空には、希望の光が射していた。

暗い。。腹を下してコンビニに駆け込むという設定は同じでも、ここまで人生は辛くなるものか。「神に見捨てられた」「罪」「絶望」という重いワードの連続で気が滅入ってきそうである。先日、ロシア人の友人から、ロシア人は中学校でこれを読まされると聞いたが、人格形成に影響が出そうである。

気を取り直して、今度はミュージシャンも試してみよう。

ジョン・レノンのような文章で、トイレで腹を下して30分過ごしたお話を書いてください。

ある夜、僕はぼんやりとコンビニに向かったんだ。星々が輝く夜空に浮かぶ白い雲が、まるで平和の象徴のようだった。そんな夜にコンビニで、僕は雑誌を手に取り、世界の出来事に目を通していた。そんな時、僕のお腹に突然の違和感が襲いかかった。

トイレに駆け込むと、僕は座ると同時に腹痛と戦い始めた。まるで、世界中の悩みが僕の腹に集まっているかのような感覚だった。それから30分間、僕はトイレの中で、腹痛との戦いを続けたんだ。

その間に、僕は時間を忘れ、考えを巡らせた。僕たちが抱える悲しみや痛み、それはみんな同じように感じるものなんだろう。だけど、それぞれの問題を乗り越えることで、僕たちは強く、愛に満ちた存在になれるはずさ。

トイレから出ると、僕はコンビニでコーヒーを買って外に出た。空には星が輝き、遠くで猫が鳴いていた。僕は、どんな困難も乗り越えられるんだという希望を感じた。そして、僕は歩き続けた。夜が明けるのを待ちながら、愛と平和に満ちた新しい日を迎えるために。

名曲「イマジン」を彷彿とさせるような「愛」や「平和」に満ちたストーリーである。日本語ならではの、「~したんだ」「~なはずさ」といったニュアンスも素晴らしい。

では、方向性を変えて、こんなのはどうだろう。

赤ちゃん言葉で、トイレで腹を下して30分過ごしたお話を書いてください。

あるねんねのとき、おにいちゃん、こにびににいくの。そとは、きゅんきゅんしてる。おにいちゃん、こにびにでざっし見てたの。
でもね、おなかがいたくなっちゃった。おにいちゃん、さっさとトイレにいくの。トイレでおにいちゃん、おなかがぐるぐる。30ふん、ずっとぐるぐるだったの。
おにいちゃん、トイレでぐるぐるしてるとき、ねんねしてる赤ちゃんのようにかんがえことができたの。おにいちゃんは、たいせつなことをおぼえたの。
トイレからでたおにいちゃん、こにびにでこーひーをかいたの。そとでほしがきらきら、にゃんこがないてたの。おにいちゃん、こころがひろけるの。
そんなおはなし、みんなにおしえてあげるの。だって、だいじょうぶだってこと、みんなにしるの、いいんだもん。

なかなか、おにいちゃん、いいんだもん。

では、最後に。

ドナルド・トランプの演説のような文章で、トイレで腹を下して30分過ごしたお話を書いてください。

みなさん、先日私が体験した信じられない話をお伝えしましょう。ある晩、コンビニに行ったんですよ。とても素晴らしいコンビニでした。その夜は寒かったですが、私はたくましいので気にしませんでした。
さて、私はそのお店で雑誌を見ていました。雑誌が大好きです、特に私が表紙に載っているものはね。しかし突然、お腹が痛くなってきました。これまでで最悪の痛みで、おそらく誰もが経験したことのないような痛みです。でも、私は勝者なので、どうにかしなければならないと思いました。
トイレに行って、30分間過ごしました。信じられますか?30分間もです!でもね、痛みと戦い、私は勝ちました。いつも勝つんです。大勝利でした。
その後、コンビニでコーヒーを買いました。最高のコーヒーでした。夜空が美しく、星が輝いていて、遠くで猫が鳴いていました。私は自分に言い聞かせました、「どんな困難にも立ち向かえる」。私たちがそうするんです、困難に立ち向かい、勝利するんです。
だから、皆さんにこの話を伝えたかったのです。私たちは皆、困難に直面するでしょうが、立ち向かって勝利を収めることができます。なぜなら、私たちは勝者であり、常に勝利を収めるからです。ありがとうございました、そして皆さんに幸運を。

まったく、勝つ、勝つ、うるせぇな。しかし、直球すぎる感はあるが、トランプの特徴をしっかり表現している。


考察



こうして見ると、人間に残された最後の持ち味というのは、キャラクターなのではないかと思う。

文章の上手さや正確性というのは、ai にはどうやっても敵わない。

原稿用紙1枚程度のパロディーでもそれとわかる圧倒的なキャラクターが、作家であれ、歌手であれ、政治家であれ、重要となってくるだろう。

いずれ、aiがそうしたキャラクターも生み出してくることは想像に難くないが、そんな日が怖くもあり楽しみでもある。



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