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東京タワー

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ドラマ「東京タワー」に関するものたち
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ドラマ「東京タワー」最終話感想 悲観するな

ドラマ「東京タワー」最終話感想 悲観するな

注:原作と映画の内容について言及しています。気になる方は閲覧をご遠慮ください。

終わってしまった。終わってしまったね〜〜。
映画とも原作とも違う展開で、終着点でしたね。
透詩史推しの私としては、いろいろもどかしいところがあります。
 

「一緒に暮らそう」「でも、どうやって?」
この話を最初にしているときは「でも、どうやって?」だった。
けれど、詩史さんが離婚届をパートナーに突きつけて、パートナ

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ドラマ「東京タワー」6話・7話感想 令和版、がつんとくる

ドラマ「東京タワー」6話・7話感想 令和版、がつんとくる

注:映画版「東京タワー」と原作小説の内容に触れています。ネタバレ等気になさる方は閲覧をご遠慮ください。

前回、こわ!!!という感情が強すぎて感想を書く気力がなかったため、前回と今回分合わせての感想。
は〜、耕二パート、こわい。

6話感想
耕二回でしたね。
原作とも映画とも違う、令和版の「東京タワー」をがつんとぶつけられた気がする。
そして、その「がつん」が耕二パート・透パートにかかわらずこれか

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ドラマ「東京タワー」8話感想

ドラマ「東京タワー」8話感想

注:映画、小説版についての言及があります。気になる方は閲覧をご遠慮ください。

タイトルの「最後の告白」ってどういうことでしょう。
え?こわいやつ?こわいやつですか?

耕二パート、新鮮な展開。
今までの(映画とかの)耕二ってクズにクズを重ねていくタイプだったじゃないですか。喜美子さんとの関係が一旦だめだとなったら次、はい新しいゲーム、って感じの。

本当に喜美子さんが好きだったんだねえ耕二は、と

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ドラマ「東京タワー」5話感想 透の恋

ドラマ「東京タワー」5話感想 透の恋

前回、恋と幸不幸の話をした。

今回、それが語られて(ストーリー上そうなるのは当然だとしても)、うわあ、ありがとうございます、と思った。

白石さんが詩史さんのことを「おばさん」と言ったことは絶対に許しません。(詩史さん応援隊)
「絶対不幸になるよ」と白石さんが言ったの、予言めいててめっちゃ怖かった。
怖かったけれども、透は答えを出したのだ。

「僕の前に詩史さんがいる、それが一番大切なこと」。

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ドラマ「東京タワー」4話感想 透、しっかりしろ

ドラマ「東京タワー」4話感想 透、しっかりしろ

いやまさかのびっくり展開ですよね。
事前に何かの記事で白石さん押し倒してる(言い方)シーンの写真を見ていなかったら多分私は卒倒していた。それか一揆起こしてた。小島透解釈違い個人的一揆。(これは今も起こしそう)

まず個人的に、人の恋愛にどうこう干渉するのはどうなのか?というのと、幸不幸を誰が決めるのか?というのがある。

恋愛に干渉するのは、何歩か譲って親しい間柄とか、家族とかならまだわかる。余程

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ドラマ「東京タワー」3話感想 透、かわいい

ドラマ「東京タワー」3話感想 透、かわいい

注:石田衣良『娼年』のうっすらとしたネタバレが含まれます。気にされる方は閲覧をご遠慮ください。

と、透が、透が、かわいい。
3話にきて、小島透が、か、かわいい。
あんなに若いなあ、苦いなあ、と思って見ていたのに。

1話では透が若く苦く、

2話では詩史さんが人間界に降りてきて、

3話では透がかわいい。

これは一体どうしたことか。

とりあえず3話、考えていこう。

透と耕二の教室でのシーン

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ドラマ「東京タワー」2話感想

ドラマ「東京タワー」2話感想

し、詩史さんが、人間になってた……!(人間です)
幻想の世界の住人が、人間界に下りてきた。

1話では、幻想的で、御伽噺のお姫様のように、実際にはこんな人はいない、手は届かない、という透の目線で描かれていた(演じられていた、存在していた)詩史さん。
幻想的ではなくなって、芝居がかったような話し方も自然な話し方になっていた。
うわーん板谷由夏!!!好き!!!数年前からずっと好き!!!(ファースト・ク

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ドラマ「東京タワー」1話感想 年を重ねること

ドラマ「東京タワー」1話感想 年を重ねること

衝撃、だった。
悪い意味ではない、勿論。
ただ、私の初恋の透くんは、こういう人なのだ、と俯瞰して見られた感じがあった。
私の初恋の透くんは、映画「東京タワー」の岡田准一演じる透くんであって、ドラマ「東京タワー」の永瀬廉演じる透くんではない。
けれど、同じ「透くん」だ。小島透。

映画を何度も観ていた頃から何年も経っている。ということは、私もその間に年を重ねている。
だからなのか、今回のドラマ版がそ

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永瀬廉、東京タワー、江國香織、掃除機

永瀬廉、東京タワー、江國香織、掃除機

注:この先の記事では、江國香織『去年の雪』の一文を引用、また、江國香織作品、村上春樹『1Q84』の内容に触れています。
小説を読むにあたって影響を及ぼすことはないと私は考えていますが、気になる方は閲覧をご遠慮ください。

ここ最近ずっと、江國香織の小説を読んでいる。理由は明らかだ。

4月20日に『東京タワー』のドラマが放送開始する。
永瀬廉が小島透を演じるそのドラマが楽しみで仕方がない私は、江國

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ドラマ「東京タワー」1話予告を見て

ドラマ「東京タワー」1話予告を見て

あわわ、あわわ、となったので予告一度しか見てないけど書く。
令和版だ、令和版東京タワーだ、本当に、と思った。
色が、煙っていない。私たちの生きる、この鮮やかなような澄んだような、濁ってるかもしれない、嗅ぎ慣れた空気の中に、透と詩史さんがいる。
透の、大学の教室のシーン。背景が、大学の雰囲気が、今、今だ。
透と詩史さんが出会うきっかけは透の母ではなかったっけ。車がきっかけで出会うのは、耕二たちではな

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初恋の人を、好きな人が二度演じる

初恋の人を、好きな人が二度演じる

注:映画「東京タワー」及び小説『東京タワー』について言及しております。ネタバレを避けている方は閲覧をご遠慮ください。

びっくりした。びっくり。
動悸、息切れ、どころの騒ぎではない。

永瀬廉、東京タワー、江國香織。

この3つの単語がX(旧Twitter)で並んでいるのを見た時、正直興奮しすぎてどうしたらいいかわからなかった。
え、うそ、ほんと?ほんとに?れんれんが?東京タワー?透くんを?え?え

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