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とある委員会
2022年12月13日 00:06
みなさんこんにちは! あたし、下まつ毛バチバチギャル・佐鳥! 突然ですが、みんなに聞いてほしいことがあります。それは、あたしの隣の席の新村くん─―心の中でシンシンって呼んでるよ!──がカッコよすぎるってこと! 最初は正直、メガネだし地味だし、話とかツマンなそ〜って思ってたんだけど、あたしの目、なんだっけ、シンビガン? が腐ってた。ちょっと長い前髪に隠れてる目の形とか、菅田将暉みたいなツンとした鼻と
2022年12月12日 23:58
金色の折り紙、おもちゃのゆびわ、ケーキの上のアラザン。小さい頃からずっと、キラキラしたものが好きだ。ジルスチュアートのリップ、ビジュー付きチョーカー、ヴィヴィアンのピアス。 いわゆる「地雷系」と呼ばれるファッションを身に纏って、夜の街を歩く。世間は二日後に来たるクリスマス・イブに向けて浮かれまくっている。ルナはそれが嫌いじゃなかった。街は大きなツリーやイルミネーションでこれでもかというほどキラ
2022年11月6日 01:36
「サービスだよ」「え、サラからハグって激レアやん……明日は槍でも降るん?」「……」「無視はよくないな」 ぎゅう、と抱きしめた。私は意地っ張りで、ついこの間もレンと喧嘩したばかりだ。レンを前にすると、いつも以上に素直になれない。 私たちは幼馴染で、何をするにもずっと一緒だった。おままごとをして遊んだり、砂場でおやまを作ったり。17歳になった今、さすがにそこまで幼稚な遊びはしないけど、た
2022年11月6日 00:31
「人間、これはなんだ?」「スマホだよ。遠くの人と連絡が取れたり、調べ物ができたりするの」「ほう……薄くて軽いのに、便利な板だ。そんな機能を併せ持っていたとは」「板って……ナーガの世界にはこういうのないの?」「主な連絡手段は手紙だ。調べ物は蔵書室へ」「意外とアナログなんだね」「あなろぐ」 長く尖った爪でコツコツと画面を叩いているのは、ある日突然異世界からやってきたナーガと名乗る青年だ