心に余裕がないと文化が楽しめない。ボルシチはウクライナ料理だって
Eテレ浦沢直樹の漫勉neo に青池保子氏出演
青池保子氏と言えば、それまでの少女漫画らしからぬ、ロックスターがモデルのキャラクターデザインといい、他作品にも使われる名台詞といい、漫画界の時代を築いた一人だと思っている。
代表作の「エロイカより愛をこめて」はリアルタイムで読んだし、コミックも持っていた。
主役のエロイカは、国際的な美術品泥棒の「ドリアン・レッド・グローリア伯爵」だが、W主役とも言うべきNATO軍情報部・ボン支部の陸軍少佐「エーベルバッハ少佐」が強面ながら良い味を出していて、毎回抱腹絶倒の、次回作が待ちきれないくらい楽しみな作品だった。
番組中、「エロイカより愛をこめて」の続編について聞かれた青池氏は、
今の世界情勢ではエーベルバッハ少佐を絡ませるのは難しいとの事。
まあね、エーベルバッハ少佐はNATOの情報将校だから。CIAやKGB、SISなど世界の情報機関そろい踏みでも、基本9割？コメディだからね。
同じ世界情勢を踏まえた漫画でも、シリアス路線のゴルゴ13とは違う。
「楽しく描けるネタがあれば」ともあったので、各国情報機関は笑い話位の存在感であってほしいと思っている。
戦わずに勝つのが情報戦ではないか、と私めは愚考致します。
人気YouTuber炎上？
人気YouTuber、料理研究家リュウジ氏の動画「鶏肉の無水バター煮」が炎上したとネットニュースで話題になった。
リュウジ氏の鶏肉の無水バター煮は、元々はロシア料理だとご本人が語ったそうで、このご時世に空気読めない、ウクライナの人の気持ちを考えろ、炎上目的、とのコメントが書き込まれたらしい。
それに対して氏は、
「YouTubeでロシア料理やったら『ウクライナの人の気持ち考えろよ』ってコメント来たんですがこれだけは言っておくけど【料理に罪はない】」
「この動画の広告収益は全てウクライナに寄付させていただきます」
と反論。
世界情勢が不安になるたびに、当事者ではない人同士での炎上騒ぎに、何だかなぁと思う。
炎上を防ぐならウクライナ料理でも良かったのかなとは思う。今までの歴史や関係性がある故の、ロシア料理と似ている料理がたくさんあるらしい。
新タマネギが美味しすぎるのがいけなかったのね。この料理は元々好きなので気持ちは分かる。
～ロシア料理だと思っていませんか？ウクライナが本家です！ボルシチ～
どうせなら、「バター煮なのにバターが30ｇしか入っていない」ことについて、語り合うべきではないだろうか。
バター煮だから、バターを具材ヒタヒタになる位まで入れるんだと勝手に思っていたわ。液体部分（バターソース）は新タマネギからでる水分だった（味は美味しかったです）
戦争になったらラーメン食べない？
私の父は戦前生まれ、母は戦時中に生まれた、子供だったけれど戦争を知っている世代である。日本が思いっきり当事者である戦争だ。
母の祖父は東京大空襲で亡くなった。遺体は見つからなかった。未だに伯母達は毎年3月10日に慰霊祭に行く。
いつもニコニコしている伯母達と戦争が正直結びつかないのだが、たまに話してくれる戦時中のヒステリーとしか思えない行動が、昨今のネット炎上と繋がりそうで怖い。
青い目の人形の絵を描いたら怒られた。普通の日本の歌を歌ったら、この非常時に真剣さが足りないと言われた。怪我をして泣いたら「兵隊さんはもっと辛い思いをしている」と怒られたなど。
気が立った大人に怒られて、悲しくて怖かったそうだ。
近年のアジア情勢から、日本が戦争･･･まで行かずとも何らかの争いに巻き込まれないとは限らない。
そのような時に、台中の人々の気持ちを考えてラーメンを食べない、ミサイル発射したから焼き肉は食べないだの言うのだろうか。印中ならカレーは？
今の日本人には、特にラーメン断ちは致命的じゃない？私は死にそう･･･。
和食は2013年12月、ユネスコ無形文化世界遺産に登録されている。
どこかの国で、日本が憎いから和食も憎い、にならなければ良いなと思う。
今度はリュウジ氏には、ウクライナ料理を紹介してもらいたい。
他人様のお財布には興味がないので、動画の広告収益はお任せします。
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