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アボリジニ物語 パート7(生きるための食料の確保)

私たちが今食べている米や麦、バナナやトマトなどは彼らが改良したものです。そしてなぜカンガルーなどの有袋類がオーストラリアにいるのかもここで明らかになるでしょう。

アボリジニ:私たち指導者は人々を地球に導きはしましたが、移住が計画通り進んでいっても地球での厳しい食糧事情など環境の異なる世界での生活は決して楽ではありませんでした。故郷の惑星に帰りたいという者もあり、混乱が生じました。そのため、地球を故郷の星として未来に進んでいくという固い決意のもと、誰も故郷の星に帰還させないという厳しい規則を作りました。これにはとても多くの反発がありましたが、故郷の星に帰ってもやがて住むことが出来なくなることは誰も分かっていましたのでやがて反発はなくなっていきました。
 
アボリジニ:移住してきた私たちは地球の重力が「バカラティーニ」星より思ったよりも大きく感じました。そのためにしばらくの間はかなり不快な生活を余儀なくされました。地球の重力が強かったためにその影響で生まれる子供は成長時にその影響をうけて身長が少しずつ低くなっていきました。長い間には2メートル以上あった身長が30センチも低くなっていきました。
 
アボリジニ:移住した場所はとても素晴らしい自然が広がっていました。しかし注意しなければならない危険な生物も住んでいました。内海には体長15mにも達するクロコダイル、30mにもなる大蛇のほか様々の小型の恐竜も生息していたのです。海には10メートルにも達する巨大なサメや水生恐竜などがとても多く生息していました。しかし内陸部には大型のシマウマや多くの種類の動物、鳥類も生息していました。
 
アボリジニ:工場や住居の建設資材や生活のあらゆるものを初めのうちは「バカラティーニ」星から持ち込みました。当初考えていた以上に地球にあった植物も動物も「バカラティーニ」星のものとは栄養のバランスの点で異なっていました。動植物については即食料とするには遺伝子への影響など安全性がわからない状態でした。そのためこれらも「バカラティーニ」星から持ち込み、栽培や飼育をすることとしました。
(はるか昔日本人の祖先がシリウス領域から緊急脱出した際もそうでしたが、彼らは異なる惑星で遺伝子の異なる動植物の安全性を確かめずに摂取することはやがて種族全体に危険を及ぼすことを知っていたのです。今の遺伝子操作による食料の生産についてはその安全性をよく確かめてから行わなければ人類そのものの生存にもかかわることになる。その一方植物に動物性のタンパク質を大量に作らせることは多くの動物を殺さないで人間の食料を確保できるので地球人類は遺伝子研究をためらわず行うことも重要であるとも伝えられた。そのためには遺伝子操作について人々に隠すことなく正しく情報を伝えようとする社会を遺伝子操作に反対するのではなく皆さんが正しい遺伝子操作のプロセスを創っていくことがとても大切であるとも伝えられた)。
 
アボリジニ:私たち生物学者と栄養学のエキスパートは熱い思いでこの星で食料の研究・調達を進めていました。不眠不休で働きました。そこで出した結論はこの惑星で食料となるものの収集・栽培・捕獲は後回しにしようということでした。移住を成功させるには早急に栄養価のバランスのとれた食料を地球で調達して、生命維持のサイクルを完成させなければならないことは十分承知していました。しかし、続々と入植して来る「バカラティーニ」星の人たちに十分供給出来るように動植物を改良するには時間はあまりにも短すぎました。
 
アボリジニ:この移住計画の責任者、私は多くの研究者の意見と黄色人種との協議の結果、「この惑星の自然を変えても仕方ない。私たちの生存を最優先にしよう」と決めたのです。そこで、食料として直接「バカラティーニ」星から、ひまわり、トウモロコシ(トウモロコシは人間が皮をむいてやらなければ自己発芽はむずかしく過去のいずれかの時代に高等生物が関与したのではないか。との研究報告がある)、小麦、キャベツ、レタス、パセリやチェリー、オレンジ、バナナなど考えられる限りのさまざまな植物を地球に持ち込みました。それとあわせてたくさんの実験農場を作って地球環境に順応させてもいきました。
 
アボリジニ:黄色人種は植物に対する品種改良を最重要と考えて積極的に進めていきました。私たちが食料にしていた小麦は穂の長さが40~50cmにも達し、実はとても大きかったのです。背丈も人の背丈以上ありました。そのため小麦は膨大な量の食用穀物生産が可能でした。しかし、地球の気温は「バカラティーニ」より低く、様々な異なる環境により植物はうまく生育できませんでした。それを長い時間をかけて地球に在来していた食用に向かない小麦と掛け合わせるなどして地球でも生育できるように品種改良していきました。
 
アボリジニ:多くの植物の持ち込みと品種改良の中で、地球で発見した植物の米についてお話しましょう。米の原種は黄色人種が入植した地域の沼のほとりで黄色人種によって発見されました。この植物の種はとても貧弱でしたが食べても悪い影響が出なかったのです。そこで入植後かなり後になり、食料生産が一段落してから品種改良が行なわれました。そして長い時間をかけて飛躍的に改良がなされました。そして多くの品種が生まれとても素晴らしい食料となっていきました。(その多くの品種が3万年後に訪れる小惑星の衝突や地球規模の大水害で失われていくことになるのです。)
 
アボリジニ:私たち黒人種の品種改良はとても良く食べられていたオレンジ、バナナなどを持ち込み「バカラティーニ」星より低い温度でも順応するように改良していきました。もちろん地球にもバナナの原種は発見されましたが大きな種を含んでいて食料にはなりませんでしたので品種改良することはせず、直接これらの苗木を運んで植えました。そして比較的低い温度でも大量に実をつけることが出来るように遺伝子操作をしていきました。
 
私は知性でありスピリット:オーストラリアになぜ有袋類がいるかお話しましょう。
「バカラティーニ」星にはとても多くの種類の有袋類が生息していました。カンガルーは食肉用の動物でした。ヤギは乳製品より食肉に主点が置かれていました。カンガルーは当初地球の草を食べませんでしたので「アリル」という硬い芝を輸入したり人工的な餌を与えて育てていました。この草は地球の菌類によりうまく成長しなかったのです。この芝が地球の環境に順応した頃にはカンガルーは既に地球の草を食べるようになっていました。この地球に順応した「アリル」と言う草はあなた方がよく知っている日本名「ススキノキ」です。
 
アボリジニ:私たちはとても大切にしている小さな生き物がいます。「ミツバチ」です。「ミツバチ」は私たちが移住したときは地球にも生息していましたが故郷の星ではミツバチを積極的に利用していましたのでミツバチが自然の環境バランスを整えるのにとても重大な役割をしていることを知っていました。そこで積極的にミツバチを飼育して蜂蜜を採取しました。残念ながら犯罪人の処刑にも使用しました。このことはあまりお話しをしたくはありません。
 
私は知性でありスピリット:あなた方は自分たちの食料のほぼ90パーセント以上が「ミツバチ」の貢献によって生産されていることを知りません。目先の生産確保や利益などのためミツバチの保護を行うどころかミツバチが消滅の影響のある強い危険な農薬を湯水のように使用しています。これは人間にとっても危険なのです。慢性的な体調不調から様々な病気を惹起します。癌も発生させます。このような状態が続けばやがてあなた方の命ばかりではなく地球そのものの環境を破壊してしまうでしょう。「ミツバチ」がいなくても、「自然は他の昆虫がミツバチの代りをするから大丈夫」と言う方もいます。しかし他の昆虫は「ミツバチ」ほど受粉能力はありません。ミツバチの能力を探ると創造主の計画まで遡らなければなりません。
 
アボリジニ:地球で暮らし始めてから300年が経ちました。生活も軌道に乗ってきたため私たちは本格的な地球調査を計画しました。調査隊は各人種50人ずつの混成チームで編成され、アフリカの詳細な調査活動を進めていきました。アフリカは深い森や草原が広がり、ゾウ、キリン、牛等とても多くの種類の動物や鳥、昆虫が生息していました。
 
私は知性でありスピリット:当時のアフリカは、北東部を除いて現在のアフリカと似た形状と言ってもいいでしょう。今より少し大きいと思えばいいでしょう。しかし今の死海はありませんでした。広大な緑の大地が広がっていました。この周辺地域の砂漠化はずっと後に起きたことです。それも核兵器や電磁波兵器の乱用が砂漠化を急速にはやめさせていきました。核兵器の使用は広島や長崎が最初ではないのです。
彼らは調査活動により多くの発見をして貴重な動植物を持ち帰りました。当時の動物は今の動物や鳥類と大きな違いはなかったと考えてもいいでしょう。そこには恐竜も一緒に生きていました。
 
アボリジニ:調査活動では大きな収穫が得られました。その一つがトマトの発見でした。トマトは有毒成分が多く、渋みもありとても食べられるものではありませんでした。しかしとても大きな木になり丈夫で実も多くつけたため黄色人種の中の植物学者が興味を持って持ち帰りました。その後改良に改良が重ねて野菜として栽培するようになりました。
 
私は知性でありスピリット:アフリカの調査では知らずに持ち帰ったものもあります。「黄熱病」です。突然の致死性の病気のために多くの死者を出すに至りました。原因不明の病気です。それは瞬く間に広がりさらに多くの地域で多くの者が死んでいきました。病原がわかったとき、これからどのように病気が拡大するのか、病気がうつる原因は何なのか判断出来る専門医もワクチンの速やかな製造を軌道に乗せるシステムも貧弱でした。特に黒人種の住んでいた地域は黄色人種より赤道付近に近かったために蚊の媒介によって瞬く間に病気が拡大していきました。多くの医療関係者の命も奪われてしまったのです。そのため対策が遅れていきました。急激に広がる病気に対するワクチンを両人種とも探し求めました。そしてついに黄色人種がワクチンを作ることに成功したのです。しかしそのワクチンはなぜか黒人種にはあまり効果がありませんでした。その理由は今まで両種族間で遺伝子的な交流が全くなかったことが原因でした。姿かたちは同じでも生物的には全く別人種だったのです。その後、黒人種にも効くワクチンが黄色人種の手により製造され、その結果両種族の友情と信頼の絆はさらに強くなっていきました。そのころ黒人種の人口は8億人に届くほどに増えていきました。

次回パート8では「彼らの政治形態と犯罪捜査等についてお話しましょう」となります。

・アボリジニ物語 パート1(序章、スピリットからの語り掛け)
https://note.com/lucky_noto321/n/necb6228d66a8
・アボリジニ物語 パート2(アボリジニ民族:近年~現在)
https://note.com/lucky_noto321/n/ne715006cdfdd
・アボリジニ物語 パート3(アボリジニの故郷バカラティーニ星)
https://note.com/lucky_noto321/n/n0bcf6a765d78
・アボリジニ物語 パート4(全てが消滅危機の大規模核戦争)
https://note.com/lucky_noto321/n/n6d331d4c6aa1
・アボリジニ物語 パート5(壊滅的な核戦争からの復活)
https://note.com/lucky_noto321/n/naf90101b923b
・アボリジニ物語 パート6(移住出来る星を求めて~地球へ~)
https://note.com/lucky_noto321/n/n256afbea9211
・アボリジニ物語 パート7(生きるための食料の確保)
https://note.com/lucky_noto321/n/n240decb4af2f
・アボリジニ物語 パート8(とても単純だったが素晴らしい政治形態)
https://note.com/lucky_noto321/n/n44708843c2af
・アボリジニ物語 パート9(邪悪な宗教の発生・排除と異種族間の結婚)
https://note.com/lucky_noto321/n/n037901434b36
・アボリジニ物語 パート10(小惑星の衝突とアボリジニ文明の崩壊)
https://note.com/lucky_noto321/n/n6b1392450432
・アボリジニ物語 パート11(大災害後、生き残りをかけて)
https://note.com/lucky_noto321/n/n3637ba483fcf

参考
月の真実と地球人類の歴史https://note.com/lucky_noto321/n/na2cd28e8460d

宇宙船(UFO)の飛行原理、搭乗体験記 パート1(UFOの基本原理等)https://note.com/lucky_noto321/n/n7b714db106bf

「アルクトゥルス女性からのメッセージ https://note.com/lucky_noto321/n/n9da508e39240

日本人のルーツ パート1~6 https://note.com/lucky_noto321/n/nd852f09fa2e2

日本人のルーツ外伝パート1~3

「アルクトゥルスの風」パート1~10

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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