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動画【パラドックス#48】コンドルセのパラドックス!

古代ギリシャ時代から現在に至る多種多彩な「パラドックス」を解説する【パラドックス】シリーズを、YouTube チャンネル「高橋昌一郎」で開始した。お楽しみいただけたら幸い!

第48回「コンドルセのパラドックス!」

仲の良い3人組が、一緒に海外旅行に行くことにした。どこへ行きたいか3人で話し合ったところ、Aはニューヨーク、Bはウィーン、Cはパリに行きたいと主張して、話がまとまらない。

するとCが「このままでは決まらないから、多数決の勝ち抜きで絞っていこうよ。まずニューヨークとウィーンだったら、どちらがいい?」と言った。
この2ヶ所で投票すると、2対1でニューヨークが勝った。Cは「ニューヨークの勝ちだね。次にニューヨークとパリだったら、どちらがいい?」と言った。この2カ所で投票すると、2対1でパリが勝った。

Cは「多数決の勝ち抜きで絞っていったら、パリになったね。これは公平な投票の結果だから、3人でパリに行くことに決定!」と言った。さて、このCの考え方は正しいのだろうか?

高橋昌一郎『理性の限界』講談社現代新書、pp. 30-36.

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