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ぼくらのフェミニズム

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⑧ 長年の呪いが解け、やっと人生が動き出したっぽい笛美。

⑧ 長年の呪いが解け、やっと人生が動き出したっぽい笛美。

前回、「日本型雇用」システムの長所と短所を知り、女性にかけられた呪いの存在に気づいた笛美。

●日本にも気づいている女性はいた!

帰国した私は、日本のジェンダー差別について、
だれかと話をしたいと思いました。
日本人に言うのは怖かったので、
外国人に言ってみたりしました。

外国人や外国に興味のある女性は、
日本のジェンダー意識の低さに、
問題意識を持っているようでした。

でも多くの人は興味を

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⑦ 日本型雇用を調べ、女性の生きづらさの謎がとけた笛美。

⑦ 日本型雇用を調べ、女性の生きづらさの謎がとけた笛美。

前回、女性の地位がやたら高い異国の地で、衝撃を受けた笛美。

なぜ、こんなに日本と違うんだろう?

いろんな本を読み漁り、出会ったのが日本型雇用について書かれた本でした。

日本型雇用、終身雇用制度は、
専業主婦のいる男性を前提とした
働き方だということを知りました。

いや、知ってはいたのですが、
それと自分の人生が
ちゃんと繋がっていなかったのです。

男性が家庭を維持するのに必要な
家事、育

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⑥ 異国の地で、女ではなく人間として生きられる幸せを知った笛美。

⑥ 異国の地で、女ではなく人間として生きられる幸せを知った笛美。

前回、#metoo運動を遠い世界のこととして眺めていた笛美。

もう一生、結婚も出産もすることもないと思い、
しばらく外国に行くことにしました。
そこは日本より女性の地位が
はるかに高い国でした。

まず驚いたのは、
長距離バスやトラックの運転手が女性
だったこと。
営業スマイルはしないけれど、
気まぐれに心からのスマイルをする人たちでした。
夕方のスーパーには子連れのお父さんが
溢れかえっていま

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④ 「幸せそう」な専業主婦を妬みバカにした愚かな笛美。

④ 「幸せそう」な専業主婦を妬みバカにした愚かな笛美。

前回、20代で婚活を始め、世間に認められる女の人生を歩もうと格闘するも、疲弊しきった笛美。

●仕事をするほど女の価値が下がる

婚活でも自信を失いましたが、
一番しんどかったのが、
私のような仕事人間は
「女性としての価値が低い」と
社内外の男性に
繰り返し言われたことです。

私は自信もなかったので、
それは真実なのだろうと思いました。

大きな成果を上げて祝福された日も、
私の胸の中はヒリヒ

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