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#3 お金を惜しまずアイテムを買う

 授業のイメージ作りと問題(課題)が何となくわかったところで、いよいよ45分を具体的に組み立てていく作業に入ります。教科書を並べて、指導書と呼ばれるマニュアルを見ながらB5のノートに子どものつもりになって書いてみる…というのが正攻法。「じゅぎょうくえすと」プレーヤーの私は違います。

 ゲームならば、大切なのは物量。マインクラフトでもファイナルファンタジーでも、結局重要なアイテムをたくさん持っている方が強いのです。ならば、授業に関する情報をたくさん持っていれば、始めから楽に攻略できるはずです。
 世の中には、いわゆる「授業のネタ本」がたくさん溢れています。それこそ、各教科1時間ごとの黒板の書き方が全て載っている本もあるくらいです。同じ内容の本を複数揃えてネタを増やしたいところですが、1冊がなかなか高価。初めは同じ出版社で必要な教科を揃えていくのがいいでしょう。現在、私は専科指導者として社会科しか指導していないので、2社ほど買って読み比べています。

 ひと昔前まではこうした本が唯一の選択肢でしたが、今や教育もネットの時代。InstagramやFacebook、YouTubeなどにも無数の教育系コンテンツがあります。お目当ての授業を探す手間はかかりますが、原則無料。費用をかけたくない人はこちらがおすすめです。私も、(授業ネタではありませんが)フェイスブックで教育に関わる情報を拾うこともあります。

 重要アイテムを見つけるが如くネットを検索する。お店で買える本を「最強装備」として授業に挑む。じゅぎょうくえすとはそこから始めてみましょう。

2023.8.29 あーる

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