テッシー

暮らし難い世の中が好転することを願いながら、書き連ねて参ります。私ごときの戯言でも、い…

テッシー

暮らし難い世の中が好転することを願いながら、書き連ねて参ります。私ごときの戯言でも、いつかお代官様の耳に届きますように…

最近の記事

働き方改革の先

 仕事の効率を図るために、どんなことにもマニュアルがある。  一番に出勤した人は①カーテン(ブラインド)を開ける。②窓を開ける。など、順を追って仕事が振り分けられている。新入社員でもすぐにできる。要は、マニュアル通りにやっていれば間違いがない。  その代わりに、足元にゴミが落ちていても、拾ってゴミ箱に入れる人はいなくなった。マニュアルにない。私の仕事ではない。無駄な労力は使いたくない。それとも、次の仕事、その次の仕事、、とマニュアルに追われて周りが見えないのだろうか。

    • 『自分らしく』

           〜歳を感じる瞬間〜  人にはそれぞれに時間の感じ方がある。 あっという間…と感じたり、長く感じたり、心地よく感じたり、、、  過ごし方によるのだろうか。年齢には関係ないと思う。如何に好きなことに費すか、生き甲斐を感じるか、である。  お気に入りの場所、お気に入りの音楽、お気に入りの料理、、、 現代社会は、一斉から選択へと形を変えている。心を病むほど寄せ付けない事象に、無理して合わせる必要はなくなった。学校がイヤなら無理に行かなくていい。給食がイヤなら食べなくても

      • 『古き良き時代』

         最近まで、あれも書きたい、これも書きたい、とノートを開けばペンが止まらない日々だったのに、このところ、テーマが見つからない。誰かに読んでもらおうと気負っているわけではない。格好良く決めたいと思っているわけでもない。むしろ、自分の気持ちを整理するために、素直に書いているに他ならない。なのに、ペンが進まない。何を見ても、何をやっても、題材が見つからないのだ。   私は平穏に生きているのか…   それとも無神経に生きているのか……  ステキな人、物、言葉などに出会って感動す

        • 『価 値』

           生活しながら、子育てしながら、パート勤めをしながら、、百万円貯めるのに、どれくらい年月が掛かるだろう。 生活するためには、最低限の必要経費が伴う。家賃、光熱費、食費、交際費、交通費、通信費、、書き出すとゾッとする。 切り詰め、節約しながら、僅かでも蓄えを残そうとガンバル。百万円が達成できたら、次の百万円に向かって、またガンバル。そんな底辺の生活をしている人がいるということを、頂点の人たちは知っているのだろうか。  百万円の束が十個で一千万円。 一千万円が十個で一億円

        働き方改革の先

          『プラスアルファの楽しみ』

           あくせく働き、  ちまちま倹約する。  もともとショッピングは好きな方だったが、不景気が続き、無駄遣いしてることに気づいた。若いときは、すぐに「疲れた〜」と、外食へ走ったが、最近は家で作ってゆっくり食べよう‥‥となる。 他所のお家は、不景気なんて全く感じないのだろうかね。いやいや、羨まない。うちはうち、他所は他所、である。  こんな私が大盤振舞いするのは、子どもとショッピングに出かけたとき。 支払いはもちろんクレジットカード。 「よかよか、それも買っとこう」とい

          『プラスアルファの楽しみ』

          『How to 老後』

           最近、よく見かけるようになった。 ファストフード店やカフェで、お昼どきを楽しまれている老夫婦。 仕事や子育てに追われているときは、ランチなんて、コーヒーなんて、しかも夫婦でのんびり過ごすなんて…と思っていたに違いない。  いやいや、待てよ、夫婦に限らない。老紳士が単独で来店されるパターンも。 本を読んだり、書き物をしたり、、。 あれは、写経か?小説か? 想いのままに、気の向くままに、文字を綴るのも悪くない。  定年退職後、じっと家にこもっての盆栽いじりは、大昔

          『How to 老後』

          『ネコッカワイガリ』

           姪っ子が赤ちゃんを出産した。 久しぶりに見る赤ちゃんは、とっても小さくてカワイイ。泣き声も「オンギャア、オンギャア」と可愛らしい。やれ、ミルクだ!オシッコだ!プッ、あっ、おならしたー!!!!と、何をしてもカワイイ!のだ。  姉夫婦も、ジィジ、バァバのデビューとなり、にわかに生活が一変する。全てにおいて、ベイビーファースト、赤ちゃん中心の生活になった。  休日が近づくと浮き足立つ。仕事こそやってはいるものの、それ以外のことは手につかない、という感じで孫のところにスッ飛ん

          『ネコッカワイガリ』

          『暴 力』

           子どもの頃から『人の悪口を言ってはいけない』と、教わってきた。これは、今も昔も変わらない道徳である。子どもという生き物は、ある意味、正直だから、空気を読んだり、気を遣って遠回しに、とか、オブラートに包んだり、とか、そういう作業は抜きにして、言葉を発してしまう。それが、言われた人にとって都合の悪いことであれば、『悪口』となり、それを口にした子は、『悪い子』と判断されることになる。 成長するに連れ、周囲の顔色を伺ったり、『良い子でいなくては』という気持ちも働いて、有りのままを

          『暴 力』

          『領収書』

           世の中は豊かだ。 エコだ、節約だ、と掲げても、都合の良い所でしか導線が見えてこない。  あの頃、固定電話は全世帯に普及していたのだろうか。皆が平等に、当たり前の生活ができていたとは思えない。貧しい地域もあれば、体調を崩して働き手を失った家庭等もあったかも知れない。水面下で喘ぎ苦しむ人々を尻目に、文明はどんどん進化していった。  固定電話の普及から暫くして、『ポケベル』なるものが出現。「ナニ、コレ?」と驚かされたものだ。数字や暗号を送ることで気持ちを伝えるという、メール

          『領収書』

          『十七歳〜思春期』

           『十七歳』が怖かった。 娘と息子を持った私は、十七歳という多感な時期を、どう向き合って行こうかと、ずっと考えていた。  どんな友だちとつきあい、どんなことに興味を持つのだろうか。母親である私と会話をしてくれるのだろうか。どうか、どうか、何事もなく、無事に通過してくれ、と願っていた。  私自身はどうだったのだろう。 十七歳…ジュウナナサイ… 両親を不安にさせるようなことが、一瞬でもあっただろうか。自分なりに分析してみると、あの頃の私は、まだまだ幼かった。学校では、ピ

          『十七歳〜思春期』

          『子育て』

           世の中は豊かだ。 ケイタイ、スマホの普及で、より豊かな時代に突入した。  少し前までは、子ども達を守る標語として『孤食を避けよう』と叫ばれてきた。共働きが増えてきた昨今、せめて一日の終わりには、家族で食卓を囲み、会話をしよう!と心掛けたものだ。  今や、子ども達は一人の時間を好む。一人でいても孤独を感じない。パソコンやスマホやゲーム機がある。一人でいても誰かと繋がっている。常に側にいるかのように会話ができる。グループラインやチャットなる機能で、複数の仲間との会話も成立

          『子育て』

          『アナログ』

           『アナログ』の使い方を間違えていたかも知れない。 俗に、新しいことに疎い人のことを『アナログ人間』と言い、古い物や古い事柄などをひとまとめにして『アナログ』と呼んでいた。  わりと一般的に、そんなイメージで使われているような流れがある。私もついつい便乗して使っていた。 「手紙」とか「文通」とか‥‥今はあまり使わなくなった言葉にビビッと反応し、『アナログ』という言葉と繫がる。言葉の遣り取りにヨコ文字がくると、カッコよく決まる‥‥そんな軽い気持ちで使っていた。  『アナ

          『アナログ』

          『 父 の 日 に 』

           父の病室を訪れた。「病院のメシはまずい」としきりに言うので、母は毎日、手弁当を持ってやって来た。そこへ私が合流したわけだ。  父はいつもベッドの上で本を読んで過ごした。もともと、動よりも静を好むところがあったので、じっとしているのも大して苦にならないように見えた。上げ膳据え膳のこんな生活もたまにはいいかな、、ぐらいの入院生活だった。 誰もがそう思っていた。  昼になると、食事が配膳される。母は病院食の横にお弁当を並べ、好きなものだけでも食べるように声を掛ける。食欲も湧い

          『 父 の 日 に 』

          『ツウといえばカア』

           気の合う二人組には、お決まりのフレーズがある。   『ツウカアの仲』だ。  二人組という括りで思いつくのは、まず、親子。それから、兄弟姉妹、友人、夫婦、恋人、師弟、同僚、上司と部下、、、などなど。 でも、血縁で『ツウカア』はあまり聞かない。赤の他人なのに、息がピッタリ!!ということがインスピレーションのような感じで、ウケが良いのかも知れない。  友人や恋人、夫婦だと、巡り会えたことに運命を感じるだろう。師弟や上司と部下の関係だったら、ちょっと緊張して「ツウ」と言われて

          『ツウといえばカア』

          『口は災いのもと』

           昔から気になっていたことがある。 男だから、女だから、と差別しない世の中になった今、ふっと思い出してしまった。 「男は損やね、男というだけで、重い荷物を持ったり、力仕事をしたり、そんな用事ばかり言いつけられる」と思っていたことを。 姉に話すと、「男と女は、生まれた時から骨格が違うんよ」とバッサリ。そうか、子どもであっても、男というだけで、一人分の腕力を保持しているのか。  昔の子どもは、生まれつきの体質にプラスして、野山を駆け回ったり、高い所から飛び降りたり、川で泳

          『口は災いのもと』

          『レジ袋』

           何年前からだろう。 地球温暖化が騒がれ、オゾン層が破壊されていると発表されたことで、世界中が危機を感じ始めた。一人ひとりの意識改革と小さな努力の積み重ねで、地球環境を変えて行こうという取り組みが始まったのだ。  その先駆けとして、まず掲げたのが『ゴミを減らすこと』だ。意識すれば誰だって出来る。国を挙げての事業なのだから、意識の有無を言ってる場合ではない。皆がやらないと始まらない。平成30年度におけるゴミ総排出量は、4,272万トンらしい。想像がつかないが、莫大な量というこ

          『レジ袋』