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(見た記録)でっけぇ風呂場で待ってます[第2話]

今週はかが屋賀屋さん脚本回。登場人物がほぼ固定で、書く人が変わることによるキャラクターの変化も含めてとても面白かった。長谷川さんばかり見ていた感想。

先週は北山さんが割合ツッコミという形で、今週は主演のお二人ともどちらかといえばボケという感じ。長谷川さんは全体を幅広くツッコミしつつ、ノリツッコミなどの自由形ボケというか、長谷川さんタイムがきちんと作られていた様な。先週のじろうさんの役は外部の人で、今回賀屋さんは最初から入り込んで、話をどんどん進めていく役割だったのは面白い違いでした。長谷川さんのボケてからの〜(ツッコミ)の時、一回ふわふわっとした女の人みたいな話し方に変わるのが好き。謎のモヤに包まれた様な演技。挙げればキリがないですが、個人的には吉本新喜劇シソンヌゲスト回でも同じ様な話し方をされていて、「好きなやつ!」と嬉しくなってしまいました。(熊に腰掛けちゃうところです。あの場面はもう大好き)
そして、よく眼鏡をあげる動作をするのですが、これは眼鏡が本当に落ちてきていると解釈していますが、もしタイミングを計算していたらあまりに衝撃的なので、そう信じることにしています。じろうさんの演技は、全ての動作が計算されている感じがして、その集中力に驚き、感心してしまう一方で、長谷川さんはそういう偶然的な動作が入り込んでいる(ある意味本人の意識が入り込み続けている)というところが対照的で見ていて面白いな、と(信じることにしています)。あとは最後の大浴場に落とされる時の事故感。眼鏡の外れ方がもはや芸の極み。バラエティ番組みたいなアングルに切り替わるのが不思議な感じ。
そういえば、前回はじろうさんはお風呂入っていて、今回賀屋さんは入っていなかったりとかの細かい違いも。前回は「まいど様」入浴の下りで横の方でちょっと見せてたり、奥の浴場でしっとりのぼせてるところだったりとか、横の広がりとか、奥行を生かしているところが多くて、今回はカメラで撮る、スマホで撮る、という「近さ」を生かした場面が多かったのが印象的。3人がバーっと走り回る冒頭のところとか、「え?」を順番に言っていくところとか好きでした。

ドラマの感想を言っている人はたくさんいるかと思うので、今週も長谷川さんの話ばかりを。というのも、以前、映画「アクアマン」の感想を読んでいた時、ある俳優のファンの方が、「(自分の好きな俳優は)歩き方に少し特徴があるので、歩く場面が少ない役のお陰であまり気にならなくて良い役だった(アクアマンに登場するキャラクターの多くは海の中で暮らしていて、水の中に浮いている場面が多い)」といった旨の内容を書いており、同じ人を追いかけて見続けることでこのような視点が生まれるのか、と衝撃を受けたことがあるからです。
いくつも見ていく中で、特徴だったり、癖だったりが見えてきて、ただの好きではなく、せめてどの部分が好きなのか言えたら良いな、という個人的な思いです。
来週も楽しみにしています。(野間口さんの登場を待ち構えています)


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