小学生、中学生に対して「感覚遊び」を提供する意義について 「学び直し」と「リラックス」と「コミュニケーション」
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最近小学生、中学生くらいのお子さんと感覚遊び(ボールプール、スライム遊び、小麦粉粘土等)をする機会がありました
そこで小学校前のお子さんへの提供目的の違いがあるなぁっと感じる部分があり、私にとっても良い気づきになりました
今回はそんな違いや気づき、感覚遊びをする目的について以下に記述していきたいと思います
●感覚遊びとは
基本的に5感、前庭覚、固有覚を使う遊び全般を私はそう呼んでいます
味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚
味覚となかなか遊びと結びつきませんんが、「食事」がそれにあたるのかなって思っています
具体的にどんな遊びがあるかというと
粘土遊び
音楽遊び
スライム遊び
絵の具遊び
ボディペイント
等などです。そこに匂いをつけることで、嗅覚へのアプローチも加えることができます
そもそも感覚遊びをお子さんにする意義として
・様々な感覚を味わうことで、脳への刺激を送り感覚の成長を促す
といったものがあり、これは感覚統合的な視点から見てもとても意味ある遊びでもあります
●小学生前のお子さんの感覚遊びを行う意義について
・小学校前のお子さん(0歳~6歳)までのお子さんは
基本的に感覚遊びが好きな子が多いです。それは、様々な感覚刺激を身体に入力することで成長につながるからです。「成長」=「感覚入力」とも言えます
お子さん自身も無意識にそれが分かっていて、自然に感覚を入れることを遊びの中で行っているようでした
五感を使う遊びを通して、今後の更なる学習に向かうための「下地」、「基盤」が出来上がるのです
感覚過敏、鈍麻があるお子さんはそこが難しく、支援の中ではいかに楽しく感覚を入れられるような工夫ができるのかを日々考えていました
ここが私が小学校前のお子さんが「感覚遊びをする意義」だと思っています
●小学校以降のお子さんの感覚遊びを行う意義について
・感覚遊びの「学び直し」
小学生以降になると、大多数のお子さんは感覚の下地、基盤が出来上がり、活動や遊びがステップアップしていきます
それこそ、学習や日常生活ゲームや漫画、サッカー、野球、等など
より知的なものになったり、より身体を動かすものになったり…遊びが更に発展していきます
それは感覚が育った基盤があるからできるものです
もちろんお子さんによって個人差はあります。なので小学校以降でも「感覚遊び」で感覚を育てる視点はとても重要です
今回私がお伝えしたいのたいのは、ある程度成長したお子さんが「感覚遊び」をすることでの「学び直し」と「リラックス」がもたらした効果についてです
これは「大人」でも同じことが言えるのではないかと考えています
最近私は小学生~中学生とこういった「感覚遊び」をする機会があったのです
そこではスライムを作りましたが、遊び方は小学校前のお子さんとは見方やできることが大きく異なっていました
水をしっかり分量通りにはかってみたり
昔言われた「入れると固まる魔法の水」は「ホウ砂水」であることに教えてくれたり、そこで知ったり
小学校前とは同じように感覚も楽しみますが、今まで学んだことをしっかり活かしてステップアップした遊び方を展開してくれるのです
もう一度体験することで更に多くの学びがあるのだと感じましたし、以前はなかった語彙で自分の気持ちを伝えてくれるのは「コミュニケーション」の機会になります
・感覚遊びでの「リラックス」からの「コミュニケーション」
感覚遊びは、好きな感覚を入れることで「没頭できる」「没入できる」ゆえに「リラックス」できるという特徴があると思っています
その「リラックス」している状態は「コミュニケーションをとる」という上でとても重要なのではないか と思ったのです
スライムをこねていたお子さんは様々な要望を伝えてくれました
・もっとホウ砂を入れて固めたい
・色を付けたらどうか
・匂いを付けたらどうか
・水入れたらどうか
もちろん、これは小学校前のお子さんでも言えることはではありますが、思考が育った小学生以降のお子さんはここから更に発展しました
それは、「スライムをこねながらの会話」です
スライムをこねる、作るという経過の中で
「昔作った」
「もうちょっとこれしたい」
「学校でもやらないかな~」
という言葉が漏れるのです。独り言のように。そこから会話が発展していきます
「学校では何してんの?」
とか
「他にやりたいことある?」
とか
そうするとスライムをこねながら答えてくれたり、愚痴であったり、やりたいことだったりが自然と出てくるのです
面と向かって話をするよりよっぽど話しやすい雰囲気になっているのです
●まとめ
小学生以降になるとなかなか自分の心内を見せることができないお子さんも増えてきます
今回私が経験した感覚遊びの「学び直し」と「リラックス」と「コミュニケーション」はそういったお子さんの胸襟を開くきっかけをつくる引き出しになると考えました
今後も経過を見ていきたいと思っていますし、よりお子さんの理解につながるような学びにしていきたいと思っています
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以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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