[日記]私が嬉しいと思うこと
2022.2.6.(日)
みなさんこんにちは、まことです。
これは今朝のお仕事中に本の貸し借りをする間柄の甘党先輩との会話の中で気がついた自分の中の新たな発見について書きました。
会社の先輩たちが出てくる会社の日常を綴った記事です。こちらもぜひ↓
ほんの些細なことでも他人(ひと)の人生を豊かにする手伝いができたと感じたときが私の中の喜びに繋がるのかも??
私の仕事は酪農の仕事だ。1000頭以上の牛を飼育・繁殖をするいわゆるメガファームで働いている。
搾乳の合間、牛が待機場から搾乳室に入ってくる際などに、隣にいる先輩とよく話をする。
甘党先輩との会話のほとんどは「お腹空いたー」から始まる。
会社の搾乳は2回搾乳方式となっていて、この日私が入っていた搾乳の時間は朝…というより夜中の3時から1回目の搾乳が始まり、8時ぐらいに終わる時間だった。
この日も朝搾乳で深夜3時から働いており、大体の人が朝ご飯を食べずに出勤するのでお腹が空くのはごく自然なことだった。なんせ仕事の終わる時間が朝ご飯を食べる時間帯なのだから。
甘党先輩はいろんな美味しいお店を知っていて、それだけではなくローソンの今美味しい限定スイーツだとかパンが美味しいなどといった情報まで多彩だ。
どういう会話の流れだったかは忘れてしまったのだけれど、以前から私が通っているパン教室の話になり、そしてさらにそこから、私の大学時代の友だちにささやかな影響をもたらした話になった。
その友だちについて書いた記事がいくつかあるのでこちらからどうぞ↓
大学を卒業後、その友だちは就職して群馬で働いている。
次の会話は今年の年明けくらいに久しぶりに彼女から連絡があったときの内容だ。
最近パン屋巡りにハマっているという彼女の近況報告に、私もパンに関連した話としてパン教室に最近通い始めたことを話した。
パンが大好きであり、尚且つパン教室そのものに興味津々の友だちは「パン教室!?うらやましすぎる…!めっちゃ楽しそうじゃん」と言ってくれた。
次の教室でカレーパンを作ることを伝えた。
私たちの共通認識として、カレーパンはとても難易度の高いパンではないかというイメージがあった。
なぜなら、カレーをパンの中にどのように仕込んでいるのか素人の人間には想像がしづらく、生地からカレーが漏れてしまったりするのではないかといったイメージがあったからだ。
そのため彼女は「カレーパンを作れたら人間力あがるよ!絶対!」と言ってくれた。
パン作りが私の人格形成にそんなに大きく関わるとは思えないけれど、そうであったら嬉しいと思いながらパン教室に行った後の人間的にレベルアップしているはずの自分を想像して返信を打つ私の顔は綻んでいた気がする。
自分もパン教室に行ってみようかと考え始める彼女の返信に背中を押した。
パン教室に行ってみて感じたことは、趣味の幅も広がるだけでなく、何より通っている人たちの多くが“食べることが大好きな人たち”といった印象があったので、食べることが大好きな彼女にとって、その共通の楽しみを持った人たちと出会えることはなによりの喜びにもなるだろうことが想像できた。きっと彼女に合っていると思う。
すると後日、彼女はLINEをしていた週のお休みに早速パン教室を調べて行ってみたらしい。相変わらずの行動の速さに驚かされる。
詳しい話は会ったときに話す会話のネタとしてとっておくことになっているから分からないのだけれど、分かっていることとしては、そのパン教室で友だちができたということだった。
「料理覚える以外の素敵なものを手に入れた気がする」という彼女の言葉に、そう思えるところが彼女の素敵なところだと再認識してお祝いした。
彼女にそんなことを言ってもらえたことがとても嬉しかった。胸のあたりがホッコリして温かくなるのを感じた。
社会人になってから友だちという友だちが中々できなかったという友だち。それがパン教室に通ってみて気の合う人と巡り会えたというのは本当に素敵なことだ。そして、何よりそんな彼女の人生をちょっとでも豊かにする手伝いができたのではないかということに気がついて満たされた気分になった。
ささやかながらもその人の人生に関わることができて幸せ
「みんな行き着くところはパンなのかもしれない」
人生の格言のようなことを呟く甘党先輩。
甘党先輩もパンが大好きで、よく美味しいパン屋さんを紹介してくれたりする。
群馬の友だちがパン教室に行ったことで新しい友だちができたらしいという話を甘党先輩に話したところ、甘党先輩も最近パン教室ではないけれど、近くで自分で体験ができる何かについて探していたらしい。
そして、見つけたのが「靴磨き教室」というものがあるらしく、自分で靴を磨いてみませんかのテーマの元、自分でも自分の靴を磨くことができるらしい教室を見つけたのだとか。
甘党先輩は靴も好きだということでその教室が目に留まったらしい。その話を聞いて、迷うことなく絶対行った方が良いと伝えた。なかなか普段の生活では体験することができないものだし、きっとそこから視野が広がっていくことに確実に繋がっていくから行った方がいいと思った。そして、何より面白そうだから。
その話を聞いた後に、その教室を探そうと思ったきっかけについて言ってくれた言葉が印象に残っている。
「まこっちがパン教室に行ったって言う話を聞いてから(自分も)コレ(靴磨き教室)探したんです」
搾乳の片付けの途中でも甘党先輩から言って貰えた言葉が自分の中に残っていた。
「どうでもいいことなんですけど、さっき先輩から言ってもらえた私がパン教室に行ってから自分もさっきの靴のお店を探したって言葉嬉しかったし、群馬の友だちも私がパン教室に行ったことで自分もパン教室に行ってそこで気の合う友だちが社会人になってからできて元がとれたといった言葉を言ってくれたことが嬉しかったですね」
そういうと先輩も「確かに友だちにそう言われると嬉しいですよね」と言ってくれた。
群馬の友だちだけではなく、先輩の言葉も含めた二人の言葉が嬉しかったことなのだけれど、何よりここで私が伝えたかったことは、私自身の言動によって他の人に何かしらの影響を与えて、ささやかでもその人の人生に関わることができたことが幸せだと感じたことだった。
なんだか、この言葉はさすがに恥ずかしいし実際に口に出す台詞としてクサすぎると感じてその場で先輩にいうことはなかったけれど、私が先輩との会話の中で得た気づきとはこのことなのだと思った。
人と“繋がりを持てた”と“実感した”ときが幸せにつながる?
Twitterのタイムラインを徘徊中に見つけたVOGUE JAPANのアカウントである動画がアップされていた。
「生きる意味って何ですか?」
その言葉と共に70人の女性にそれぞれの女性たちが思う生きる意味についての答えをまとめた動画だった。
いろんな回答がある中で、1人の女性の回答がストンと自分の中に腑に落ちる感覚があったのを見つけた。
「生きる意味とは、人と繋がりを持つこと」
まさにこのことなのではないかと思った。私が一連の出来事から嬉しいとか喜びを感じることには「人との繋がり」を感じているんだ。そうだ、きっとそうなんだ。少なくとも“今”の私にはそうな気がする。
\ここまで読んでくださりありがとうございました!/
【前回の記事はこちらから】
【関連記事】
今年の目標について書いた記事はこちらから↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?