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“軸”のはなし

もし私が何かを発信することになるなら、
最初の記事は絶対にこれ、と決めていた。

それは、“軸”についてのはなしだ。

私は現在17歳で、
「高校生」という看板と一緒に生きている。
“ブランド”だと形容されることもあるが、
正直なところ、
個人としての自分をブランディングして、
「高校生」に勝るようにするというのが、
今の目標である。

ちなみに、将来の夢は「伝記に載ること」だ。

最初に恥を晒しておくと、
私は数年前から、呪いにかかったように、
「起業したーい」とつぶやいて生きてきた。

事実、「立派な中学生」と、
周りの大人達にちやほやされ、
自分はまさしく「立派」であると
信じて疑わなくなった。
口にするだけで得られたこの結果に、
私は大変満足していた。
今思えば、自己肯定感を増やすためだけに、
そんなことを口にしていたのかもしれない。

だがしかし、行動を伴わない発言に、
立派もクソもあるわけない。

「このままじゃ私、やばくね?」

大変時間がかかりながらも、
私は先日、
行動ありきの発言こそ、
本当に魅力的であることを学んだ。

さて。
年が明け、2019年、
私はやっと始動しようと企んでいる。

「起業したい」という思考までのいきさつを、
自分なりにスッキリとまとめて、
父親にその全てを熱弁した。

私は、多くの人々の「常識」を覆すことに興味がある。そして、その規模は大きければ大きいだけ、自分の快感につながる、と思っている。だから私は、
多くの人々の生活の中に、あたらしい「常識」を作り出すような会社をつくりたい。

そう告げた。
90%のプレゼンをしたつもりだったが、
(プレゼンはいつの時も100%でなければならないが。『僕たちはどう伝えるか』中田敦彦)
彼は首を傾げ、こう言った。

「見えない」

君が心の底から望んでいることが何なのか、
僕にはさっぱりわからない、とそう言った。

彼に言わせると、
私はまだ何かを覆い隠しているのだそうだ。
名声や権力を望むことは、
世間からあまりよしとされておらず、
認めようとしていないだけなのではないか?
と問われたが、腑に落ちることはなかった。

なぜ、彼がそれほどまでに
「心の底から望むこと」にこだわったのか。

この問いに対する彼の答えはこうだった。

これから、君の人生を生きていくにあたり、
君は自分のを、明確にする必要がある。
なぜなら、
その“軸”とは、まさしく君自身で、
君の全ての行動に影響するはずであるからだ。軸を見つけられないまま進むと、必ずいつか、その行動にブレが生じる時が訪れるはずだ。
そして、
「心の底から望むもの」=「熱狂できるもの」
は、軸と密接に繋がっているからだ。

当時、私はその解答が腑に落ちることはなく、
いつかわかる時が来るのだろうと考え、
内容をただ、iPhoneにメモった。

今日、私は
前田祐二の『メモの魔力』を読み、そして、

ハッとした。

彼もまた、父と同じような理由から、
「人生の軸」が重要であること、
「想いの強い人」が本当に強い人であること、
そして、その軸を見つけるために、
「自分を知ること」
が、最重要であることを述べていた。

自分の体験談を踏まえ、万人に伝わるよう、
どの思考レベルでも理解できる言葉選びの
なされた文面に、私は美しいと感じた。

そして同時に、
これまでは腑に落ちなかった
言葉のあれこれが、
不思議にストンと落ちていった。

「このままじゃやばくね?」
とやっと気がついた17歳は、
まず、「自分を知る」ということから、
始動する。



乞うご期待

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