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『言葉と歩く日記』多和田葉子著:日本語とドイツ語で書く作家による言語考

日記形式で、ベルリンに住みながら海外でも朗読や講演を行い、劇場などにも行き、人々と出会い、思考を重ねる様子を記す。

「言葉と歩く」とあるように、移動しながら言葉を紡ぐ。

自身の日本語の小説を初めてドイツ語に翻訳する時期に集中的に執筆された。

母語・第1言語のほかに言語(外国語)を学び使うとどんなことが起こるのかが、言語のプロの視点から垣間見える。

解像度は違うだろうが、「わかる」と思うことも多かった。


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