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回るな、PDCA

回してきたPDCA


中学生から何をするにも「何事も計画的に」「PDCAサイクルを回して達成しよう」と言われてきた方は多いのではないでしょうか?お受験をしていた方は下手したら小学生やもっと前から言われてきた方もいるのではないでしょうか。勉強から仕事、婚活などプライベートなものまで、何か達成したいことがある人にはごく染みついた型であり、非常に合理的で私も何度も助けられてきました。
特に勉強や就活、日々の仕事では、PDCAなしに物事を進めることが難しくなるほど染み付いて回しています。ざっくりでも計画を立てて、やってみて反省点を探して、目標値とのギャップを認識し軌道修正する。ごく自然な流れです。



趣味とPDCA


ところが、趣味にとっては邪魔にもなりうることに最近気づきました。辞書によると趣味とは「専門としてでなく、楽しみとして愛好する事柄」です。ここ数ヶ月趣味を探し考えてきた私の考えですが、趣味とは「楽しみとして愛好」し、自分が快適であること、より良い人生を生きる一助になっていると思うことに意義があると思います。義務感や何かの役にたつという理由でなく、より自分が満たされるための事柄が趣味です。その趣味にPDCAを無意識にでも持ち込むと、徐々に縛りが増え自由がなくなり楽しくなくなり、楽しい趣味とはいえない状態になってしまうのです。
たとえば最近私はイタリア語の勉強を始めました。ヨーロッパの歴史に興味を持ち、その根源であるローマ帝国をより理解できる気がする!という理由から始めましたが、もちろんイタリア語ができても全く仕事の役に立ちませんし、学位がもらえるわけでもありません。正真正銘、言語を学ぶ楽しみとして始めました。しかしのめり込んでいくと、自然と頭の中で「1ヶ月で10章分は進めたい」というようにプランが生まれていきます。進めていくと、1ヶ月後、なんだかんだで2章残ってしまう。無意識に「あ、2章分ビハインドだな、来週はもう少し時間を取らなきゃ。もしくは覚えるのが遅いのかも。。。」と、ギャップを埋めるための方法が浮かんできてしまいます。さらにその2章分を巻き返せないと、アクションが浮かんでいるのにやらない自分が怠惰に思えてきて、落ち込んでしまうのです。



PDCAを止めるためのPDCA

自分の楽しみとして始めた勉強なのに、なぜか最終的に落ち込んでいる、これでは自分を満たす趣味とはいえません。けれども、学びたいから自然と(高めの)目標が設定されてしまう。この矛盾を解決するために更なるPDCAを回してみようと決めました。
今回の計画は「PDCAを止めるためのPDCA」、つまり、趣味の達成度を気にしなくするプランを立てて実行する事にします!目には目を、PDCAにはPDCAを、です。
まずは①「好きだからこれくらいできるだろう」という高すぎる見積もりを実態に近づける事、②計画がズレた時、ゴリ押しで達成する以外の方法を知る事の2つからプランニング開始したいと思います♪

(余談)
今回本当に悩んでいたのですが、noteを書いていたらこの解決法が急に思いつきました。noteの記載はいつの間にか趣味でもあり自分に役立つ行為になっていたようです。続けてみるものですね。

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