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お嫁さんが未来からやってきた!『未来から来た花嫁の姫城さんが、また愛の告白をしてとおねだりしてきます。』感想

もしもの話です。

もしも、あななたの目の前に突然。

未来からの結婚相手が突然現れたら。

あなたなら、どうしますか?

私なら。

「……何をいっているのですか?」

といって、相手の言葉を信じず。

そのまま警察へと連絡してしまいそうです。

だって、怖いじゃないですか!?

いきなり見ず知らずの人から。

「あなたの未来の結婚相手です」なんて言われるんですよ。

変な人だなと言う目線で見てしまいますよ。

という感じで。

私の場合。

何も、物語が起きないような展開になってしまいそうですが。

皆さんなら、どうしますか?


というわけで。

本日、ご紹介するライトノベルは、ニャンコの穴先生の『未来から来た花嫁の姫城さんが、また愛の告白をしてとおねだりしてきます。』(2022年12月刊行)です。

今回は、未来から何かが来るようですよ?



あらすじをどうぞ

今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。

──わたし、約束された勝利の嫁なのっ!

「ごめんなさい。あなたの想いに、応えてあげることができないわ」
片思いをしていた相手と同じクラスになり、嬉しさのあまり勢いで告白したものの、当然のようにフラれてしまった。
そんなどん底の気持ちで帰宅したボクを出迎えてくれたのは――。
ついさっきフラれたはずの相手・姫城冬花その人!?
でも、なんかちょっとだけお姉さんでセクシーな気もするし、なぜかウェディングドレスも着ているし……。
どうやら六年後の未来から来た姫城さん本人で、そこではボクと結婚しているとか言い出すし、なにか目的もあるらしく。
失恋した相手と未来で幸せな結婚をするための同棲生活が始まる!

未来から来た花嫁の姫城さんが、また愛の告白をしてとおねだりしてきます。(MF文庫J) - ライトノベル(ラノベ)│電子書籍無料試し読み・まとめ買いならBOOK☆WALKER (bookwalker.jp)


というわけで。

今回のテーマは、「未来から来た花嫁」となっております。


大体の概要を説明すると

高校生のマジシャン志望である主人公、王子白馬(おうじ はくま)は。

勢い余って、同じクラスの美少女、姫城冬花(ひめぎ とうか)に告白するも。

振られてしまいます。

悲しい気持ちを引きずりつつ、帰宅すると。

そこには、先ほど振られた姫城冬花の姿がありました

しかし、彼女を見ると違和感があります。

前に見た姿とは、若干大人っぽい姿になっていたのです。

彼女に話を聞くと。

何でも自分は、王子白馬の結婚相手であり。

とある理由で、六年後の未来の世界から来たことを話します。

つまるところ。

彼女は、六年後からやってきた姫城冬花その人だったのです。

そんな未来人の目的は何か。

どうして六年前の過去に来たのか。

理解が追いつかないまま、白馬は未来の彼女と共に、行動を開始する。

といった事が、話の内容になっております。



この作品の良いところ

アップテンポな会話劇だと思います。

話がするすると進んでいき、非常に楽に読書が出来ます。

またタイムリープ的な話のため。

そういったネタが好きな人に取ってみれば。

なかなか面白い話ではないかと思います。

キャラクターも立っており。

ヒロインやサブキャラクター達も、大いに楽しんでいる。

そんな風に読み取れる、ライトノベルであると思います。



この作品の欠点について

一巻だけでは、伏線が回収されず。

中途半端な印象になってしまうところです。

二巻を読めば。

話の全貌と。

どうして未来の花嫁がタイムスリップをしたのかの。

目的が分かるのですが。

そこまでの話を。

一巻でまとめて欲しかったかなと思います。

もしも、まとめきれなかったのなら。

前編・後編みたいな感じで。

まとめてくれれば。

なお良かったと思います。

そういった意味では。

あまりコンパクトさに書けているかなと。

そう思う所存です。



最後に

とはいうものの。

二巻まで踏まえた上での考察をするのなら。

ラブコメである上。

タイムリープ的にも中々面白いものであると思います。

とりわけ二巻になってからが本番です。

彼女の目的。

そして彼女がそのために未来からやってきた理由が分かるのですから。

話の流れと。

後半からの面白さで。

私は、中々に面白かったと評価させていただく作品となっております。


さて。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。

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