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ノスタルジーと開放感〜地元札幌ひとり旅・後編

前回はこちら


朝。
ドミトリー内のどこか遠くで鳴るアラームの音がかすかに聞こえてきて目が覚めた。

6時50分。

10分後に鳴る予定の自分のアラームを解除し、立ち膝で着替えを済ませそろりとベッドを出る。


今日は11時に友達と待ち合わせをしているのだけど、その前にひとりで北海道神宮にでも行こうと思っていた。

"週末のシンデレラ世界弾丸トラベラー"(懐)並みに時間ニ限リガゴザイマスな旅なので、少しでも予定も詰め込みたかった。

だがしかし

早朝から神社に行くなんてそんな丁寧な行動をしたことがないので、起きた瞬間から当たり前にだるくなってしまい、あっもういいかな〜 と諦めた。

まだ外の天気すら確認すらしてないのにジャッジが早い。

ちなみに筋金入りの雨女なので、私が札幌にいる間だけピンポイントで雨予報だったんだけど、当日は怪しげな雲行きではあったけどギリギリ降ってはいない。どうかこのまま持ってくれ!


札幌に帰る直前、浮かれすぎていた私はインスタのストーリーズにこんな独り言をアップしていた。

(背景に関係ない推しの写真を使う)

そしたら、友達が
「ストーリーズ見たけど、ランチにスープカレーかラーメン食べに行って、そのあと雨降ってなければ大通公園か北海道神宮行こうか?」と提案してくれて車を出してくれることに。

神様なの?

お言葉に甘えてそのプランにさせてもらう。

待ち合わせまで少しだけ時間があいたので、ホテルの一階のラウンジスペースのカフェでゆっくりキャラメルラテを読みながら読書を。

なんですかこの優雅な時間…

置いてある本のセレクトがまたよくて。
ジャンルは旅、北海道、ビジネス系が多い印象。

その中から、なんとなく気になった
365日の広告コピー という本を手に取った。

タイトル通り、日めくりカレンダーのように日別に違う広告のコピーと解説文が書いてある本だ。

初めから読むのではなく、パラッと適当に開いてみた。
どんな言葉かなーとみてみると

「わが子と話せる時間は、悲しいほど、少ない」

だった。

わが子と離れてひとり時間を過ごしている今の自分に、この言葉はなんだかずしりときた。

流し読みしながらキャラメルラテを飲み干し、狸小路を通って大通駅のほうへ向かう。

はいこんにちは〜!!!
狸小路のたぬき
路面電車のある風景
実は乗ったことない
変わらない、このフォント

待ち合わせは南平岸。
駅前のコンビニの駐車場で待ち合わせしていた。

やってきた車の運転席に座る友達の姿を見つけると、ちょっと距離があるにも関わらず無音でオーバーリアクション。窓越しに派手な動きをしてしまう。

後部座席には2年半前よりめちゃくちゃ大きくなっていた息子くん(4歳)の姿が。かわいい!

こんにちは!と挨拶を交わした2秒後には「これはブンブンジャーのベルト。」と持っていたおもちゃを紹介してくれた。おーい、かわいすぎる。


帰ったら必ず遊ぶ、高校の友達。

久しぶりだけどいつもそれを感じさせないほど、するりと会話がはじまる。それがすごくうれしい。

まずはスープカレーやさんへ。

SOUP CURRY KING

チキン野菜カリー

帰郷するときはいつもSAMAのスープカレー(海老ベース)を食べていたので、今回久しぶりに違うお店のスープカレーを食べて、味の違いに驚いた。

KINGは鶏ガラ、煮干し、昆布などの出汁ベースのスープ。
具沢山でおいしい!個人的にスープカレーは揚げブロッコリーが入ってると嬉しい。
すべて平らげてお腹いっぱい。


そしていつぶりかわからないほど久しぶりの北海道神宮へ。
多分最後に訪れたのは約10年前、友達の結婚式のときだ。

札幌市民の初詣といえば北海道神宮。
お花見といえばお隣の円山公園。

でもそれは、自分が若い頃の思い出で止まったままだ。

みんなでおみくじを引いた。
私は確か小吉。大吉以外は記憶に残らないタイプなのでもはや結果も書いてあったことも忘れた。
おみくじってやつは、おみくじを引く瞬間がピークだと思う。

そして、昔はなかった神宮茶屋という小さなお店で焼きたて福レ餅という名物を買った。
なんでも、きのとやグループが運営してるらしい。そんなの絶対おいしいじゃないか。
きのとやはチーズタルトが好きです。

オーダーしてから作り始めるので本当に焼きたてほやほやをいただけるんだけど、熱すぎて指がご臨終しかけた。持てない。多分出来たてのグラタン皿より熱い(そんな?)。

これはいったんかじりかけて熱すぎて思わず顔を引っ込めヒビだけ入った福レ餅。

中にあんこが入っていて、大福をぺっちゃんこにして鉄板でカリカリになるまで焼いたもの、と想像してもらえればわかりやすいかな。

森林に囲まれて、ベンチに座りながらみんなで食べる癒しのひととき。平和。
木にリスがいて盛り上がったけど、どこ?!どれ?!と言っているうちに私は見逃した。こういうときだいたい見逃す運命なの、なんで?

そして車ですぐのところにソフトクリームやさんがあるというので連れてきてもらった。

BARNES

食べてばっかりと思うでしょう。でも全然いけちゃうんだ。
なぜならおいしいから。(Becouse it's delicious.)
そして北海道ハイになっているから。

こちらはお店の外まで並んでいたけど、意外と回転が早くてそこまで待つことはなかった。

すごい見られてる

濃厚ミルクと最後まで迷ったけど、多分牛乳系のソフトは帰りの空港で食べるだろうと想定し、季節限定のエクアドルチョコレート味にした。

めちゃくちゃおいしかった。幸せ!!

毎日ソフト計画、2日目達成。


そして次の予定の時間までコーチャンフォーに連れて行ってくれた。「コーチャンフォー」というワードが出ただけで、もうその響きの懐かしさで膝から崩れ落ちそうになった。コココ、コーチャンフォー・・・!

コーチャンフォーとは北海道を中心に展開する、本&文房具&CD&カフェの融合施設で、とにかく大きくて広い。しかもすべてがワンフロアに凝縮されているんだから驚き。
見た目もなんかお城っぽくてテンションが上がる、独特のお店だ。

息子くんが本やおもちゃを楽しんでいる間に、昔の懐かし話をした。

ここで書いても1ミリも伝わらないような、当事者だけが爆笑できるネタだ。でもそういうのっていいよね。私はそういうネタがたくさんあるのが財産だなぁと思っている。青春バカといわれたっていい。いくつになっても、何度も引っ張り出してきてかみしめては爆笑していたいんだ。


駅まで送ってくれた車内で童謡やブンブンジャーのテーマソングがいろいろかかっていたんだけど、ある曲で私が「これもブンブンジャー?」と友達に聞いたら「これはCreepy Nutsだね。Creepy Nutsはブンブンジャー絶対歌わないね」って言ったのが妙にツボに入ってしまった。

現代の音楽をなんも知らないおばあさんムーブかましてしまった。




そして夕方から約束していたのは、学生時代2年間ダイニングバーでバイトしていたときの先輩だ。私はホール、先輩はカウンター(バーテンダー)。
最後に会ったのは、社会人になってから先輩が東京に遊びに来たときで、たぶん12年ぶり。

週5で働いてたこともあり今でもあの日々のことを鮮明に思い出せる。ある意味学業より専念していた。

今回の滞在でかなり時間が限られている中、ふと「会いたいな」と思って久しぶりに連絡してみた。

最後に会ってから時間があいて連絡するのってかなり緊張する。

ご無沙汰の人からの連絡ってなんか怪しくて私なら疑ってかかっちゃうかもしれない。
なぜなら最終的にマルチだったんか~~い!って経験があるから。

文末に「あ!勧誘じゃないです!ご安心を!」ってつけたかったけど余計怪しいのでやめといた。
それに、私のことをよく知っている人はそんなこと器用にできる人間じゃないことはわかっているはずだ。(なんならカモになる側)


そんな中迎えた、待ち合わせのとき。

ローソンの前に停めてるね!とメッセージがきたので向かうと、それらしき車が見えた。

ドキドキする。

信号を渡ってるときに見えた、出会った18年前と変わらない"26"(仮)のナンバーに思わずにやっとした。

当時から26(ジロー)(仮)という名前がついていた先輩の愛車。私も何度も乗せてもらった。

何代目かはわからないけど、今もジローと一緒に人生を共にしていることがわかり、無性に嬉しくなった。

助手席側からひょこっと覗き込むと、変わらない先輩がそこにいた。
感激だった。

ドアを開けて、「めっちゃお久しぶりですーーーー!」と助手席に乗り込むと・・・

第一声
「わーマミコだ!あれ、そんな声だっけ?!笑」

えっ、そこ?!

もっとカスカスの声だった気がする!とのことで。

私的にずっとこの声でやってきてるつもりだったけど、若い頃は喋りすぎ&爆笑しすぎてすぐ喉カスカスになってたし、カラオケではしゃいで翌日声がご臨終してることも多かったので、確かに間違いではないのかもしれない。

かなり久しぶりの再会に嬉しさが止まらない。
めちゃめちゃかっこよくて、優しくて、ポンコツであたふたしていた私をいつも助けてくれた大好きな先輩。(ちなみに同性)

こんなこと言うと「こじらせてる~?」と思われるかもしれないけど、やっぱり地元の仲間と会うと一気に十代の自分に引き戻されてしまうような感覚になる。

マイナスな意味ではなくて、
若い頃特有の悩んだり楽しんだり、泣いたり笑ったりの感受性豊かだった頃を思い出させてくれるというか。大人になると、感情を隠したりなんとかやり過ごすのがうまくなってしまうから。

大人になっても一生の友達はもちろんできるかもしれないけど、やっぱり違うんだよね、地元の仲間というのは。


どこ行きたい?どこでも行くよと言ってくれたので、旭山に行きたいです!とリクエスト。

旭山こと旭山記念公園は、札幌市を一望できるビュースポット。
カップルやもうすぐ付き合いそうないい感じの人と行きがちな夜景の名所でもある(昔はそうだったけど今はどうなの?)。

ここは私が最後のバイト出勤日、上がったあとの夜中に先輩が連れてきてくれた思い出の場所でもあった。

さっき行った円山と目と鼻の先なので、また同じ道をゆく。

ついたら、この景色。

どんよりした雲の隙間から夕暮れの黄色い光が差していて神々しかった。

ベンチに座って、思い出話や近況報告をする。

最後に会ったときから転職はしていなくて、今は採用関連で学生と話す機会が多い部署にいるんだと教えてくれた。


「仕事で嫌な人に出会うたびに、あの頃のバイト先のみんなは本当に良い人しかいなかったなって思うし、後輩も、マミコみたいな子がいいなって何回も思った」


と言ってくれた。
先輩は昔からそうだった。
いつも励まし元気になれる言葉をかけてくれる。

上京したときにもらったお手紙も、今見返しても力が湧いてくる。

社会人になっていろいろ辛くても、応援してくれてる人がいるって思うと、もう無理だぁってなってもなんとか頑張ることができた。

普通にメールもmixiもある時代だったけど、この先輩だけじゃなくて結構たくさんのお友達があえてお手紙を送ってくれていた。
さみしいひとり暮らしでも、この頃はポストをのぞくのが楽しみだった。


語り合っていたら、気づけば2時間近く経っていた。
もう夜ごはんの時間だ!
週5でラーメン食べるほどラーメン好きの先輩が、今いちばんハマっているというみそラーメンの名店に連れて行ってもらう。


麺屋 おざわ

▼位置情報

菊水にあるこちら「おざわ」は、札幌の有名ラーメン「彩未(さいみ)」のお弟子さんが営むお店なんだそう。

先輩おすすめの、生姜つき辛ねぎみそラーメンを注文。

おいしすぎる・・・
(この写真見た瞬間にお腹がグゥーーっと鳴った。いますぐに食べたい。)

正直、ラーメンは年々こってりよりもあっさり派になっていって、もうずっと塩か醤油ばっかり好んで食べていたんだけど、ここでみそラーメンの真骨頂見つけた。

最初は崩さず食べて、あとから生姜を溶かしながら混ぜて食べる。
辛ねぎもモリモリいけちゃう。
しかも、みそラーメン特有の食べ終わったあとの口の中のもたつきというか、脂っぽいモニャモニャした感じがなかった。Why?

食後のサービスの杏仁豆腐も濃厚でおいしかった。

食べ終わったあとは、真っ暗な豊平川の近くの駐車スペースに車を停めて車内でおしゃべり。

目線の先には、真っ暗なその先に見えるすすきののネオン。

車内ではミセスの曲が流れていた。


本当に会えてよかった。


最終日。

今日は小学校からの友達と朝から市場に行って海鮮を食べるのだ。地元に住んでいた頃は一度も行ったことがなかった観光地。

今日も今日とて車で迎えに来てもらう。
自分、助手席乗りすぎ。助手席の主。
ありがたやありがたや。

乗るとミセスが流れていて、昨日のデジャヴかと思った。

友達は家が超近くて、高校のときはよく「出かけるから髪の毛巻いて~」って突然やってきたり(巻き終わるとすぐ帰る)、「プリ帳のココに絵描いて~」って突然やってきたり(落書きしたらすぐ帰る)、基本会う時はすっぴんでユニクロのグレーのスエット上下な、そんな仲。

私の実家のマンション(8階)から友達の家が見えるので、冬は友達が雪下しするために屋根にのぼったときは「スコップ振るからベランダから見て!」とメールがきて、見えるよー!と振り返した思い出も。

地元の友達って、どこかに遊びに行くとかじゃなくてほんとになんでもない日常の思い出で溢れてるんだよね。

そんな友達と、目的をもって遊びに行くというのは新鮮だった。


札幌市中央卸売市場

▼位置情報

お店が約20店舗続くなか、一番はしっこの北のグルメ亭というお店に決めた。

このメニューを見ちゃったもんで。

こんなの惹かれるでしょう

こんな夢みたいな海鮮丼ある?
ほかのメニューも頼みたかったからハーフサイズにしたんだけどそれを感じさせないボリューム。

夢の共演」って書いてあるがまさにそれ。
小学生の頃大好きだったポケビとブラビが25年ぶりに再結成して紅白出場したときくらい夢の共演。(ちなみにブラビ派)


コロナ禍中にEテレ「おかあさんといっしょ」の歴代おにいさん、おねえさんたちが集まってリモートで「ぼよよん行進曲」歌ったときくらい夢の共演。

((これです。初めて見たとき号泣したし今も見たら泣けてくる))

話がそれました。

しかもそのネタのチョイスが最高で。
私、魚よりもどっちかというとイカ、タコ、貝、魚卵系の方が好きなんだけどそれらがふんだんにあしらわれていて(←ジュエリーのように言う)感動。すみません、お礼が言いたいのでシェフを呼んでくれませんか。

さらに。

特大!しまほっけ焼き
つぶ刺単品追加で。

朝からこんなに贅沢したの初めてかも。
なにこれ・・・大人じゃん(大人です)。

おいしい海鮮を食べながら懐かしい話や子育ての話で盛り上がる。

そしてまるでまた明日会えるかのようにバイバイ。


いよいよ帰る時間が迫ってきている。
急いで実家のほぼ隣にある祖母の家へ。
小食になったし元気がなくなってきていると前に母から聞いていたので、2年半ぶりに会うのはちょっとだけ緊張した。

会ったとき、確かにからだは小さくなったような気がしたけど思ってたよりも元気そうだった。
なぜか泣きそうになったけどグッとこらえて元気だったよ~と報告した。

私のカメラで祖母の笑う姿と、セルフタイマーで2ショットを撮る。そういえば祖母と私の写真、大人になってからはほとんど撮ってなかったかもと思って。

10秒カウントからの連写が終わって画面を確認すると、肩を組んで、ふたりともににこにこ笑ういい写真が撮れていた。
帰ったら現像して送ろう。


そして実家には帰ることを伝えてなかったんだけど、やっぱりクロちゃん(猫)に会っておきたかったので突撃した。今年で19歳。

いつも私が帰るとピアノの裏に逃げるのだが、そんな気力もなかったのか時間がないのを察してくれたのか、めずらしく最初から姿を見せてくれた。
相変わらず毛並みも艶々で、まるっとしていた。かわいい。

思う存分抱っこして、滞在時間30分。
本当は私だっていつもみたいに帰りたかったけど、嫌なことをされてそのモヤモヤがずっと消えないから仕方がない。いつか時間が解決するかもしれないから、そのときまでまた。

帰り際にメロン食べる?と出してくれた夕張メロン。
熟してておいしいはずなのに、味気なかった。

祖母の家と実家に帰ったときの心境はまた今度別の機会に綴ろう。



さて。

新千歳空港にてあとは帰るだけ、と思いきや最後に残された“手荷物8キロの壁”。(前回の記事参照)

お土産は実家から配送したので、まぁ大丈夫でしょう。それにもう最初からポケットに財布とスマホと鍵を入れておきますし。と余裕かましていたら7.9キロでギリギリの助。


最終日、どこのソフトクリームを食べようか本気で悩んだ。
知ってますか?新千歳空港にはソフトクリームが食べられるお店が28店舗あって、フレーバーなども含めると100種類以上もあることを。

そんな中から私が決めたのはよつ葉のミルクソフト!牛乳感を求める人にはぴったり。ソフトクリームはバニラっぽいのより牛乳っぽいのが好き。

おいしゅうございました


今回の弾丸札幌は、帰省なようで帰省じゃない、旅のような感覚だった。

2年半という月日の間に札幌という街がだいぶ変わってしまっていたことが少し寂しかった。

でも進化しているのだから、それはそれで当たり前なことでもある。


昔を振り返ったり懐かしむのは、前に進めていないということではないと私は思うんだ。

懐かしいな、と思うのは楽しさだけじゃなくてあのとき辛かったな、悩んでたなって感情も含まれている。
それも全部合わせて強い感情として残っているから、あとになって思い返すことができる。
なんにも波がなければ懐かしむことさえできないんだから。

泣いて笑って忙しい瞬間の連続が、時間の経過とともに過去になっていくなら、いま現在もし悩んでいても未来の自分からしたらそれもまた懐かしいシーンの一部になっていくのだろう、きっと。

「過ぎたことを引っ張り出して くよくよするのをやめよう!」
とか
「過去は変えられないんだから振り返らず前だけ見て歩こう」
とか

そんな一見ポジティブ思考な言葉をたまに聞いたりするけど、懐かしむことは別に過去にとらわれてるわけではない。
あの頃に戻りたいと嘆いているんじゃなくて、大切にとってあるアルバムをたまに開いてはニヤニヤしてるのと同じ。

懐かしむべき記憶があるって幸せなことだ。


札幌に帰るたびに、
「戻りたい」ではなく「よし、がんばろう!」とこれからの活力をもらえる。

私にとってそんな地元とは存在だと再確認した。



哀愁漂う締めとなりましたが、これにて〈完〉

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