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動画【パラドックス#36】ギャンブラーのパラドックス!

古代ギリシャ時代から現在に至る多種多彩な「パラドックス」を解説する【パラドックス】シリーズを、YouTube チャンネル「高橋昌一郎」で開始した。お楽しみいただけたら幸い!

第36回「ギャンブラーのパラドックス!」

ある日、ギャンブラーがカジノでルーレットをしていた。このカジノのルーレットのルールは、玉が赤と黒のどちらのボックスで止まるかを予想して賭けるという単純なものであった。ルーレットには同じ数の赤と黒のボックスがある(実際のカジノのルーレットのように緑の「0」や「00」はないものとする)。

1ゲーム目の結果は黒であった。2ゲーム目も黒、3ゲーム目も黒と続き、5ゲーム目まですべて黒であった。ギャンブラーは、そのルーレットにイカサマ がないことを確認している。そこで彼は、次のように考えた。「5回連続で黒が出る確率は、1/2×1/2×1/2×1/2×1/2=1/32だ。次も黒が出て6回連続で黒となる確率は1/64、つまり1.5625%しかない。よって、次は98%以上の確率で赤が出る!

よし、次は赤に大金を賭けよう。果たしてこのギャンブラーの考えは正しいだろうか?

高橋昌一郎(監修)『パラドックス大図鑑』ニュートンプレス、pp. 126-127.

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