ライターまりな

ライター・イラストレーター まりな  主な仕事はインタビューライター、ライティング、イ…

ライターまりな

ライター・イラストレーター まりな  主な仕事はインタビューライター、ライティング、イラスト お仕事はmarina.Iizuka0414★gmail.com(★→@)

マガジン

  • 介護職ばなし

    過去に介護職で感じたことを書いています。

最近の記事

人生初のフィギュアスケート〜氷の妖精たちが人間らしさを見せる時〜

「もう、今年の運を使い果たしちゃった?」そう思うほど、ラッキーなことがあった。 プリンスアイスワールド2023-2024のペアチケットが当たった!たまたまFacebookを見て応募して、突然チケットが届いた。母はスケート好きなので喜んでいた。 たぶん応募の時に「新しい刺激を受けて、鑑賞後は必ずSNSで発信する!」と一言欄に書いたからかなと思う。 嘘はつけないので、ここで感想を書きます。 人生初のフィギュアスケート。東伏見アイススケートセンターで、今年初滑りの元オリンピ

    • 取材相手を探す3つの方法とは?インタビューライター直伝「人の探し方」

      こんにちは。「一ヶ月の半分は人探し」をしているライターのまりなです。 私のライティングはインタビュー取材が中心です。副業から始めて今年で3年目。 毎週誰かに会いに行き、貴重なお話を聞かせてもらいます。 しかしその誰に会いに行くかは、ほぼ毎回自分で探しています。 現在受けている媒体のクライアントさん方からは、取材相手を見つけるところからお願いされています。 私の場合「この方をインタビューしてください」と依頼されることは三ヶ月に1回くらい。 少なくても毎月6名〜7名は

      • 今の仕事について

        はじめまして。ライター・イラストレーターのまりなです。 ライター歴3年目。イラストレーターはなんだかんだ10年目。 体力はないですが、社交的でおしゃべりなタイプです。 夢は発展途上国で働く日本人の取材をし「海外で困っている人たちの役に立とうとしている大人がこんなにいるんだよ」と子どもたちに伝える本を書くこと。 プロフィール 1986年生まれ。高校から美術科→明星大学造形芸術学部卒業→教育サービス会社→イラストレーター開始→介護職→ライター副業→フリーランスライターに。 所

        • 【有料老人ホームvol.8】あの日の空を知らなくて...

          8月15日は終戦記念日 毎年この日は大体晴れていてミンミンゼミが鳴り、青空が広がる暑い1日が多いのですが今年は全国各地で大雨が降り、関東でも夏ではないみたいな涼しさを感じます。 この日になると、私が必ず思い出すのが7年前に有料老人ホームに勤めていた時のお昼ご飯の一コマです。 日中働いている職員は大体の人がお昼の時間になると食事の配膳をするためにダイニングに集まります。 私もいつものように一人一人にトレイに並べられた食事を配り歩いていました。 その時、いつもハキハキ喋

        人生初のフィギュアスケート〜氷の妖精たちが人間らしさを見せる時〜

        マガジン

        • 介護職ばなし
          25本

        記事

          【有料老人ホームvol.7】いくつになっても母を想って...

          今考えると有料老人ホームで働いてる時が1番色んなことにチャレンジできて楽しかったかもしれない。何より自分の好きな分野をレクリエーションを通して発揮できたことが嬉しかった。 私のレクリエーションは最初は図工関連のものが多かったけど最後の方は脳トレや簡単な体操、たまに黒板を使って絵を描いてデモンストレーション🖼をした。 ある時DAISOで買った無地の提灯に好きな絵を描くレクリエーションをした。その中でも覚えているのが玉木さんの提灯。大きな山が描かれていたのが印象的だった。

          【有料老人ホームvol.7】いくつになっても母を想って...

          【訪問介護vol.11】ネグレストでも幸せかもしれない

          昨日の夕方「noteに何か書こうか〜...」とぼんやり考えながら台所の狭いシンクでポロシャツと下着を手洗いしていました。 私のではなく笑 利用者の浅井さんの洗濯物です。 こちらのお宅は廊下が長くどの部屋も広そうな素敵なお宅で、2階からどんどんと息子さんの足音が聞こえます。 利用者さんの中には二世帯住宅で暮らす方がいて、その場合は洗濯物などは基本ご家族にお願いします。 しかし、残念ながらそういうわけにはいかない事情があるうちも多い...。 私たちが「あの家族はネグレス

          【訪問介護vol.11】ネグレストでも幸せかもしれない

          【訪問介護vol.10】レトロなお宝発掘

          平日は毎日訪問介護でいろんなお宅におじゃましています。令和の時代に「え?これ?」と思うようなレトロな物を発見する毎日👀! 最近、平成生まれのこが「昭和が好き❤️」と言って音楽や雑貨を集めたりレトロな古着を着ているという話題がテレビでやっていたので、そういう人には「訪問介護の仕事をオススメですよ!」ということで紹介します笑 昭和30年代から住んでいるお家もまだまだたくさんあるので見る人によっては懐かしくてお宝発見になるかもしれません。 例えばこちら、北海道のお土産木彫り熊

          【訪問介護vol.10】レトロなお宝発掘

          【訪問介護vol.9】「いらっしゃいませ」ではなく「お邪魔します」の関係

          今まで職場がいくつか変わり有料老人ホーム→デイサービス→訪問介護と同じ介護業界ではあっても、訪問介護員になってから衝撃だったのがなんといっても「利用者様のテリトリーにお邪魔する低姿勢」を身につけなくてはならないことでした。 もちろん他の所で働いていても低姿勢なはず。ですが実際は施設に来た入居者(利用者)はお客様だけども施設のルールや職員側の予定などに沿って、食事や入浴、リハビリなどを行うことが多く見られます。朝10時になるとラジオ体操が勝手に流れ介護士に「一緒にやりましょう

          【訪問介護vol.9】「いらっしゃいませ」ではなく「お邪魔します」の関係

          【有料老人ホームvol.6】みんなに好かれて長生きの条件

          ある時、はたと気がついたら90歳以上の長生きな高齢者で職員や入居者同士に好かれる人には幾つかの特徴があることがわかりました! 3食おやつ付きの有料老人ホームでは仕事の中に食事記録があり、入居者さんが食べ終わった後の食器を見てどれだけ食べたか、毎度食べ終わるたびに下膳コーナーに運ばれる残飯と食器類を眺めながら名前と食べた量を入居者全員分チェックします。 90人施設で正直毎回はめんどくさくなります🌀 でも体調確認のため、必要な仕事です。 みんなが去っていった食堂でぽちぽち

          【有料老人ホームvol.6】みんなに好かれて長生きの条件

          【訪問介護vol.8】大事な話は1日置いて答えを出す

          なにも訪問介護に限ったことではなく...先日、うちの職場に登録ヘルパーさんが面接に来ました。小さいお子さんを育てているママさんです。 介護業界の人材不足でどこも、施設や事業所は人の取り合いです。このコロナ禍で仕事がなくなったと悩む方々の情報を聞くと是非うちに来て欲しいなと思ってしまいます。私の職場もヘルパーの人数を聞かれたら「え!?それしかいないの💦?」と驚かれるほど少人数で動かしています。 介護業界は面接をすれば案外あっさり合格し、すぐに働ける職場が多いと思います。

          【訪問介護vol.8】大事な話は1日置いて答えを出す

          【デイサービスvol.4】誕生日をお祝いされたことがない人の誕生日会

          ここ数年、子供が産まれたら一歳になる前からハーフバースデーでとか、学校では二分の一成人式など子供をなにかと祝う風潮がありますね。でもちょっと時代をさかのぼるとそんなお祝いばかりしている時代ではなかったようです。 デイサービスに勤めていた頃、工藤さんという70代前半の男性が通われていました。大工さんだったことから職人気質で機嫌を損ねると怒鳴った瞬間、振動で壁にかかっていた額縁が落下したことがあるほど恐い方でした😱❗️ その反面手先が器用で毎週私たちの作るお昼ご飯を美味しそう

          【デイサービスvol.4】誕生日をお祝いされたことがない人の誕生日会

          【訪問介護vol.7】どうか一歩ずつ前を向いて生きてほしい

          利用者さんの経歴を読むと時々「...え?」と思うことが書いてあったりします。担当するケアマネージャーが書いているのですが、ざっとしか書いていない経歴もあれば少々詳しく書いてある経歴もあります。 大体はこんな感じで書いてあります→(例)「秋田県生まれ。20歳の時上京。印刷業に就き、23歳で妻を紹介され結婚。二男一女を設け、33歳で転勤になり埼玉に移り住む。65歳で定年してからは自宅にいることが増えた。73歳で妻を自宅で看取り、現在は独居で庭の手入れと囲碁を楽しむ。」みたいな。

          【訪問介護vol.7】どうか一歩ずつ前を向いて生きてほしい

          【有料老人ホームvol.5】それぞれの山の見え方⛰

          ひとつの山を2人の人間が見つめて、ひとりが「この山はなんて立派で綺麗な山なんだ✨」としみじみと鑑賞に浸り、隣にいたもうひとりは「すごくいい山だ!これなら高く売れそうだ!」とお金💰が頭がよぎり嬉しくなっているという例え話。 同じ物を見ていても見ている角度が真反対ということがあります。  前々回のnoteで書いた「尊敬する切り抜きジジイ」で登場した有料老人ホームで暮らす森越さんはいつも切り抜きをする定位置が決まっていました✂️ そこは3階エレベーター前のラウンジ。入居者さん

          【有料老人ホームvol.5】それぞれの山の見え方⛰

          【訪問介護vol.6】ナイチンゲールがたくさん

          人生初の電動自転車に乗り1ヶ月。(会社の)あまりの快適さに感激したのも束の間、今日は訪問に向かっている途中で段差につまずき思いっきり転倒してしました😱🚲いい気になりすぎた〜! 本当に痛い...左膝🦵は擦り傷、足の親指は腫れて今は故障中です。こうやって老人は自転車で転倒して骨折して入院して歩けなくなるんだ...としみじみ思いました。私よかった、まだ30代で...😭 車道に身体が倒れたけどなかなか起き上がれず、うずくまってました。しばらくして「大丈夫?」と声をかけられ顔を上げ

          【訪問介護vol.6】ナイチンゲールがたくさん

          【有料老人ホームvol.4】尊敬する切り抜きジジイ

          「ジジイ」なんて言葉もちろん仕事場で言ったことはありません。でも時々心の中で言いたくなる場面がちょいちょい訪れます。 93歳の入居者、森越さん。一瞬かわいいおじいさんにも見えますが、計算高くて、いろんな意味で器用な人でした。 「よう。エマちゃん!」 「...すみません。私、まりなちゃんです」と低い声で真面目に返事したことが何度あったか笑 私の名前「まりな」は本名ですが、なぜかこの人だけには「エマちゃん!」と呼ばれていました。(なんでもいいんですけどね) 私は森越さん

          【有料老人ホームvol.4】尊敬する切り抜きジジイ

          【デイサービスvol.3】旦那より好きな姑、舅

          この世に旦那さんよりお姑さん、お舅さんが好きな人がいるんだということにビックリしたのが3年前。 デイサービスに元気でちょっと口の悪い河西さんという女性利用者さんがいました。年齢は70代後半。デイに通い始めた頃は朝からポーンッと思ったことを強い口調で話すため職員がハラハラ💦することがありました。 今思い返せば認知症が進む中、不安な自分を守るために発していた言葉だったんだろうと思います。実際は裁縫が得意なとても優しい方で、よく庭の草花をお土産に持ってきてくれました💐🧵 お嫁

          【デイサービスvol.3】旦那より好きな姑、舅