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ドラマ「でっけぇ風呂場で待ってます」感想まとめ

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「でっけぇ風呂場で待ってます」全話感想です。 1万字以上ありますので、ごゆっくりどうぞ。 もし良ければ♥️スキいただけると嬉しいです。
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記事一覧

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第10話]

最終話『鵬の湯の日』脚本担当はシソンヌじろうさん。

ついに来てしまった最終話。色んなことがあって、でもあっという間。じろうさんの脚本でスペシャル感満載。
今回、かなり主演お二人の技量に任せる場面が多く、期待と重圧がのし掛かっていたのだろうな、と。個人的に端本夫婦の描き方を楽しみにしていたので、最後のシーンで端本妻(平田さん)が端本夫(野間口さん)に「ケンちゃん格好良いー!」と野次を飛ばしていてほ

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第9話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第9話]

第9話『松見の母ちゃんと光石研』脚本担当はかが屋の賀屋さん。(3回目)

いつもドラマを見終わって公式HPでタイトルを確認するのが一つの楽しみですが、今回はかなりストレートなタイトル。「母ちゃん」使いの(松見)芯さんっぽさと、もはやタイトルに入っていた光石研さん。「松見の」と入れているところが面白い。「母ちゃんと光石研」であれば、芯さん目線になるところで、松見の、と入れることでそれを見ている人目線

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第8話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第8話]

だんだんと話も後半になってきました。
第8話『お風呂の神様』空気階段水川かたまりさん脚本回。

前回の水川さん担当回は人情派の内容でしたが、今回はファンタジー。毎回思うところではありますが、本当に皆さんの才能の幅広さを感じます。1週目はキャラクター紹介、2週目でファンタジー(6話の未来が見えるようになる回とのシリーズ感もあり)、あと2話で終わりへ向かっていく形でしょうか。全体のバランスが良いとつく

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第7話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第7話]

第7話「銭湯の正しい入り方」
ハナコ秋山さん担当回。

ハナコ秋山さん2周目。構成的なこだわりとか、やりたいことだとかが前回との比較で分かって面白かったです。確かに、同じシチュエーションで複数話書くというのは(普段のコントなどでは)なかなか見ることができず、このドラマ企画の醍醐味だな、と思いながら見ています。もうそろそろ終わりが見えてきて寂しい。

最初に、登場人物たちが作った「銭湯の正しい入り方

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第6話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第6話]

第6話『60秒専門占い』
今週は賀屋さん担当回。ファンタジー回でした。

ファンタジックではありつつ、でも現実離れしすぎていなくて、良い回でした。1話完結型のシットコムが表すところの、素敵な「ある小さな奇跡の1日」になっていてとても楽しく、他の回に影響がでないバランス加減の良さも感じました。60秒という設定も、オチも好みでした。
前回は賀屋さんが冒頭から出ていましたが、今回は中盤から。主演お二人の

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第5話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます感想[第5話]

先週で4人の脚本家陣が一周し、今週から2週目。
『バレンタインの妖怪』シソンヌじろうさん担当回。

じろうさんの脚本が好きだからということも大いにあると思いますが、かなり好き好き回。個人的な長谷川さんのサービスショットもあり。(後述)
好きな箇所。オープニングに行くまで。セリフなし、若干ホラー演出。2週目だからできることだと思いますが、だからこそ2週目に持ってくる気概が素晴らしい。脚本を複数で書い

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第4話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第4話]

第4話「マニー・マイ・ラブ」空気階段水川さん脚本担当回。

今回、とてもとてもお話が好みでした。一つ一つの台詞が示唆的で、丁寧だな、と。初めて謎の屋根裏部屋が登場したということもありますが、セットをかなり広く使って場を埋めていたことが印象的。演出的な部分で他には、来客目線(水川さん目線)でのカットがあったことが何気に珍しいような気が。あとは長谷川さんのアップが多かったりなど、撮る角度を変化させてい

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第3話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第3話]

第3話「想い出は片付かない」
ハナコ秋山さん脚本担当回。

今回も面白かったです。登場人物が多くて、賑やかで良い。秋山さんの、岡部さんへの全幅の信頼を置いている感じや、自分は「手下」(公式には「流されやすい青年」とのこと)にする辺りとか、ゲストである3人のキャラクター付けが面白かったです。こう考えると、秋山さんはどちらかと言うと、出方としてはじろうさんに近い感じですが、今回は一人3話脚本を担当して

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第2話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第2話]

今週はかが屋賀屋さん脚本回。登場人物がほぼ固定で、書く人が変わることによるキャラクターの変化も含めてとても面白かった。長谷川さんばかり見ていた感想。

先週は北山さんが割合ツッコミという形で、今週は主演のお二人ともどちらかといえばボケという感じ。長谷川さんは全体を幅広くツッコミしつつ、ノリツッコミなどの自由形ボケというか、長谷川さんタイムがきちんと作られていた様な。先週のじろうさんの役は外部の人で

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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第1話]

(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第1話]

「演技が上手い」をどう表現しようか。いつもうまく言語化できずにもやもやしている。必ずしも書く必要はないのだが、誰かにとっては課金したりすることと同じように、好きな人について書き殴ることは、どこへも出せず、他に形を代えることができない「好き」の気持ちの発散であるように思っている。

と、これから書き殴ることへのの言い訳をした上で、シソンヌのお二人の演技が好きなので、「でっけぇ風呂場で待ってます」第1

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