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#セクシュアルマイノリティ
親から貰った判子の話
先日名前に関して吹き荒れた後だし、たった今判子を使って言いたいことがわだかまっていて、ちょうどいいので書く。
小さい頃に母親から判子を貰って、以来ずっと使っている。黒水牛か何かの、えらく高そうな素材。いつだったか、接点数のこだわりと一緒に値段も聞かされたような気がする。うちの親は形から入るタイプの人なのだ。
で、だ。彫られているのは、私の名である。下の名前。タテから見てもヨコから見ても女性名な
みんなマジで性自認と性指向を一緒くたにしすぎ
いや、タイトルでもう完結しちゃってるんだけどさ。
今ちょうど『きのう何食べた?』を読み返していて、クローゼットで生きていくことの難しさと易しさを考えている。
私の場合、まず名前で身体的性がバレる。そして外見的性と一致しない。ツッコまれる。「性同一性障害なんですー」とカミングアウトする。ここまではいい。全く何の問題もない。
このやり取りにはなぜか、十中八九「ってことは、やっぱり女の子が好きとか
性別スパゲッティ(2018/10/21現在)
今日参加したRAINBOW CROSSING TOKYO 2018で、いい言葉を知ったのでアップデートする。
生物学的性、性自認、性指向、性表現。
この4つ目の「性表現」。
書写が間に合わなかったのでここから引用する。
この括り、言い回しを知ったことで、私の性別の表記がいたく簡潔になった。というかやっぱ、ここ括ってよかったんだな。ジェンダーって括りはざっくばらんが過ぎて取り回しが悪過ぎるよな。
クエスチョニング / あなたに問う
Googleアラートに、「性同一性障害」「性別適合手術」を登録し、週一でメール配信を受け取っている。それ以外にもいろいろ登録しているので、毎週金曜正午には、メール通知がどばっと届く。
どっかの雑誌、保険適用要望、避難所マニュアル、その他諸々、ぞろぞろ。
あー、七面倒臭えー、という感想しか出てこない。
まあ、このnote↑の続きみたいなものだ。
ここでも、タイトル詐欺をしたと文中に書いた。
この
自らの性別を理解した契機
昨日のnoteで大胆に憚らない話をした勢いで、これも書こうか。
この、混沌たる性別スパゲッティ状態を、一体どうやって認識したのかという、その契機を。
私には、恋人がいた。
同じ小学中学へ通い、同じ学童保育や部活へ属して、そして別々の高校へ進学した、友人の一人だった。
高校1年の秋が始まった、とある日。久しぶりに会えないかと、連絡が来て。そして、好きですと、付き合ってくださいと、告白をされた。そ
学生服と、型紙に映る性差
ふざけて友人の学ランへ袖を通したときに味わった驚愕と戦慄と羞恥は、いつまでも褪せることなく蘇る。
昨今見かけた、選択制制服やジェンダーレス制服からの思考をつらつら。
全然詳しく追っていないので的外れかも。
型紙は残酷なまでに性差を映す。
「この身体は、自分が求めるそれとはかけ離れた形状を有している」
という、当事者へ現実を突きつける行為にしかならない可能性はないか。
私は今から2年前、20歳
L[G]B[T]である私の性別について、あるいは単なる憂さ晴らしの愚痴
えー、世に罷り通る性別と言えば、猫も杓子も男と女の二者択一で、お前それ本当にこのサービスのユーザー登録に要るんかってところまで蔓延っている「※必須」の赤文字但し書きが苛立ちを煽るラジオボタンですが、現実の書類にも二択しかないのでマジでクソであります。
もちろんヒトが性的二形性を有するのは事実だ。しかしその事実は、高度に発達した自己と社会をも有する我々が、個人のアイデンティティを表する、あるいは個