あーる

教員生活20年を越えた、地方公務員です。自分の知識や経験を伝える方法を模索中。

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  • 教師のリアル 本気の就職相談

    40代小学校教師の、現在地。今、私はどんな仕事をしているかを書いています。

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#0 GAME START

 「#明日の小ネタ」10話を書き終えたところで、「こんなに書けるのか」という妙な自信と共に、「続けるのもなかなかしんどいな」という正直な感想が湧き上がってきました。もちろん書くことが楽しいからやっているのですが、今まで以上のプラスがあると嬉しいな、と。  教育とゲーム、見方によっては不謹慎なのかもしれません。しかし一方で、一部のゲームはeスポーツへと進化し、確実に未来の一角を広げてくれています。私たちも「ゲームは遊び」という認識を改めなくてはいけないと思っています。また、ゲ

    • lionの呟き(2) 修学旅行が消える日

       今、教育旅行が危ない。特に、公立小中学校。何か手を打たないと、修学旅行というものがなくなる、と私は思っています。以下にその根拠を述べます。 ①運転手が足りない  これはもう言わずもがな。どの業界も人手がたりません。特に、大型免許保持者は物流業界内でもパイの奪い合いです。大手運送会社では、再配達を減らすようにアプリやAI受付などを導入しています。教育旅行はそうはいきませんね。自動運転バスで次の見学先へ、というのは、いったい何十年先でしょう。 ②バスが(割け)ない  コ

      • lionの呟き 「手伝う」

        「言ってくれれば手伝うよ」の嘘  仕事で思いついたことを呟いていく、エッセイ風のブログを始めます。ちなみにライオンなのは私が獅子座だから。ライオン、と読まずに「リオン」とか「ライアン」と英語風に読むと、題名が7文字になって語感もいいかな、と思った次第です。  「言ってくれれば(仕事)やりますよ。」「いつでも(仕事)振ってください。やりますから。」こんなフレーズを聞いたことがある、言ったことがある方もいるでしょう。私もつい使いがちです。私が最近耳にしたのは、職場の中堅から、

        • #12 授業は楽しいか②

          わからないから楽しい  前回と真逆の話を。  人間、知的好奇心というものがあります。知りたいことの大小はありますが、どんな人にもあると思います。また、「ネタバレ」「予定調和」という言葉があるように、これから起きることや知りたいことを不意にバラされてしまうことへの抵抗感もあります。  前回は、授業がわかるから楽しいとしましたが、それとは逆に、わからないからこそ楽しい授業も存在します。私は、好きな社会科でよく使う手法です。例えば、幕末。黒船と日本船(関船)の圧倒的な差を数字で

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        • 教師のリアル 本気の就職相談
          9本

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          #11 授業は楽しいか①

          わかるから楽しい  45×6。小学校では(高学年の場合)、270分という長さを「授業」で過ごさなくてはいけません。4時間半。これがつまらないとしたら、地獄でしかない。  ただ、教える側から言い訳させてもらうと、全ての授業をエンターテイメントにするのは、現時点では不可能です。時間が少なすぎる。ひとたび「生徒指導」に関わる案件が起きれば、放課後の時間は保護者対応などであっという間に終わります。そもそも、4時間半の授業を組むのに、放課後に担保されている時間はその半分もありません。

          #11 授業は楽しいか①

          #10 【話術】3回は笑い取れ!

          →CONTINUE !  戻ってきました!「じゅぎょうくえすと」、今日から再開です!連投にはなりませんが、日々気づいたことを放っていきたいと思います。放っちゃダメか。  今日のタイトルは、私がお世話になった校長先生が、若い頃に言われた話。45分の授業中、3回も笑いを取れだなんて、なかなか攻めた考えの持ち主だなーと思います。お世話になった校長先生の、さらに上の方といえば、時代は昭和の真っ只中。ゆとりにも入らない頃です。おそらく、私が小学校に入学する前くらいだと思います。その

          #10 【話術】3回は笑い取れ!

          ありがとう、note

          ついに来ました。 仕事、家事、noteの両立が難しい日が。 いつかは来ると思っていたのですが。書きたいこともうんと書けたし、自分としてはむしろスッキリです。 アカウントがもったいないので、ここからは連続を狙わずに、持続可能な投稿を考えていこうと思います。 そのうち、ひっそり閉じるかも。 巨大なnoteというコミュニティに、少しでもいられた、何人かの人に自分の投稿を読んでもらえたということは、貴重な体験になりました。 ありがとう、note。 2023.9.7 あー

          ありがとう、note

          #9 【指名】バリエーションを大切に

           最近は仕事や家事に追われて、小ネタを絞り出すことが難しくなってきました。連続投稿も30日を越えたあたり。次のピンチがやってきたと思います。  さて、そんな中で思いついたのは、指名です。どんな状況であれ、教師が話して終わり、という授業はあり得ません。必ず子どもの意見や話(話し合いの場合を含む)があってこその授業です。今日は、私が使ってきた指名方法を列挙したいと思います。 手を挙げさせて指名する。 「わからない人、手を挙げて」と言って挙手させ、挙げていない子どもを指名

          #9 【指名】バリエーションを大切に

          #8 【黒板】定規を使う

           今回は、ネタというより私のこだわり。#7で触れたように、黒板には矢印や囲み線など、様々な図形を書く場合があります。そんな時、多少手間でも大きな定規を使って線を引くことにしています。  理由の1つ目は、「子どもたちにも同じように書かせたい」から。率先垂範とはよく言ったもので、低学年であればあるほど、先生の真似をよくします。「大きな定規は使い方が難しいから…」と敬遠していると、子どもも定規を使うようになりません。また、「ここは定規を使って線を引いてね」と指示して、先生は使わな

          #8 【黒板】定規を使う

          #7 【黒板】 ____ の役割分担

           まだまだある、黒板ネタ。今回は役割分担と題してお届けします。  ロールプレイングゲームのオープニングのように、タイトルを4文字開けてありますが、皆さんなら何の名前を入れるでしょう。 1.チョークの役割分担  これは実践されている方が多いと思います。チョークの色で何を表すかを決めて書く、ということです。私は、 赤:(囲み線)まとめ、(アンダーライン)大事な言葉 青:(囲み線)課題 黄:(文字)豆知識、ノートに書かなくても良い雑学 緑:(囲み線)意見の類分け 白:

          #7 【黒板】 ____ の役割分担

          #6 【黒板】やってはいけない使い方

           前回に引き続き、黒板ネタです。今回は、絶対にダメな使い方。それは、 黒板に「授業に関係のないもの」を貼ったり書いたりする。  この黒板は前方にあるものです。サイド黒板には当てはまりません。近年はオープンスペースと言って、廊下側の壁がない教室も増えてきました。時間割や今日の予定、担任からの連絡事項を書くサイド黒板がない学校では、前方の黒板に書いてしまう教室が多いような気がします。  では、なぜダメなのか。得意のゲームに例えてみます。皆さんは、ダウンロードやプレイが無料の

          #6 【黒板】やってはいけない使い方

          #5 【黒板】使いきれない時は、分ける

           ようやく体調が戻りかけてきました。今日はしっかり更新していきます。  今日は、授業のマップ、黒板です。一人一台端末や電子黒板、大型テレビが主流になった現在、「実際使ってないんだよね」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今に至るまで数多の研究者が黒板の書き方=板書を研究してきました。#3でも触れましたが、板書に特化した教育書もあります。私も、どれだけ世の中が進化したとしても、日本の教育界が築いてきた板書の力は大切にすべきだと思います。理由の一つは、子どもの意識に残

          #5 【黒板】使いきれない時は、分ける

          無題

           腹痛です。  一度始まると、最近はMAXまで痛くなる。立ってるのも辛いくらいです。体内にあるもの全部出てしまうんじゃないか、っていうくらい、トイレとも仲良しになります。  今日は何とか出勤し、その後トイレに15分。少し置いて、またトイレへ。その後は、何か口にするごとに数時間後、数分後、と感覚が短くなります。過敏性腸症候群なんだとか。  昨日はお猪口に2杯くらい飲みました。別にいつも通りだったのですが…。  幼い頃からお腹は弱く、それが影響してか、ちっとも筋肉がつかない

          SWISH!

           今日は、じゅぎょうくえすと休刊です。  男子バスケットボール日本代表の、歴史的な逆転劇。その余韻にどっぷりと浸かっております。  そして、今日一番HEATした比江島慎選手。素敵すぎる。  宇都宮ブレックスが優勝した年の、彼のプレイを思い出さずにはいられませんでした。もう、中も外も入り出したら止まらない。まさに比江島タイム。宇都宮が優勝するんだ、という気合いを感じずにはいられないチャンピオンシップだったのを、今も鮮明に覚えています。  でも、彼がそうやってプレイしている

          #4 必ず手に入れたい「名刀」3本 

           夕方見た記事にちょっぴり凹んで、noteをやめようかと思い悩んでいました。いざnoteを開くと、「いいね」がついたとの通知。少し元気になりました。厳禁なものです。ありがたい。  さて、前号で「アイテム」と称した本ですが、「これは武器になった」という本を書いてくれた著者が3人います。一つは新卒の頃に出会い、今日までそのイズムは生きています。まさに不易。同業の方にはちょっとベタすぎるネタですが、この3人の本を読めば、新卒のあなたもきっとレベルアップできる。そう確信しています。

          #4 必ず手に入れたい「名刀」3本 

          #3 お金を惜しまずアイテムを買う

           授業のイメージ作りと問題(課題)が何となくわかったところで、いよいよ45分を具体的に組み立てていく作業に入ります。教科書を並べて、指導書と呼ばれるマニュアルを見ながらB5のノートに子どものつもりになって書いてみる…というのが正攻法。「じゅぎょうくえすと」プレーヤーの私は違います。  ゲームならば、大切なのは物量。マインクラフトでもファイナルファンタジーでも、結局重要なアイテムをたくさん持っている方が強いのです。ならば、授業に関する情報をたくさん持っていれば、始めから楽に攻

          #3 お金を惜しまずアイテムを買う