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切なさを大切に

切なさを感じた日には思いっきり、
その感情を
自分のものにするといい。

壊れそうなガラス玉を抱えるように
大切にしてみたらいい。

全身で感情の痛みを受け止めた方が
心が軽くなったりするから。


切なさを感じるのは、
きっと素敵なことだから。

大切にしている、
自分だけの景色を見つけた証で。

その色を増やして、大きくしたら、
新たに、人を救うことの出来る
美しい価値となるはず。

流れていく時空の中の刹那を
自分のものとして、
切り取った景色が、切なさだから。


自分だけが気付いた、瞬時の美が
儚く、消えていくのは当然のことで。


誰も気付くことの出来なかった、
美を感じ取ったことに思いっきり、
誇りを持ったらいい。


自然界にも、人々の行動や、言葉の中にも、
溜息が出るほどの、美しさが溢れていて。

それを、感じるために
人は生かせれているのかも知れない。


辛くて、削り落とした、振り向きもせずに
踏みつけて、捨て去った感情にも、
本当は意味があって。

魂の成長の為に、感じた苦痛は
いつか訪れる幸せに繋がっているから。


心に積み重ねた、
不完全で完璧な美しき、感情を全て愛したら
人生はきっと、
今より愛しいものになるはずで。

時空が紡いでる、大切な一瞬一瞬は
人に何かを感じ取って貰う為に、
この世に生まれている。

誰かが、生命の片鱗に力を込めて咲かせた、
その一瞬を感じとることができたら

それは、いつか自分の最大の強みとなるから。


だから、切なさを感じた日には、
思いっきり、祝杯を挙げたらいい。







サポートは、感性の探求に使わせて頂きます。 *世の中に美しいものが一つでも増えたら 人々の心が、生活が豊かになる。 そう信じて、これからも作品をお披露目致します。