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☆学級経営55☆「自由な学びの場」で自治的な学びを広げる

社会にはたくさんの学びの場があります。今や、家にいても簡単に様々な学びに触れることができます。オンラインでの学びの場も以前より当たり前になってきています。

体ごと外に飛び出しても、対面での学びの場も復活してきたことで、街には学び場が広がっています。各地で様々な講座が開かれていたり、本屋や図書館などの公共施設に行けば学びたい人が学ぶことができるわけです。

まだ見つけていないだけで、身の回りには無数の学びの場があるのだろうなあと感じます。

広く捉えれば、子どもにとっては全ての場所が学びにつながっているわけではありますが、学級においても、自治的な学びを広げるために、意図的な学びのスペースを設けることは効果的であると思っています。

係活動などで、各係がお知らせしたり、成果物を掲示したりする場を設けることは多いのではないでしょうか。その場が、子どもたちの手によって生き生きと持続していけるように、環境を整え、見直し、改善していけるように調整することは教師の役割の一つだと思います。

だれでも自由にスペースを活用し、学びを提供することができる。立ち寄りたいときに、ふらっと立ち寄って学ぶことができる。受け取ることも提供することも気軽にできる。

その分野にくわしい子が知識を分け与え、他の子も高まっていく。分け与えられた知識から、興味・関心の輪が広がり、その子も調べたり実践したりする気持ちにつながり、それをまた仲間へと広げていく。

ひとりひとりの興味・関心や得意なことを生かして、自分たちで学ぶことを循環させていく。そんな自治的な学びの場があるといいなと感じます。


ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは。