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記事一覧
パワポ×文学|明暗の詩
Light and dark
辿り着く未来のために
光を灯そう
Light and dark
逃げた過去のために
闇を満たそう
中心への帰結は
円として 循環の理
Light and dark
闇と光と 生命の晩餐
パワポ×文学|雲と雨の詩
いつの間にか太陽を隠し
黒い巨大な雲が何層も重なって
空に攻め込んできた
予感は的中した
最初の一撃が鼻の頭に当たった
目をすこし細めて空を見上げる
すぐに弾の数は増え
地上に攻撃が降り注いだ
恐ろしくなって走り出す
こんなに寒かったっけと今更ながら思う
気づいた時には遅かった
周りには誰もいやしない
越えてしまったのだな
越えてしまったのだな
震える身体を抱きしめて
理解する方法を探 もっとみる
パワポ×文学|誕生の詩
さらりとしていて
やわらかく
ひたすら淡い
ひとつ手に取って
握りしめてみる
ああ、これが誕生するということか
熱だ
脈動だ
ほのかに感じる命の流れが
その小さなものに宿っていた
たしかに私に語りかけてくる
私にしか理解できないものだ
パワポ×文学|桜の詩
知らぬ素振りをしてみても
いつか訪れる別れから
逃れることはできやしない
しがらみから逃れられないように
いつまでもいつまでも
苦しみ続けるのだろうか
嫌だと言えばよかった?
それでもあいつは去っていったろう
本当は知っているのだ
その別れが僕の成長に必要だったことを
その出会いがもう二度と訪れないことを
こちらで解説を読むことができます。
https://note.com/ma_sa_ もっとみる
パワポ×文学|波の詩
砂の上には
見知らぬ傘ひとつ
岬の上には
見知らぬ人ひとり
海よ空よ
お前たちは知っているのか
枯れた木々の行く末を
我らの星の行く果てを
錆びた鉄は時間を語る
腐食の病は時を止める
岬の上には人ひとり
海の底には数多のいのち
なにも残されないのだろう
しがみついても
この波にさらわれていく
↓解説はこちら
https://note.com/ma_sa_to_no_te/n/n797f もっとみる
パワポ×文学|虹色の一週間
さあみなさん
1週間がはじまりますよ
まずは最初の月曜日
狂ったリズムの月曜日
素っ頓狂が空を飛ぶ
はたらけはたらけ
ラッパのリズムの月曜日
続きまして火曜日です
カオスばらまく火曜日です
神も仏もございません
夢も希望もございません
真理を知るのはまだ先か
澄ました顔の火曜日です
なんだかんだで水曜日
伸びて縮んで水曜日
鳴くだけ鳴いて
行ったり来たり
此処が世界のおへそです
ぐるりと回る もっとみる
パワポ×文学|月の詩
夜空にポッカリ穴を空けて
白々しい月が浮かんでいる
見つめているのは僕だけか
白々しい僕が月を見る
https://note.com/ma_sa_to_no_te/n/n9cb22fd5900b
パワポで詩の世界を表現してみました。
詳細は↑の記事をご覧ください。