ラジオを放送して変わっていく、二人の女子高校生声優！『声優ラジオのウラオモテ』感想
声優のラジオ番組。
かくいう私も、昔、ハマっていたことがありました。
声優だからか、声が良い。
そしてその中にある、掛け合い。
堪能させていただきましたね。
最近だと、ラジオと言うよりも。
YouTubeといった動画配信サイトとかで。
たまに聞く程度になってしまっていますが。
皆さんは、どうでしょうか？
さて。
というわけでもあるのですが。
本日、ご紹介するライトノベルは、二月公先生の『声優ラジオのウラオモテ』（2020年２月刊行）です。2024年には、アニメ化も決定していますね。
ラジオって、良いですよね。ノスタルジーちっくで。
あらすじをどうぞ
今回もまた、「ＢＯＯＫ☆ＷＡＬＫＥＲ」さんより、あらすじを引用させていただきます。
ギャル＆地味子の放課後は、超清純派のアイドル声優!?
第26回電撃小説大賞選考会において、選考委員満場一致で２年ぶりの《大賞》を受賞！
電撃文庫が今とどけたい、青春声優エンタテインメント！
「夕陽と〜」「やすみの! せーのっ！」 「「コーコーセーラジオ〜!」」
偶然にも同じ高校に通う仲良し声優コンビが教室の空気をそのままお届けしちゃう、ほんわかラジオ番組がスタート！
でもパーソナリティふたりの素顔は、アイドル声優とは真逆も真逆、相性最悪なギャル×根暗地味子で!?
「……何その眩しさ。本当びっくりするぐらい普段とキャラ違うな『夕暮夕陽』、いつもの根暗はどうしたよ？」
「……あなたこそ、その頭わるそうな見た目で『歌種やすみ』の可愛い声を出すのはやめてほしいわ」
オモテは仲良し、ウラでは修羅場、収録が終われば罵倒の嵐！こんなやつとコンビなんて絶対無理、でもオンエアは待ってくれない…！
プロ根性で世界をダマせ！ バレたら終わりの青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!!
というわけで。
本日のテーマは、「声優のラジオ番組」となっております。
二人の高校生声優
まず始めに。
この作品には。
二人の女子高校生声優が登場します。
芸歴三年目で、新人としては崖っぷちの「歌種やすみ」（芸名）と。
芸歴二年目で、人気急上昇中の「夕暮夕陽」（芸名）の二人です。
二人とも、ラジオや他番組では。
「アイドル」として演技しており。
本当の「歌種やすみ」は、ギャルで。
「夕暮夕陽」は、根暗オタクという。
完全に対となる存在として描かれています。
そんな二人が。
同じ学校であるという理由だけで。
ラジオ番組をやることになる、といったことが。
話の大まかな流れとなっております。
この話の面白い所
まず声優の大変さが分かるところです。
もちろん、ラジオ番組を行うといった。
舞台裏を見ることが出来るのも。
面白さの一つですが。
なによりも。
駆け出しの声優が。
アイドルみたく。
歌やダンスを頑張るといった事を行うこと、それ自体が。
声優（？）としての大変さが分かる物語となっております。
また、この作品。
物語としての構成が非常に上手いです。
基本は、二人の女子高校生で話が作られていますが。
オタクの男子高校生によるミスリードや。
キャラクターの説明なんかが。
上手に作られています。
そういった意味では。
かなり書き慣れている作家様であると。
私は感じました。
この話の欠点について
最後の展開が、若干ご都合主義かなと思いました。
私的には、「なるほどな」といった。
話の落とし方だったのですが。
人によっては。
「そんな都合の良い話があるか！」
と、思ってしまいそうであったので。
ここでは、書かせていただきました。
最後に
この作品は。
お仕事ライトノベルというよりも。
二人の高校生が声優の仕事を通して、つながり合う。
青春小説だと、私は感じました。
声優のラジオに興味があっても。
興味がなくても。
ライトノベルとしての面白さは。
群を抜いていると思いますので。
ここでは、推薦させていただきます。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。
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