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3月11日の今日、春のにおいがした。
春のにおいがした。
毎年、春を感じるタイミングが何度かある。
今年は2回。立春の2月4日と、今日3月11日。
ほんのり暖かい空気と、ちょうどよいそよ風、そして冬の寒さから解放されたかのように、踊るように舞う土の香り。
毎年訪れる四季の変わり目には、沢山の命の声がする。
草木や土、水、動物などのあらゆる生が生まれ、そして死にゆく循環を目の当たりにする。
春の始まりは、この世界の循環の出発点で
シンプルであるということ
最近、フラットデザインなるものをよく目にする。
余白を意識し、シンプルで洗練されているものがお洒落だと、そういう風潮がある。
ローソンのパッケージとかもそうだし、どこかの小さな会社のロゴだって、何かのイベントのチラシだって、そんな感じである。
私は、「シンプルなもの」が好きだ。
しかし私は、シンプルであることが先行してはならないと思っている。
「シンプルさ」とは、エゴと究極愛の塊である。
明けることを、受容できない。
新年明けましてを控えて、各種SNSが活発になっていく。
1年間を丁寧にふりかえる人。
お世話になった人に感謝を伝える人。
2021年に綺麗さっぱりお別れをする人。
2022年に期待を抱く人。
思い思いに発信する人であふれるSNS上に、私はなぜか辛さを感じていた。
タイムマシーンが発明されない限りもう一生やってこない2021年に、なぜきっぱりと別れを告げることができるのか。
2022年という未
誕生日を、ハッピーに過ごす
「年齢」とは何だろう。
誕生日を迎えて、ふと思った。
昔は誕生日がすごく嬉しかったはずなのに、23歳の誕生日は、ほとんど無感情だった。
それは別に、歳を重ねる実感が湧いてきたとか、あっという間にアラサーだとか、そういうことではない。
誕生日を迎え「年齢」を重ねるという事そのものに興味がなくなったとか、そういう感覚だ。
わたしたちは、わかりやすいように1年を365日と言う単位で区切って、そ
幸せのハードルを下げる
「アフリカの人たちは、小さなことから幸せを見出し、笑顔が絶えない」
「貧しくても、日本人よりも幸せを感じている」
数ヶ月途上国を旅した人たちが、よく言う言葉である。
これは正しいとも言えるが、間違っているとも言える。
アフリカでは、幸せのハードルが異常に低い。
これは日本から見て、だ。
そもそも幸せの基準が先進国とは全く違うので、比較するのもおかしな話である。
小中高、ましてや大学を卒業
「個性」なんて、くそくらえ
私という人間は、他の誰でもなく「私」なのか、と考えることがある。
人間とは、環境に依存する生き物である。
環境次第で性格も言葉も行動も、習慣も考え方も生き方も全てが変わってくる。
つまり「個」とは、各個人が持つ先天性の細胞レベルの違い(運動神経等はこれに分類される)を中心に、何千何万それ以上の「環境」という線が交わった、唯一つと言っていいモノである。
つまり、
「個」=「先天性能力」×「環境
文章を書くということ
文字というのは、極めて意図的だ。
文章を書くとき、感じたこと考えたこと、そんな抽象的なものを自分の中で言葉に当てはめて、良いように形作っている。
私はたまに考えることがある。自分がつらつらと書く文章は、本当に自分の真意なのか?本当にそれが言いたいのだろうか?つながっていくパズルみたいに、書いていくうちにいい感じに完成させているだけではないか?
つまり文章は、自分がそう思っていると自分自身に言