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zephyr
2023年2月24日 22:18
薄明に魅せた花は青白くその照らされた様は水中花の如く永遠に幻のまますみれから翡翠へ流れゆく無色から派生した白昼夢胸の内に秘めたまま微かに、髪がなびいた清い風は素知らぬふりをして一粒の、ちいさな青をおとした青白い光は瞼に触れるそれは泡沫(うたかた)
2022年10月27日 01:03
セピアの記憶と重なり懐かしさをおもい暮れていく空を眺めていた あの時間浮世絵のように趣のある 山々達色は薄れど 遠ざかるほど輝く金色の造形崇高なる大地の美しさは頭を空っぽにさせて心だけを 満たしてしまってそれらを前にして何もできることはなかった
2022年8月29日 23:07
うたたねして私、目が覚めたら夢の中ゆらゆらと時折差し込む光が一筋白は時間を掛けて白銀へと変わってゆっくりと弧を描く様に夜の手前、夕暮れの先の色の下で泡となって、それから消えましたそのまま体を預けて浮かんでいれたらいいのに、と願ってしまう程に。
2022年8月13日 18:09
溶けた蝋がゆっくりと流れていくのが好きぼんやりと照らされた追憶の光は睫毛の影をなぞっている、安堵と空虚相反する心の鼓動を知っているようにゆらゆらと灯った
2022年8月5日 00:46
天使の気まぐれな声音がくすぐったいながれる雲と風がどこまでも柔いなんてね、ひかり、ひかりがすぐ側にまできたのは秘密にしていて色を忘れないで、香りを覚えていて、かさねて、どうかそのままで
2022年6月22日 23:37
美の象徴を見てしまったの何ものにも代え難い星々とラピスラズリの夜且つそれは一筋の天使の光でありおとぎ話のヴィーナスでありロマンチスムに溺れるポエムの様終わりの果てには背を向けて私は神秘に誘われたまま消える月を惜しむようにそれを見つめた #私の作品紹介
2022年4月25日 21:50
生きている私は今日この時間を生きている私の肌をみれば透けた管を伝いとくとくと流れているのを感じる陽を浴びればじんわりと体が温まるのを感じる風が吹けば花々や木々の命の香りを感じる空を仰げば青い朝から 紫の夕暮れへの色づきを真っ白な雲が視界の端から 端へ流れるのを揺れる薄水色の水面足元には咲いたばかりの蒲公英幸せを祈る鈴蘭を胸に抱いて大地
2022年2月5日 00:25
朧げなまま遠くで聴こえました音は粒となってくっきりと影を孕んだ弧は記憶を辿るようにして消えるとこの世のものであってこの世のものではない幻想であって幻想ではないそれなら私は片目を瞑ろうと誓いましたこころ心が鼓動します雲が風がどこかへ空が開けたのです空には底があると信じたむかしはいつ?歓びおよび哀しみが私に囁くのです息をするのも忘れて私は