ワンホールに使うお砂糖の量はたったの50g。りんごの甘さをあじわうアップルクランブル
冬になると美味しい、りんご。
今日はりんごの甘さを最大限にあじわう、
アップルクランブルのご紹介です。
レシピのご紹介と
クランブルの歴史もお話しいたします。
そのものの背景を知ることは
理解もあじわいも深まるからです。
アップルクランブルは簡単につくれるスイーツです。
泡立て作業や
かたちを綺麗にととのえる必要がありません。
お菓子作り自信のない方におすすめです。
りんごがあまってしまったときにもおすすめです。
アップルクランブルとは
アップルクランブルはイギリス発祥のお菓子です。
生のりんごに「クランブル」をかけてオーブンで焼いたスイーツです。
クランブルとは「崩れる」という意味です。
ほろほろ、サクサクとした食感の
クッキーのような生地をクランブルといいます。
加熱されてやわらかくなったりんごと
サクサクのクランブル生地の対比がたのしめます。
わたしは、この「クランブル生地」に
塩をくわえて、甘じょっぱい味にするのが好きです。
アップルクランブルの歴史
アップルクランブルは伝統菓子ではありません。
文献として出たのは1947年。
第二次大戦後です。
(オックスフォード英語辞典より)
そのころ、パイやタルトの材料が供給不足でした。
少ない材料でつくれるお菓子として広まったようです。
アップルパイをつくるときは
予めりんごに火を通し、水分を切る必要があります。
パイ生地をつくるのも、クランブル生地より難易度が高くなります。
アップルクランブルは工程がやさしい。
お財布にもやさしいスイーツです。
アップルクランブルをよりヘルシーに
わたしのレシピでは、
アップルクランブルをよりヘルシーにつくります。
小麦粉 → 米粉・オートミール
バター → ココナッツオイル
白砂糖 → マスコバド糖(黒砂糖)
この材料でつくると、グルテンフリー・ヴィーガン対応になります。
消化器官に負担の少ない、身体にやさしいスイーツです。
クランブル部分のみお砂糖をつかい
りんごには甘さをつけません。
りんごは加熱すると、ジャムのように甘くなります。
りんごの甘さを引き出すように焼き時間を長く取ります。
アップルクランブルをよりおいしく
通常のレシピでは小麦粉を使います。
今回のレシピでは米粉・オートミール・生アーモンドを使います。
オートミールのザクザク感
アーモンドの香ばしさが加わります。
3つがあわさり、味わいに深みが出ます。
アップルクランブルのつくりかた
アップルクランブルは焼いているときにりんごから水分が出ます。
底が取れないタイプのタルト型をつかいます。
グラタン皿など、耐熱のもので代用できます。
りんごを薄切りにしますが
フードプロセッサーでカットするとより簡単です。
では、お待たせいたしました。
レシピをご紹介いたします。
<直径25cmのタルト型
(底が取れないタイプ)1台分>
りんご 4~6個
(りんごが小さめなら6個)
生アーモンド 50g
オートミール 70g
マスコバド糖 40g
塩 小さじ1/4
米粉 50g
ココナッツオイル 50g
作り方
①りんごは薄切りにする
②アーモンドとオートミールをフードプロセッサーで攪拌する。
③粉状になったらマスコバド糖、米粉、塩、ココナッツオイルを加えて更に攪拌する。
クランブルのできあがり。
④タルト型にりんごを敷き詰め、③をかける。
⑤180℃で60分焼く。
⑥お好みでローアイスを載せる。
アップルクランブルのつくりかた動画
手順など、動画でご覧いただくと
イメージしやすいと思います。
寒い季節はアップルクランブルでほっこりと
アップルクランブルは温かい状態が美味しいです。
クランブルがさくさく
薄切りりんごはとろとろ。
ココナッツオイルとマスコバド糖が合わさり、
キャラメルのようなあまい香りが広がります。
アツアツのアップルクランブルに
冷たいアイスクリームはとてもよく合います。
シナモンパウダーをかけても美味しいです。
(シナモンパウダーは血流を良くして身体をあたためる作用があります。)
温かい紅茶にもよく合います。
簡単に作れますので
寒い季節にぜひあじわってみてください。
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