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飽き性でフラフラしてしまう人は『多動力』を磨こう!

堀江貴文『多動力』を読んだ。(2023.9.7読了)

近所の図書館で本を探していたら、ふとこの本が目に入った。気になって最初のページをめくってみる。

多動力とは何か。
それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。
しかし、「多動力」がある人は、次から次に、興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着きがない。
モノは忘れるし、なくすし、不注意で怪我だってする。
やるべきことをしていないのに、やりたいことばかりしてしまう。

堀江 貴文『多動力』はじめに (p3)

「次から次に興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着きがない。」「やるべきことをしていないのに、やりたいことばかりしてしまう。」

自分のことかと思った。

飽き性で、興味の対象が一日ごとに変わる。昨日まであんなに熱中して調べていたのに、次の日には別のことに興味をもってしまう。
やりたいことリストの変動が激しくて、一つの物事がなかなか続かない。物事の優先度を「やりたいかどうか」で決めてしまい、「やりたい気持ち」の強いものから手をつけてしまう。
中途半端で終わらないよう、最初に立てた目標までは達成するようにしているが、それを達成してしまったらもう顧みることがなくなってしまう。

こんな性格の人間が何かを成し遂げることなんてできるのか。


著者によると、
現代は、ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながり、すべての産業がこのインターネットによって横につながるようになった時代だという。インターネットを介して、あらゆる業界の人間が協力して一つ仕事をするようになり、昔に比べて業界の壁はなくなった。

そんな時代に必要とされるのは、各業界を軽やかに超えていく「越境者」であるという。その「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。


『多動力』を読んで、刺さった言葉を1つ選んでみた。

3つの肩書きをもてばあなたの価値は1万倍になる

WHY: なぜ刺さったか

  1. 肩書きを3つもつということは、肩書きを一つに絞らなくても良いということだ。飽き性であり、興味の対象を一つに絞れない自分にとってはとてもありがたい。だから、この言葉はとても刺さった。

  2. 世の成功者や偉人はだいたいスペシャリストだと思っていたので、もし成功者になりたいなら「いつかは職業を一つに絞らなければならない」と信じ込んでいた。肩書きが一つの方がカッコ良いと思う反面、最近は多数の肩書を持つタレントや芸能人が増えたように感じていた。例えば、厚切りジェイソン。彼は「IT企業経営者×日本語話者×お笑い芸人」という肩書きを持つ。3つの肩書き・技術を磨いて、唯一無二の存在になっている。彼は他にも、投資家、作家などの顔もあり、どの分野も突出している。

  3. この本を読んで、スペシャリスト✖️複数の分野=ジェネラリストを体現している人の方が魅力的に見えるようになった。今は、複数の分野に興味があるということに引け目を感じることはない。
    仕事と遊びの境界線をなくし、ワクワクすること次々と取り組んでいけば自分にとって面白い仕事も舞い込む。それってとてもユニークで個性的でその人らしさの出ている職業人生だと思う。

WHAT: この言葉はどういう意味か

  1. 「一つの仕事を定年まで全うするのが正しい」という時代は終わった。同じ肩書きでも他人の方が優れているなら自分はすぐに埋もれてしまう。
    しかし、「記者✖️編集者✖️ビジネス開拓」のように、肩書きを掛け算するなら、自分はレアな存在になり価値が上がるようになる。

  2.  一つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。そこで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば「100人✖️100人」で「1万人に1人」の人材になれる。

  3. 加えて、仕事を掛け算するときは似通ったものより遠く離れたものの方が希少性が上がる。実際に著者の肩書きは有名どころだけでも「実業家✖️コンサルタント✖️プログラマー✖️作家✖️コメンテーター✖️ロケット開発者✖️オンラインサロン主催者✖️服役経験者✖️・・・・」。

HOW: 三つの肩書きを持ち、自分の価値を1万倍にするにはどうすればいいか

  1. まず、自分の肩書きを紙に書き出してみる。

  2. 3つ以上ない人は、欲しい肩書きを理想でいいから書いてみる。

  3. その肩書きを手に入れるにはどうしたらいいか。1万時間を捻出するための計画を立ててみる。飽き性であっても何を「武器」にするかは決めなきゃいけない。

まとめ

堀江貴文は超人なので、この本の内容を全部実践することはできないし、それを目指すこともしない。ただ、彼の言葉のいくつかはとても共感できる。私は個人的に、自分とこの本との相性はいいと思っているので、事あるごとに読み返してエネルギーを貰うつもりでいる。
そして、飽き性を上手く活かした人生設計をしていきたいと思う。



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