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ドラマ「東京タワー」1話予告を見て

あわわ、あわわ、となったので予告一度しか見てないけど書く。
令和版だ、令和版東京タワーだ、本当に、と思った。
色が、煙っていない。私たちの生きる、この鮮やかなような澄んだような、濁ってるかもしれない、嗅ぎ慣れた空気の中に、透と詩史さんがいる。
透の、大学の教室のシーン。背景が、大学の雰囲気が、今、今だ。
透と詩史さんが出会うきっかけは透の母ではなかったっけ。車がきっかけで出会うのは、耕二たちではなかったか。記憶は曖昧だけれども、車をきっかけに出会う透と詩史さんは何かとても新鮮で、面白い。
詩史さんが東京タワーのことを話すとき、ちょっと芝居がかった話し方をする。20も年下の子と話すときって、実際そうなるかもしれない。なんだか自分とは遠いところで生きている、眩しいいきもの。
透が詩史さんの語る東京タワーに共感したときの、うわずった声。透、永瀬廉の、透だ、と思った。ゆっくり、慎重に言葉を選び静かに佇む岡田准一の透くんとは違う。驚いて興奮して声を上ずらせる、人生に食傷気味な永瀬廉の透。多分急に道端でキスしようとする透。丁寧で飽き飽きしてて大胆で唐突な透。
ちょっと待ってほしい。
全く、全く違う。映画と。でも透くんと詩史さんだ。どうしよう。永瀬廉の透くんに、既にやられている。

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