凸凹な二人のラブコメ!『この恋、おくちにあいますか?』感想
実は、フランス料理を食べたことはありません。
ポワレとか。
リオレとか。
テリーヌなど。
正直、ちんぷんかんぷんです。
ですが。
食べたなら。
きっと。
口がとろけるくらい。
美味しかったりするのかなと。
思う次第であります。
皆さんは、フランス料理、食べたことはありますか?
というわけで。
本日、ご紹介するライトノベルは、優汰先生の『この恋、おくちにあいますか?』(2023年12月刊行)です。
いつか、フランス料理。食べてみたいなぁ……。
あらすじをどうぞ
今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。
というわけで。
本日のテーマは、「凸凹な二人のラブコメ」となっております。
夢がある主人公
さて、この作品。
不良であり、授業中でもピアスを付けている主人公。
君波透衣(きみなみとうい)を視点として。
物語は進行していきます。
彼には、夢がありました。
それは、バイトで働いているフランス料理のレストランで、シェフになること。
どこまでも真っ直ぐな主人公でしたが。
そこに転機が訪れます。
レストランのオーナーでもある。
主人公の父親からの、突然の「レストランの閉店」。
そしてそのレストランを売る相手。
それこそ、父親の友人でもあり。
学校一の美少女でもある。
白姫(しらひめ)リラの父親でもあったのです。
そんな父親の友人は、交換条件を出してきます。
レストランをもらう代わりに。
主人公に、会社を継いで欲しいと頼むのです。
親族になれば、それは簡単だと説明します。
そして、つまるところ。
それは、白姫リラと結婚するということでもあったのです。
シェフになりたい主人公は、当然、反発し、その場を後にします。
一人になった主人公でしたが、そこへ白姫リラが現れます。
二人は、そこでお互いの気持ちをぶつけ合い。
そして、白姫リラが、突然、主人公にキスをして――。
というのが、話の大筋となっております。
この話の面白い所
二人の関係性の進展が面白い所です。
どこまでも真っ直ぐな、君波透衣と。
すべての人に好かれたい、小悪魔系女子、白姫リラとの。
ラブコメになっており。
最初は、リラとの下僕的な関係から始まるのですが。
段々と、主人公が改心していき。
リラに対して。
弱みを見せていくシーンには、グッときましたね。
あと、キスのシーンですが。
中々に、ニヤニヤできる描写がなされていると。
私は、そう思いました。
この作品の欠点について
主人公の問題解決が、暴力なところです。
この二人には。
様々な問題が降りかかってきますが。
どういうわけか。
結局の所。
主人公の暴力で、それが解決されるのが、大半です。
改心する描写を入れるくらいなら。
もっと、別の方法で解決した方が。
私的には、よかったのではないかと思いました。
あと、この作品。
一巻だけの範囲で言いますと。
主人公の父親と、友人が、最初の方にしか出てきません。
せっかく出てきたのですから。
もう少し、主人公と絡んで。
主人公の「壁」としての存在感があってほしかったと。
私は、思いました。
最後に
とはいっても。
最近のライトノベルで起きている。
ラブコメブームに乗っかっているような気がする、本作です。
中々に、イチャイチャしているため。
本書を読んで。
ニヤニヤしたい人にとっては。
うってつけでは、ないでしょうか。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?