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【訪問介護vol.9】「いらっしゃいませ」ではなく「お邪魔します」の関係

今まで職場がいくつか変わり有料老人ホーム→デイサービス→訪問介護と同じ介護業界ではあっても、訪問介護員になってから衝撃だったのがなんといっても「利用者様のテリトリーにお邪魔する低姿勢」を身につけなくてはならないことでした。

もちろん他の所で働いていても低姿勢なはず。ですが実際は施設に来た入居者(利用者)はお客様だけども施設のルールや職員側の予定などに沿って、食事や入浴、リハビリなどを行うことが多く見られます。朝10時になるとラジオ体操が勝手に流れ介護士に「一緒にやりましょう!」と誘われるし、1人で勝手におやつをボリボリ🍘食べることはできないし、水を出されて看護師さんに「水分よく取ってくださいね!」といちいち声をかけられるのが日常です。学校のような状況に近いと思います🏫

(個人的には介護の仕事に就いて、みんなで行う朝のラジオ体操📻🤸‍♂️が好きになりました。たった5分で、終わったあとに気持ちがすっきりし、前向きになるという変化に気がついたからです。)

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介護現場が違うと態度もちがう?

施設の職員は「いらっしゃいませ!」「◯◯さんようこそ〜!」と迎える側にいるので自分たちのお店にお客さん達が来られるという立場です。来る側の高齢者も慣れるまで緊張しながら「よろしくお願いします💦」といそいそ来られます。あとは職員がレクリエーションや食事を提供し喜んでもらえるよう工夫するのが腕の見せ所✊✨

でも、訪問は違います。ヘルパーが迎えられる側です。「ようこそ!」ではなく「◯◯さん、こんにちは。お邪魔します」という全く反対の立場になります。相手のテリトリーに入り依頼しているサービスに沿うため使う私物(掃除用具、調理器具、ゴミ袋など)は全部お借りします。利用者さんも私たちを見て「あ、今日もよろしく👋」とちょっと会釈して終わりみたいな関係性が多いです。

ところが時々「お邪魔します」精神を忘れ、馴れ馴れしく話してしまったり、仕事中声をかけられ思わず「ハイハイ!」と軽く返事して「あのヘルパーに偉そうにされた!💢」と思われクレームになることがます。相手の家にいる以上いつもより余計気をつけなくてなりません。場合によっては一度で仕事が切られてしまいます。

どちらの仕事も重要ですが、職員側が偉そうな態度を取ったり、あるいは見ていないところで虐待などが起きる場合はこの立場がすこーし関係しているように私は感じます。

いつのまにか無意識にやってしまう対応、自分流のやり方、悪気はなくても場合によっては事件なりかねません。

悪気がなくやるは最大の悪いこととも言えますね、私もやっていなか心配です😱

訪問の場合は一対一なので問題が起きるとすぐ誰がやったのかわかってしまいます。でもお互い人間同士なので働くヘルパーと利用者さんが合うかどうかはサービス責任者が見極めてマッチングし仕事の振り分けを行います😃

婚活アプリと同じですね笑

なんとか色んな人、色んな病気、色んな支援方法を駆使して対応していきたいと思う今日この頃です🌱

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桜が咲き始めて、春は新しいスタート🌸ワクワクを増やしながら今月も後少し!乗り切るぞ。

今日も読んでいただきありがとうございました😊

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