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アボリジニ物語 パート5(壊滅的な核戦争からの復活)


私は知性でありスピリット:ここでは大規模(全面)核戦争後の人々の生き延びる努力についてお話します。彼らの状況から教訓として学んで下さい。
大規模核戦争により、わずか1日でこの惑星の全人口110億人のうちシェルター内にとどまったりした約80万人以上の人々は直撃を免れ生存しました。もちろん地上は放射能が強く出ることはできません。地上に出ることは死を意味しました。野菜や穀物、動物もほとんど消滅して食料になるものはほとんどありません。たとえ野菜などがあっても放射能に汚染され食べることも水を飲むことも出来ませんでした。核の直撃を免れて生き残った植物と地上に生きる動物、昆虫類の多くも強い放射線や急激な気候変動のために短い期間に消滅していきました。
 
私は知性でありスピリット:核爆発の影響で舞い上がった塵の微粒子は対流圏に広がって太陽光線を遮り、長い間薄暗い闇夜が続きました。そのため急激な気温の低下が起こり温暖な多くの地域が数ケ月間マイナス40度を超えるほど気温が低下しました。シェルターの外は高い濃度の放射能のために彼らは外に出ることが出来ません。
対流圏を突き抜けて成層圏まで届いてしまったとても細かい塵はそこに長い間留まりました。そのため太陽光線を遮り、何年も気温は低いままでした。そのため植物の種は発芽せず、地中に逃れていた小動物も激減していきました。やがて、シェルターの中で命を保っていた彼らの食料は尽きていきました。食料が尽きたシェルターの中では生き残るためにお互いを殺して食料にする凄惨な道に比較的短い間に突き進んでいきました。
 
アボリジニ:私たちの住む地域は都市から遠く離れ、爆心地からもかなり離れています。私たちはシェルターに入ることはできませんでした。そもそもここにはシェルターなどありませんでした。シェルターのある場所は都市部や軍事施設、工業施設などに偏っていました。薄暗い暗闇の中で絶えず雪が降り積もっていきます。雪は積もりながらカチカチに凍り付いていきました。外はやむことなく暴風が吹き荒れています。これは核による影響でしょう。最初のうちは家の中の物を燃やしたりして暖房や調理をしていましたがやがて燃やすものはなくなっていきました。高い放射能のため生き残るのは困難と感じています。それでも生き残る努力をしなければいけないと思っています。

私は知性でありスピリット:彼らの暖房用の燃料が底をつき暖房が出来なくなった時恐ろしいことが起こりました。食べ物も凍っていき、もはや水を溶かして飲むことも食べ物を温めて食べることも出来なくなっていきました。彼等は食料や飲料水があっても食べることも飲むことも出来なくなってしまったのでした。
 
アボリジニ:私たちのシェルターは運よく海岸付近にありました。そのため寒さが治まって次第に温かくなって来た頃には、海から食料を得ていましたがやはり高濃度に放射能に汚染されており徐々に放射能の影響が体をむしばんでいきました。汚染されていない深い海底からの水や地下深くの水を求めはしましたが、機械を動かすエネルギーシステムが崩壊しており使用不可能でした。そのため浅い地下水を採取してろ過して飲料水にするほかなかったのです。
 
近隣惑星の指導者:私たちの警告を無視して彼らは核戦争を起こしてしまったのです。とても長い時間が経過し、やっと戦争による死が止まり人口の増加が始まったとき、生き残った黒人種は150人、黄色人種は85人、うち子供は6人でした。核戦争が終わった当初シェルター内では80万人以上もの人々が生存していたのですが、やがてこの人数になってしまったのです。あなた方は核戦争が起きても政府などが作った完全なシェルターに入ることが出来れば生き延びられるとお思いですか。生き残れる可能性なんてほとんどないのです。彼らの惑星では奇跡的にも全体で235人が生き残りました。そのためやがて人口が増えて、核戦争前の社会を取り戻すことが出来たのです。いいえ私たちの支援がなければ絶滅していたでしょう。
 
プレアデス:大規模核戦争により彼らの惑星が破壊される直前、私たちは武力で戦争を簡単に阻止することはできましたが、阻止することはありませんでした。(生命)カテゴリーや(生命)密度※があまりにも違いすぎたのです。警告や指導といった支援を行うことで間違った方向に進まないよう判断させ、壊滅を防ごうと努力したのです。
 
※(生命)密度や(生命)カテゴリーとは何なのでしょうか。それは宇宙の法則の一つということです。ライオンがシマウマを食料として襲うとき私たちはシマウマを助けるためにライオンを射殺するでしょうか。ミヤコタナゴが絶滅しようとするとき生息する場所の環境を改善し、ミヤコタナゴ自らが生命を維持し、増えていくように助けますがそれはミヤコタナゴに対する支援のようなものです。ライオンやシマウマ、ミヤコタナゴの生命密度と私たち人間の生命密度はほんの少し違うのです。彼等への支援を行った近隣の生命体との密度の開きはシマウマと人間以上の開きがありました。具体的に言えば人間とシマウマでは生命密度で言えばたった「1ランク」だけしか違わないのです。昆虫と人間でも生命密度は「1ランク」だけしか違わないのです。シマウマと昆虫の区分は進化のカテゴリーが違うと思って下さい。今、地球の私たちへの支援活動を行っている生命体の生命密度は私たちと「同じ」方々もいれば「5ランク」も離れている方々もいます。それほどこの宇宙は広大であり、命があふれているのです。
 
アボリジニ:長い時が過ぎ、失われたと思っていた小麦など食料となる植物やヤギなどの動物が生息していることがわかりました。そのおかげで私たちの人口は少しずつ増加していきました。しかしたびたび私たちを悩ませたのが放射能の影響で巨大化した昆虫でした。男性は私たち女性や子供を助けるために命がけで戦いましたが武器もなく退治は困難でした。体が一瞬のうちに引き裂かれるほど強力で、駆除出来るまで苦難の道が長く続いていきました。
 
近隣惑星の指導者、プレアデス:私たちは彼らが生存していたため、彼らにわからないようにして支援活動を開始しました。彼らが住んでいる土地の近くに食料となる植物の種を大量に撒いて、時間調整装置を使って3日で実を実らせて、その場所を彼らの脳に信号を送り、そこに足を運ばせて発見させました。彼らには自分たちが発見したと思いこませました。食料となる動物もそのようにしました。危険な昆虫は駆除していきました。
 
アボリジニ:生き残った私たちは何とか子供を産んで人口を増やそうと努力していきました。しかし体は健康に見えても子供はほとんど生まれませんでした。放射能の影響で男女ともに生殖能力が著しく低下してしまっていたのです。かろうじて子供が生まれる体の女性が子供を産む任務を引き受けることにもなりましたが、子供はなかなか誕生せず、医療設備もない中での流産などで多くの女性が亡くなっていきました。かろうじて生まれた子供は、口や鼻、目などが正常な場所になかったり、手足が欠損していて、生まれたとたんに悲痛の叫び声を上げました。でも生き残るために私たち女性は男性と気持ちを合わせ、子供を誕生させていきました。
 
アボリジニ:私たちが黄色人種と再会したのは核戦争後おおよそ150年が経過し、外の惑星の人々から直接援助を受けられるようになってからでした。そして次第に両人種間での交流が始まっていきました。交流が正常に進んできたころには私たち黒人種の人口は約19万人 、黄色人種は約85,000人に達していました。
私たち女性は長い間つらい思いをしながらも子供を産み、今はとても多くの子供たちが国を支えています。しかし私たちは少し考えました。この戦争の原因を。戦争はどこにも必要性が見いだせなかったことを。女性と男性が共に生き、助け合うことを怠りバランスを崩してしまったことを。黄色人種も同じでしょう。今、私たち女性は男性とのバランスを取り戻しつつあります。とても男性に愛され、信頼されています。男性は全てを私たち女性に注いでくれています。
 
アボリジニ:私たち2人種は失われてしまった科学技術の再構築や生きるための食糧の増産、医療など多くのことで協力してきましたが、先進的な薬の開発はとてもできるような状態ではありませんでした。そこで目をつけたのはハーブなど記号パターンを持つ植物や花(記号パターンついてはパート11でお話しましょう)などに含まれる「香り」が人を健康にして病気を防ぐ成分を含んでいるため活用することにしたのです。そしてこれらの力を大変多く利用していきました。自然と一体になって自分たちの文明を再建しようとしたのでした。
 
アボリジニ:私たちがとても大切にしたことがあります。それは核戦争の教訓です。何が原因してどのような結果となったかを詳しく記録として残したのです。そして再び核戦争を起こさないために核兵器は研究することも製造することも禁止したのです。そしてお互いを理解することで黄色人種との間に強い友情と深い協力関係が出来あがっていきました。
 
アボリジニ:私たち科学者や政治家は核戦争で失われてしまった多くの技術を長い年月をかけて再生させていきました。さらに近隣の惑星の人々からも多くの技術支援がもたらされました。その中には他の惑星との交流を図るために必要な宇宙船の製造技術もありました。核の利用は平和目的以外厳禁しました。国の動力源はもちろんのこと、宇宙船の動力も防護シールドも核の莫大なエネルギーを利用しないと成り立たなかったからです。
 
(この宇宙船の製造技術がもたらされたことで遠い将来、彼らは地球に旅立つことが出来るのでした。あなたはここでふと思うかもしれません。私たちの地球にも多くの知的生命体が訪れているのならなぜUFOの製造など素晴らしい科学技術をもたらしてくれないのかと。あなたは知らないだけです。電子レンジに使われている高周波発生器技術など数を数えればきりがありません。あなたの身近なもので説明すれば、ガスレンジをあなたが使う時にスイッチを押すと火花が出てガスに点火します。1.5ボルトの乾電池が数千ボルトの電圧を発生しているからです。この電圧を発生している小さな小さな発電機も技術供与の一つなのです。近年における初歩的UFO製造技術は第二次世界大戦前にドイツに供与されています。それはドイツ以外製造できる技術がなかったからです。条件として敵対国にも技術供与をすることと戦争には使用しないことでした。
私たちが彼らから学ばなければならないとても大切なことは、何が原因で核戦争が引き起されたのか。その結果がどうなったのか。過ちの記録をどのように残し、未来の子供達にどのように伝えたか。ということなのです。彼らはこのことを子々孫々伝えたのでした。再び核戦争を起こさないように願って。このことから広島・長崎の核の惨禍を忘れないようにしていることがどれほど大切なことであるか皆さんには分かると思います。このことは核戦争に限定されることではなく、通常の戦争でも当てはめることが出来るのではないでしょうか。)
 
アボリジニ:私たちは努力しました。核戦争が起こってから15万年が瞬く間に過ぎていきました。その間の歴史はとても詳しく記録していきました。上司が部下を指示した内容も復命した結果も全て記録として残すことを基本としました。だから小さな会議や打ち合わせでも全て記録として残しました。「年数が経過すると必要のない文書は廃棄する」という今までの慣例はほとんど許されませんでした。それは国民を騙して核戦争を起こしてしまった過ちを再び起こさないためでした。この膨大な情報の保存と活用は特別なコンピューターシステムが可能としていました。
 
アボリジニ:国民が苦しんだり社会情勢が不安になると、どこからともなく宗教指導者が頭をもたげてきました。それは今までに幾度となくあったことなのですが、私たちは国民の幸せだけを冷静に考えました。そして結論を出しました。宗教を完全に社会や政治から切り離したのです。宗教を勧誘することも禁止しました。宗教の教えを説くことだけ許可しました。そのため霊的・精神的にも以前に増して高いレベルへと進んでいきました。
 
私は知性でありスピリット:この世界では皆が協力して社会を作っていったために貧富という考え方は起こりませんでした。政治も国民の暮らしもとてもうまくいっていました。貧富の差は遠い未来の地球において宗教の悪用で黒人種の中で起こりました。黄色人種は「気と体の関係」の知識と利用を強く国民に示していたため、宗教指導者が国民の間に入り込む隙が生まれませんでした。
 
アボリジニ:私たちの科学者は急速な科学の発達の結果、ある時この惑星が150年以上前から徐々に寒冷化の方向にシフトしていたということを見つけてしまったのです。現在急激に寒冷化の傾向を示してきました。多くの観測の結果から500年以内には惑星が冷え、作物が今までのように作れなくなり、多くの動植物が死滅して住民の居住が困難になる恐れが高いという厳しい現実が突き付けられたのです。
 
アボリジニ:私は今宵、蜂蜜から作られたお酒を飲んでいます。なぜ飲んでいるかって。私たちの惑星がまもなく居住不可能になり、この素晴らしい惑星を脱出してどこかに行かなければならないからです。だからとても悲しくお酒を飲まずにはいられないのです。このお酒はとても体に良いのです。蜂蜜の中に生きている200種類もの乳酸菌が作り出す様々な成分は蜂蜜酒を介してとても体を整えてくれます。私たちが飲んでいる蜂蜜酒は乳酸菌を殺さないで瓶の中に封じ込めているのです。

次回パート6では「地球をどのように発見して移住したか」をお話しましょう。

・アボリジニ物語 パート1(序章、スピリットからの語り掛け)
https://note.com/lucky_noto321/n/necb6228d66a8
・アボリジニ物語 パート2(アボリジニ民族:近年~現在)
https://note.com/lucky_noto321/n/ne715006cdfdd
・アボリジニ物語 パート3(アボリジニの故郷バカラティーニ星)
https://note.com/lucky_noto321/n/n0bcf6a765d78
・アボリジニ物語 パート4(全てが消滅危機の大規模核戦争)
https://note.com/lucky_noto321/n/n6d331d4c6aa1
・アボリジニ物語 パート5(壊滅的な核戦争からの復活)
https://note.com/lucky_noto321/n/naf90101b923b
・アボリジニ物語 パート6(移住出来る星を求めて~地球へ~)
https://note.com/lucky_noto321/n/n256afbea9211
・アボリジニ物語 パート7(生きるための食料の確保)
https://editor.note.com/notes/n240decb4af2f/edit/
・アボリジニ物語 パート8(とても単純だったが素晴らしい政治形態)
https://note.com/lucky_noto321/n/n44708843c2af
・アボリジニ物語 パート9(邪悪な宗教の発生・排除と異種族間の結婚)
https://note.com/lucky_noto321/n/n037901434b36
・アボリジニ物語 パート10(小惑星の衝突とアボリジニ文明の崩壊)
https://note.com/lucky_noto321/n/n6b1392450432
・アボリジニ物語 パート11(大災害後、生き残りをかけて)
https://note.com/lucky_noto321/n/n3637ba483fcf

参考
月の真実と地球人類の歴史https://note.com/lucky_noto321/n/na2cd28e8460d

宇宙船(UFO)の飛行原理、搭乗体験記 パート1(UFOの基本原理等)https://note.com/lucky_noto321/n/n7b714db106bf

「アルクトゥルス女性からのメッセージ https://note.com/lucky_noto321/n/n9da508e39240

日本人のルーツ パート1~6 https://note.com/lucky_noto321/n/nd852f09fa2e2

日本人のルーツ外伝パート1~3

「アルクトゥルスの風」パート1~10

 

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